【癒しの風景】夏　タスマン海を臨む山に登りどこまでも広がる海を眺める

朝早起きして暗いうちから車を走らせること3時間、ラグランという街に着きました。世界中のサーファーが集まる小さな街。この街にカリオイ山という山がありここが私たちの今日の目的地です。
はじめてこの山を登って以来、もう何度ここを訪れたかわからないくらい登りました。タスマン海（ニュージーランドとオーストラリアの間の海）を背にして登っていくので、振り返るとどこまでも広がる海がいつも見えています。草原の急な登りからはじまり、深緑の美しい森、鎖場のある急登を経て絶景が望める稜線に出ます。ハミルトン方面にはどっしりと大きなピロンギア山、眼下にはラグランの街と複雑に入り組んだ入江、そして絶えず打ち寄せる長い波。北側の砂浜はもはやどこまで続いているのかさえわからない位長く続いて空に消えています。南側の海岸線をたどると綺麗な円錐状のタラナキ山が薄っすらと確認できます。そして広大なタスマン海。素晴らしい景色が疲れた体を癒してくれます。
この往復6時間位のコースは私たち家族にとっては結構ハードな山登りで、家に帰れば何日か筋肉痛で動けなくなるほどですが、不思議とまた登りたくなる山なのです。