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滑川町福祉センター(仮称)の図面資料が出されました。その1_金額とスケジュール

2024年2月5日(月)、滑川町議員の集まる全員協議会で、福祉課より説明がありました。12月議会では約1億8000万円くらいと説明されていましたが、ここではっきりした金額が初めて示されました。
設計含め、建設費として約2億1500万円の施設と予定されています。

設計工事費〈予定〉 2億500万円
設計・施工管理委託料 962万5千円
スケジュール〈予定〉 2024年7月着工
           2025年4月 開設

予算額

 この建設計画は、大塚町長の公約に基づき実施されるそうです。
選挙時のチラシには、「福祉センター建設 見込み額 2750万円」「超高齢化社会を見据えて、福祉活動拠点として新設する。社会福祉協議会と連携し事業展開を図る。」と書かれています。大塚町長は選挙前は、滑川町の社会福祉協議会にお勤めでした。

 私は、公約イコール町の施策ではないと考えています。「社会福祉協議会の入る場所を新設することが、滑川町の施設整備優先事項であるかどうか」を、まず議論して決めるべきと考えています。「議論」とは、町民の意見を聞き、関係機関・利用者の意見を聞く過程を経て、意見を施策に盛り込むことです。議会では、質問に対し十分に説明をし、重大な疑義には解決策か妥協案を示しながら計画を進めていくことです。
 議会では、執行部(役場の課長)から「町長の公約に基づき」と発言があります。大塚町長は、執行部と相談の上で決定しているそうです。審議では、議員の賛成多数で可決されていきます。おそらく、賛成する議員の方々は大塚町長を支持しているのだと思います(有権者のみなさまは、議員に聞いてみる機会があれば聞いてみてください)。ここには、町で生活する人の声が不在のように感じます。

 私は、福祉センター新設計画には反対しており、議会で質問・意見も述べています。疑問の意見を述べている町議員は私を含め3名、他の議員の方々の賛成で進んでいきます。
 福祉センターを進める理由は「公約だから」だそうです。
仮に公約どおりに進めるのであれば、公約では2750万円、現時点での予算額は2億1500万円。約8倍です。この差は、何によるものなのでしょうか。
 

滑川町長選挙ビラ 2022年9月11日投票日

スケジュール

福祉センター計画は、今年2023年9月に補正予算で出されました。設計施工管理料1500万円。2023年3月の議会で、来年度〈令和6年度〉予算希望として建設工事費だけで約2億500万円が出されます。これが、賛成多数で通れば、建設が進みます。

その前に、2月にパブリックコメントが実施されます。ご意見がある方は、ぜひコメントを入れてください。

滑川町(仮称)福祉センター建設計画

 それにしても、この計画はB&G財団のスケジュールに従って動いていると感じます。議会での審議(補正予算の審議と賛否)より先行して、B&Gへの助成金申請が進められていました。議会説明ではB&G財団の助成金がとれたのだから進めるという論調と感じていたので、私は議会で「B&G財団の決定と、議会審議でどちらが優先するのか」と聞いたところ、福祉課長は「議会が優先する」と答弁されました。
 このスケジュール表を見ると、B&G財団が左側にありスケジュール上の重要さが読み取れると私は感じます。



滑川町へ意見のある方、連絡先は下記のとおりです
電話:0493-56-2211(代表)
   0493-56-2056(福祉課)
メール:https://www.town.namegawa.saitama.jp/cgi-bin/inquiry.php/14?page_no=2099

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