巻末コメントの苦しみwith自意識

ちょっと連載についての辛いことなんですけど、
わたくしゲッサンという雑誌で連載させていただいていまして、雑誌というのは巻末に作者のコメントを載せる風習があるんですね
それ自体はめっちゃ良いですよね SNSやってない先生の近況知れたり、その号に載ってる話の裏話語ってくれてたりしてファンからしたら嬉しいものです
ただそのコメント、自分の場合はメッセージで担当編集に「『新連載ですよろしくお願いします!』って感じでお願いします!」っていう風なやりとりで決定してるんです

問われる媒体がどうとかじゃなく、辛くない?
Twitterとかnoteみたいに、全世界の人に自分が話したいこと話す感じで、担当編集さん個人にそれを送るんです 想像してください 恥ずかしすぎますね
作者のプライベートなんて興味のない担当編集に、くだらない近況を送りつけてんだ 無理やりそれの感想言わせてんだ 羞恥プレイだわ
確実に反応が返ってくるのを見越したツイートほど恥ずかしいもん無いんです
全世界に投げて、刺さる人がどこかにいればいいなと思ってツイートするものを、直でたった一人に投げつけるんです
言うなれば客が一人の一人コント あなたが笑ってくれればそれでいいなんて言えば聞こえは良いが、客の気持ちを考えろ 気ぃ使うわ そしてこっちも気ぃ使われていることに気ぃ使うわ
このnoteだって、貴方が今この続きを読まないという選択をとることは可能ですが、いきなりLINEでこの長文送られてきたらどうですか?
「あっ何か返事しなきゃ…どっかの文を引用して印象的ですねって言わなきゃ…」ってなりますよね
必ず全部読んで必ずコメントしなきゃならないとか嫌ですよね こちらも貴方の立場なら嫌だし、LINEで送るなんて恥ずかしいことは出来ません 
読切や新連載ならそのことについて言えば良いけど、一人に投げつけても恥がない内容なんて流石になくなってくる いや3話目の時点でもう無い 無いんです

と言うことで、今月の原稿渡すときにメールに一緒に添付することにします
最初からこうしとけば良かった
本気で毎月忘れるので、忘れないように記します

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