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配信と現地のLIVEは何が違うのだろう...?いつの日か思った素朴な疑問がやっと解決した気がしたんだ。

音楽は楽しいものであってほしい。
それは”みんな”のではなく。
“自分ひとり”の、楽しいものであってほしい。

(あけましておめでとう。今年と、fun time HOLIDAYが始まります。  2012.01.30 UPより)

昨今の状況により、
現在のエンタメは、
無観客開催の配信LIVEが
主流になりつつあります。

自分の場合も、ここ1年で
様々な配信LIVEというものを
観てきました。

アコースティック
テーマのLIVEだったり、
事前にファンから募集した
画像をLIVE会場のスクリーンに
映し出すといった「繋がり」
意識したLIVEだったりと、

普段現地では観られないような
側面を観ることができる
のがオンラインならでの
醍醐味なのかなと思います。

ですが、ハッキリいって
僕は配信LIVEをLIVEとは認めていません

言い換えると、
配信LIVEと現地のLIVEは
別物
だと考えています。

それはなぜなのか?

今回は
配信LIVEと現地LIVEの
違いに触れながら
ファンがLIVEに求めることは何か?
をテーマに書いていきます

今回は客観的な視点ではなく、
主観的に述べていくので、
これ合わないなと思った時点で
読むのを辞めていただきたいです。

配信LIVEと現地LIVEの違い

結論から言うと、
配信と現地の大きな違いは

非日常的体験ができているか?
        と
お客さんがいるかいないかです。

おいおいおい、と。
こんだけ引っ張ってきて
なんだと思えば
当たり前のこといっているじゃないか。

そう思う方いると思います。
ですが、この当たり前の違いこそ
重要なのです。

まず、非日常的体験ですが、
現地のライブでは、

⚫︎LIVE前日からの緊張感
⚫︎LIVE当日の物販
⚫︎LIVE前のファンとの交流
⚫︎会場入りする際のチケットもぎり
⚫︎会場で流れている曲たち
⚫︎ざわざわしている雑音
⚫︎会場の音が大きくなった後、
暗転しいよいよはじまるんだ...!!!
と言ったワクワク感
⚫︎LIVEの演出、音響、演者の表情などなど
⚫︎LIVE後の「推ししか勝たん」「今日からたんおしです」等々嘘800発言
⚫︎LIVEの余韻に浸って就寝

ここまで全て含まれています。
でも、配信ライブは

推しの表情やオンラインならではの
演出はあるにしろ、上であげた項目を
ほとんど満たしていないのです。

果たしてこれをLIVEと言って
良いのでしょうか?

私的意見ですが、
配信ライブを最初から最後まで
ずっと同じ位置に座って
見続けたことは一度もないです。

母親に呼ばれたり
宅急便がきたり、
暗転する時に自分の顔が見えたり、
救急車の音が聞こえたり

などなど...
非日常から日常に戻されてしまうんですよね
なので、配信LIVEを観ている時は、
BDのような円盤を見ている感覚になって
観ています。

次にお客さんがいるかいないかですが、

丁度水曜日の21時半〜深夜2時半に

DIALOGUE+というアーティストに
携わっているプロデューサー
田渕智也さん、野島鉄平さん
振付師の沢口かなみさんの3人+
メンバーの飯塚さん・稗田さんを
加えた計5人でLIVEの総評・反省会する

Zoom配信が5時間あったのですが
(後半はカオスだった)

その中で、田淵さんがお話ししていたことが
しっくり来たので共有させていただきます。

バグらせる・サプライズを用いて現実にひきもどさない
ように構成を考えている

非日常体験をお客さんにさせるために、
あえて音響をいじったり、脳をバグらせるテクニックを
使っていることを知った時は、凄いなと驚愕でした。

有観客と無観客でセトリを変更している

これは驚きでした。田淵さん曰く、
無観客ならではの良さ・有観客での特別感を
演出するために、セトリは緻密に考えられている
そうです。

緻密に考えられているセトリにより、
非日常的体験を加速させていますね。

そして配信と現地の違いについて
田淵さんはこう言っていました。

LIVEで仕上がってる姿をみせることがすべてではない。
演者が楽しくてしょうがない表情を
現地でお客さんに見せてくれた方が何倍も応援したくなるでしょ。
もし無観客だった場合、カメラの先にいるお客さんを想像しなければ
いけないから、本人たちは心から楽しめるか疑問です。

これですよ!これ
言いたかったことは!!!

私たちがLIVEで求めていることは、
配信のような完璧なLiveではなく、
いい意味での不完全さを求めているのです。

お客さんがいることによって、
普段絶対しないような歌い方やアレンジをしてくれる。

ファンは特別感を覚え、演者は心から楽しめる。
やっぱりLiveは対面じゃなければ駄目ですね

まとめ

今回私が伝えたかったのは、
現地のLiveが良いよね!ということでは
ありません。

どちらの形式にしろ
貴方が満足しているかどうかです


自分自身が楽しめなければ
エンタメとして成立はしない。


なので、今一度LIVEを楽しめているかどうか
考えるきっかけになれば嬉しいです。

最後になりますが、
田淵さんのブログを引用して
締めたいと思います。

ここまで見ていただきありがとうございました。



音楽はなんのためにあるのだろう。
それは自分の人生を彩るためのものだと、
思い続けているのです。

じゃあ自分にとって大事なものが、
隣のあいつと同じである必要ってあるんだろうか。

大きな何かに全てを任せて、
自分の大事なものが失われる事って、ないだろうか。

自分に問いかけて「それが一番だ」と出た答えなら、
どんなものであれ素晴らしい事なので、
色んな形があると思うのだけどね。
それを伝えるために僕たちは音楽を放つし、
ライブをやるし、fun time HOLIDAYをやってきました。
どうかどうか自分だけの大事なものを、
自分の目で見つけて、自分の手で掴んで、絶対に譲らないで。

そうしたら君にとって楽しい音楽は、
もっともっと自分の人生を彩ってくれるでしょう。
そう願って僕たちは今日もステージの上で、
”自分たちが一番楽しめる音楽”をやっています。

流行らない概念なのかも知れないけど
僕たち自身がそういう世界を見たいと思っている、
ただそれだけです。
今年も沢山楽しいライブをしにいきます。
まずは明日からの3日間。
楽しんでいこうぜ。なあ、君だよ、君。
(あけましておめでとう。今年と、fun time HOLIDAYが始まります。  2012.01.30 UPより)

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