ほんとは言いたい!

有吉さんやガッキーの結婚と、衝撃的で明るいニュースが飛び込んできた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。

今日は私の悲しかった話について書こうと思う。暇な人だけでいいから読んでほしい笑


私は軽音サークルに所属する大学3年生である。私は今年、その軽音サークルの代表を務めることになった。代表は例年、3年生の投票にて表が多かった人物に前代表が合意を取り、決めるといった形である。私はその票数が1番多かったのだが、その票の内わけというのが

4票 私   4票 A君   3票 B君   3票 C君

と、見事にばらけたのである。こういった場合は、引退する4年生の見識で誰にするか判断するのだが、A君より私の方が縦のつながりがあるからという理由で私に代表をやらないか?という話が舞い込んできたのである。皆さんはこの票の開示を見て代表をやりたい!と思うだろうか。私はこんな誰でもよさそうな結果を見せられて代表になりたいとは思わなかった。これで代表をしても正直気分が良くない。もともと楽しむためにサークルに入部したのに責任や仕事が生じる代表という役職は票数を度外視してもやりたくはなかった。そのため、1度は「サークルが楽しくなくなるから」という理由で代表の件を断ったのだが、前代表の「思ってるほど忙しくないで」という言葉、そしてコロナの影響もあり今年はどうせ大した活動もできないだろうから、履歴書に書ける内容も増えるし、といったしょうもない理由で代表の件を引き受けた。しかし、これが地獄の始まりだった。

私のサークルは今年度、代表、副代表、会計、機材係、旅行係等の役職を含め、計8人の幹部で今年度は活動することとなった。代表になると、まずは仕事、SNSの引継ぎを行った。そして、すぐに新入生歓迎会の話が入ってきた。私は新入生歓迎会のためのビラを印刷してもらうため、例年お世話になっている旅行代理会社(?)に連絡を取り、100枚のビラを刷ってもらうことになった。わざわざ往復1時間かかる本社へ行き、旅行代理会社さんのコロナの愚痴を約1時間ほど聞き、100枚のビラをリュックに入れて帰ってきた。そして迎えた新歓当日、新歓は大成功に終わり、最終的には60人ほどの新入生が入ってくれることとなった。その後は新入生に活動を見せるため、新入生歓迎ライブというのを開催することとなり、同じ大学の軽音サークル3サークルと合同でライブをすることになる。この合同ライブというのがまず日にちを決め、それから出演者を募り、出演者と参加者をLINEグループに招待するという流れであったのだが、非常に面倒くさかった。各サークルの代表で構成されたグループで毎日タイムテーブルや、参加人数によるコロナの不安、当日何時に集まるか等が毎日議論された。その裏で、新歓に参加できなかったが入部を考えている新入生からのSNSでの連絡が絶えず来ていた。それらの返信、そして私自身も演者で出演するための練習、授業、バイトと、忙しい日々が続いた。途中でサークルを辞めようかと思うくらいには大変だったが、何とか頑張って当日を迎える。当日はコロナ禍にもかかわらず、約70人は来ていたと思う。ありがたい限りである。客はマスクの着用を徹底し、お酒の提供もNG。各サークルの色を出したライブは大成功に終わり、ライブハウスも20時きっかりに全員が退出した。非常に楽しい空間だった。


次に代表に待っていたのは面倒な書類であった。それは2021年度活動継続届、課外活動申請願の2つである。たった2つと思うかもしれないが、2021年度活動継続届というのが新入生約60名の学籍番号と名前性別年齢を手打ちしなければならない、心理学を専攻している3年生にとってはシンプルに面倒くさい作業、そして顧問、代表、副代表、会計の名前住所連絡先を記入しなければならないというそれぞれに連絡を取らなければ記入できない面倒くさすぎる内容である。さらには課外活動申請願というコロナ禍であまり大学に足を運ぶことのない顧問の先生に捺印をもらう必要がある、そして活動予定の施設の住所と電話番号、コロナ対策のガイドラインを印刷して添付するというクソ面倒くさい書類だった。普通に考えればこのような書類は他の幹部に任せて代表自身は出来上がったその書類に目を通し、OKを出すだけの仕事であったと思うが、私のサークルに書類係などという役職は存在しない。旅行係や機材係にこの業務を押し付けるのはお門違いだろうと考えた私は、自分でこの業務をすることにした。理由はほかにも幹部に書類を送ってこれをこうしてなどと指示するのが面倒だったというのもある(明らかに自分でやる方が面倒なのだが)。これがもう大変だった。60人の名簿は打ち込んでいる最中に時給も出ないのに何でこんなことをしているのだろうと考えてしまうほどであった。堅苦しい文面でアポを取った顧問の先生にようやく捺印をもらい、締め切りの迫る中やっとの思いで私は2点の書類を提出したのである。この裏でも新入生の入部したいというSNSの連絡は鳴りやまなかった。忙しそうにしている私に「仕事振ってくれればやるよ!」と言ってくれた幹部も、私が頼むと「その日は予定があって、、」などと、全然積極的に手伝ってはくれず、結局入部届をもらうためだけに往復1時間かかる大学へ行ったことも多々あった。

そして次にやってくるのは私の団体主催のライブである。新入生にコロナ禍でも我々は活動するぞ!という意思を示すべく、主催ライブの計画を立てたのだ。すぐにライブハウスの予約を取り、出演者の募集をかけた。出演するバンド数は8~12と例年通りの予定でタイムテーブルを組んでいたのだが、募集締め切り最終日の出演バンド数は私を含め5バンド。悲しい限りである。私は部員みんなののバンド演奏のために忙しい中顧問にアポを取り、ライブハウスのコロナ対策ガイドラインを印刷し、名簿を手打ちし、授業も無いのに新入生の入部届をもらうためだけに往復1時間かかる大学まで徒歩で行って部員を増やし、活動許可を得たのだ。こんな仕打ちはないではないか。

結局、バンド募集の締め切りを延長し、バンド数は2つ増えて7バンドとなった。当初の予定よりは少ないが、仕方ない、まあ大丈夫だろう。そう思っていた中、対面授業のため大学に行くと、副代表に会った。副代表は私の多忙さを理解してくれる数少ない理解者である。副代表は私のカバーしきれない部分を代わりにカバーしてくれている、私に理解のある頼れる副代表である。その副代表としゃべっていると、久しぶりに彼女は同期の部員(D君)と会って話す機会があったという。その会話の内容がとても残念だったと副代表が話すので、どんな内容だったのか聞いてみると副代表は教えてくれた。


副代表 「ウエハースくん(私)、すごく忙しくてもう代表どころかサークル辞めたいって言ってたよ」

D君  「やめたいって(笑)、まだ2か月くらいだろ?大した事ねえだろ(笑)。」


「私これ聴いて悲しくなった。」と副代表が言うのである。私も悲しい笑

こんなにサークルのために身を削って尽くしてきてこの仕打ちかと、、そして、主催ライブに演者として参加しないというD君に副代表は「どうして参加しないの?」と尋ねたそうだ。するとD君は

「モチベが上がらないから。」

と答えたそうだ。私は「確かになぁ。」と強がっているわけではなく、そりゃそうだよなと思った。すでにある音楽をコピーして披露するというサークルの活動性質上、自分の好きなバンドをコピーしようと思わなければ演者として参加したいとは思わないものである。私自身そのことはよく知っている。


しかしだ、私はこのサークルの部員のためにあのクソ面倒くさい書類を提出したわけだ。身を削って。本当に「なんだこれ慈善活動か?」と思うほどに私は大変だったわけだ。


ひどくね?????????????


確かに私の行ってきた活動は平の部員には伝わっていない。とはいえ無知は罪である。こうして私を苦しめるのだから。私は本当に悲しかった。みんなのために尽くしてきたのにみんなはそれを拒否するのだと。正直合同ライブの当たりで忙しすぎて私はうつっぽくなっていた。DSM-5のうつの項目はほとんどあてはまっていただろう苦笑。それでも無償の愛を注いできたのにこの愛は受け入れられなかったらしい。そりゃあ知らなければそうだろう。私もそうだし。でもしんどいなぁ。なんて思っていた。


話は変わって最近、同期と麻雀を打った。私は麻雀が大好きで、あまり麻雀を知らない同期に頑張って麻雀を教えて、一緒に打っていたのだ。そんな中、同期の一人であるE君が。婉曲に私を鬱野郎的なことを半笑いで言ってきたのである。もちろん鬱野郎といった直接的な表現ではなかったが、同じような意味合いで言ってきたのだ。ちなみにそのE君はサークルの同期であるが、主催ライブには出演しない。私はその場では笑いながら「誰が鬱野郎やねん」的なことを言ったが、内心は

「お前らのせいやろ!!!!!!!!!!!!」

と思っていた。ほんとはそう言いたい。

「俺が頑張ってんのにありがとうもないんかい!」「労えタコ!」「麻雀覚えろ!!」「金ないんだったらバイトしろ!」「誰か助けろ!!!」「彼女欲しい!!!!!」「俺が誘うのは珍しいことなんだから絶対来い!」「なんで競艇は興味ないねん!!」「鬱野郎にしてんのはお前らだ!!」「こっちは母親に電話して泣いとんねん!!!!」

などと、普段から思っていても口にすることは無い心の叫びが身体中を暴れ回っていた。


今日はこんな悩みを相談しようと前代表に連絡を取ってみたのだが、映画を見に行っていたらしく、コロナで居酒屋が閉まる20:00を過ぎて返信が帰ってきた。そうだよね、映画面白いもんね。といった精神的に参ったときに出てくるメンヘラ思考回路が機能した。私にはもう1人、頼れる先輩がいる。その先輩はこの春から社会人となった。そのため、平日、ましてや水曜の夜に後輩のお悩み相談など、失礼極まりないのではないか?と思った私はその選択肢を破棄した。本当は話を聞いて欲しいのだが、1度その選択肢を破棄してしまうと破棄する理由はいくらでも出てくるものである。


結局私は酒とラジオで気を紛らわせ、多摩川まで散歩するのであった。


これを読んでくれたあなたには人にやさしく、人にやさしく生きて欲しいなと思います苦笑。




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