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言葉にできるかななメビウス


4/30が終わり、4月が終わりました。
4月は30日までしかありませんでした。
気づいたときには5月の日付になっていました。
ただの日付ですが、今年はこれがちょっと大きな意味を持つ日付なのでした。


インスタライブをした土曜日。
久しぶりにみなさんの前に自宅から顔を見せて、うしろの時間などを特に気にしないまま歌ったりしゃべったりしていたら2時間半。
こんな風な時間を2時間半も家から。不思議な時代ですね。へんなの。


近頃家の中はなんとなく整然とせず、キッチンの排水口をハイターしたりベッドのシーツを替えたり、枕を乾燥にかけたり、でもなんとなく整然とせず、
ゆっくりお風呂に入って髪の毛の水気がなんとなく落ち着くまでの間これを書いています。


15歳の時に大阪に出てくることが決まり、出てきました。
自分の進路を決断して決めたのはあの時が最後ですが、そんなあの時すら、きちんと決断をしたという感触はなくって、ただ道が開かれたような、そこへ向かっていけと言われているような、それが正しいのかわからないまま、でも来た道は正しかったのでしょう😉

今回も自分の進路をきちんと決断した感触なんてありません。17年経って大人になっても。何かを自分で決めてきたことなんていったい、一度でもあったんだろうか?もはや一度すらなかったような気がしてきました。歌手になりたいと思ったことすら、気がついたらただ本気でそう思っていて走っている日々でした。

決断や達成にいつまでも実感なんてないけど、やってきたことがすべてだし、もうそれでもいいかなと思います。それを特別情けなく思ったりしなくていいね。

周りにいる人や出会ってきた人たちが大好きなので
そして今私はこれまでの自分の歌たちや作ってきたものたちが大好きなので、これ以上に幸せなことはありません。
大切なものたちが周りに増えまくったこの17年の日々たちを、とても愛おしく思います。
これからも本当の意味で大切にしていけますように。


安全ピンや針をばらばらとスキャナーの上に置いてスキャンするとき
「退屈なコッペリア」を作った時のことを思い出します。
こんなに自分からでてきたもんそのまんまを発売できる歌手になると思ってませんでした。
ビジュアルにしても曲や歌詞にしても絵にしても服にしても。
そのことが、ほんとうに有難すぎる成果でした。
GIZAという会社を通して出会えた人たち、日々時間や感性を割いて向き合ってくださった人たち、そしてこれを読んでくれている人たち、おひとりおひとりに感謝の言葉を述べたいです。
なるべく丁寧に心の中で唱えながら眠ってみようと思います。
本当に、どうもありがとうございました。

これからも私の道は続きます。
いつも歌や、絵や、つくったものと一緒です。
これからもぴたっと一緒に生きていきます。
あなたとわたしが生きているあいだじゅう、ふしめふしめで会いましょう。
会えるでしょう。
会いにゆくでしょう。会いにきてくれるでしょう。
ついでに15歳の時の私を抱きしめてみます。ぎゅーっと。
深いため息吐いて成仏するでしょう。

てか、コッペリアだけなんでかうちにないから買っておこうかな。
なんで無いんだろう?ずこーーーなんですけど!

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