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【人民裁判】 週刊文春木原誠二妻殺人疑惑報道への違和感3【ポンコツスクープ】

7月27日号と8月3日号と8月10日号の感想をまとめて書こうと思います。ついでに分かり辛い時系列も書いておきます。ま、文春のでたらめ記事ですが、壮大な犯罪隠蔽事件みたいに仕上げているのは、腕がある人が書いてるんだろうなぁ、と思います。

とりあえず、おかしいと思った事を気軽に書き出して改めて総合的な推理記事を書こうと思っています。文春を買ったことがなくても、だいたいおかしな編集である事をわかっていただきたいので、なるべく正確に発売号数とページ数を記すことに留意しました。X子さんを取り調べた佐藤誠元警部【補】の会見、安田種雄さんのお父さんの記者会見、総合的に不審なところも全て書き出すつもりですので、この記事はその前哨戦と思ってください。

何より、このように文春の記事中にある時系列の乱れ、証言者たちの食い違いについて書き出しているのは私だけで、ほとんどのフリージャーナリストたちはマスコミ権力を常に批判しながら、こうなると文春の記事を何の疑いもなく検証する事もなく、一斉にメディアスクラムの一味となって、木原氏家族の人権侵害に加担するばかりで、まるで凶徒の群れのようです。報道という刃物を持って何の関係もないX子さんや一族を刺しまくっている。

今回の事件はフリーランスジャーナリズムの「死滅化」をまざまざと見せつけられた思いです。(普段は反権力、アンチ記者クラブを標榜する田中龍作氏、田中実氏などは今回まことに失望しました)



文春の人権侵害事件<木原事件>


そもそも、この事件は安田種雄さんの不審死事件に木原誠二氏はなんの関係もないので木原事件とするな、という意見もありますが、検索に引っかかりやすいようにここでは文春におけるX子さんへの人権侵害報道をまとめて「木原事件」とします。文春にも時系列が書いてありますが、いかにも木原氏が関連してるかのような誤解を受ける表示なので独自に作りました。

まず、事件発生から〜事件の時系列〜全ての文春報道から割り出しました。

事件の始まり….

2006年4月10日午後10時頃安田種雄さんが東京都にある大塚署所轄内の自宅で不審死をする。警察の見立ては覚醒剤の過剰摂取による錯乱状態での自殺の可能性が高い。遺体からは致死量の覚せい剤反応があった…

木原氏の子供達が学校で誹謗中傷され…

文春記事によると、木原誠二氏が記者懇談を中止し、ほぼ雲隠れ状態になったことについて問われると、代理人弁護士からの返事には木原氏の家族の現状について「家族が学校等で誹謗中傷を浴びたり、路上で危険に晒される事態が現実に発生し対応せざるを得ない」(2023.7.27号)
とあり、木原誠二さんのご家族は平穏な日常生活を送れなくなっているようです。このこと、のちのまとめに続きますので、しっかりと記憶にとどめておいてください。


事件当日の時系列

①X子さん事件発生時、眠っていたので何も知らない
※佐藤誠元警部【補】によると、安田種雄さんの死亡推定時刻は
2006年9日夜10時頃。
(2023.8.3号P.27)より
(ちなみに警部ホには逮捕状請求権限はありません。笑)


②Yの供述 事件当日、「X子から殺しちゃった」と電話があり、家に行ったら血まみれで倒れていた『どうしたんだ?』と聞いたらX子は『夫婦喧嘩になって夫が刃物を持ち出してきて、殺せるなら殺してみろと言われた。刃物を握らされたので切ってしまった』と告白された」(2023.7.13号P.27)
※Yの到着時刻深夜12時頃(2023.8.3号P.27)

③父親 夜中の三時頃に貸していたハイエースを返してもらうために種雄氏の自宅を訪れ、遺体を発見、一旦家の外に出て住所表記を確認し110番通報。

・遺体の様子
居間に足を踏み入れるとそこに息子の頭があった。血飛沫は天井まで達していた。体は硬直し血は固まりかけていた。(2023.7.13号P.24)

・凶器 刃物には両面テープが巻かれていたがYが持ち去った(佐藤誠氏の記者会見)

・Yの動き(2023.8.3号P.24)
父親の説明によると、通報のために外に飛び出し、住所の電信柱を探す。その時にY氏とすれ違った。再び戻ると自宅に入った時と靴の数が減っていた。捜査に当たった佐藤誠氏(元警視庁捜査一課殺人捜査一課、警部【補】)によると、「消えたのはYの靴」。
「X子さんの血のついたシャツなど犯行の物的証拠を回収すると自身のカバンを手に持ち階段横の小窓から脱出した。」(Yの供述なら犯人隠避、証拠隠滅では?)

・遺体の位置(2023.7.27号P.24)
「私が部屋に入った時種雄の頭は寝室に繋がるドアのあたりにありました。しかし、後に刑事さんが描いた現場の見取り図は、頭の位置が左右にずれて倒れていたのです」
この父親は警察が来るまで遺体のそばにいなかったのか?

遺体をいつ、誰が動かしたか

ナイフの指紋は拭き取るのにゲソ痕は残す?


捜査メモより〜<ポイントとなるのは、種雄の体位変換。種雄の父やYが体位変換を行っていないとすると、X子の行為とすることが自然である。それを解く鍵は、体位変換による流動血の移動だ>
<廊下の血は凶器から滴下したもの。さらに室内の黒色マット上と階段には血液の足跡が付着している。こうした犯行現場の状況から何者かが凶器を持ち出し、一度部屋を出たことが推察される。時期はいつか。ナイフに付着する血痕が滴下するタイミング。つまり犯行直後と考えられる>(2023.8.10号P.24)

・捜査メモによるX子の動き(2023.8.10号P.24)
<X子が体位変換したとするなら、自殺と偽装するために、ナイフを握らせようとしたことで体位変換してしまったと考える>


考える?


<X子は凶器を持って一度部屋を出た後、Yに電話している。そのことを考えると足跡は最初についたものではない。中略 自殺偽装に失敗し、部屋の中で地団駄を踏み、その足跡が黒色マットにについたのではないか>(2023.8.10号P.24)

確か佐藤誠氏は7月28日の記者会見でX子さん殺害説は(女にはできない)と否定していたはず。それなのに、なぜかまた、文春は最新号でX子さん犯人説へループしていくのだ。

ここまでざっと今まで文春が報じてきたX子さん殺害説を書き出してみた。
ここで、推理小説をよく読んでいる人なら気がつくだろう。

おかしいのは遺体が動いた時刻だ。
父親が見た種雄さんの遺体は午後3時以降に変わっていたはずなのだ。

父親は110番通報するために一旦野外に出てそこで変な男とすれ違っている。
そして不審死現場に戻り、警察が到着するまで遺体のそばにいたはずである。そうすると、この捜査メモとの時系列が合わない。父親は遺体の発見当時と、その後の見取り図の遺体の位置が変わっているというのだ。父親が最初に種雄さんの遺体を見たのは午後3時以降のはずである。正確には通報時間は10日の午前3時59分。通報前と後では遺体の位置が変わっていた!と言ってるわけだ。つまり、お父さんの証言によると、遺体が動いたのは遺体発見後の午後3時以降〜59分の間になるはずなのだが。

しかも、種雄さんの死亡推定時刻から数えると、 死後5時間後である。死後硬直が始まっている筈だ。女性が動かせるわけがない。自殺に偽装する事は無理なのだ。

指紋がないのはX子が拭き取ったからだ!では致命的な犯罪の痕跡である血のついたゲソ痕を消さないのは何故か?血の足跡を拭き取らないのはなぜか。しかも、当時の大塚署は男性(種雄さん)のゲソ痕と女性(X子さん)のゲソ痕と区別がつかなかったことになる。いくら所轄とはいえ、あり得ないだろう。当時、同じ室内にいたX子さんの指紋も、ゲソ痕も出なかったから自裁、自殺として処理されたのだろう。殺人犯なら真っ先に隠滅、捨てるはずのナイフが遺体の足元に落ちおていた事自体が、第三者の作為がない、事件性がない自殺の証拠なのではないのか。

X子さんには動機がない。覚醒剤中毒者(種雄さん)に親権が認められる事は絶対にない。

この夫婦にはすでに離婚が決まっていて、子供をどちらが引き取るか揉めていたという。安田種雄さんの母親がそう証言している。(2023.8.10号P.22)しかし、種雄さんは覚せい剤常習者だったようなので、X子さんが申告すれば種雄さんに親権が認められる事は絶対にない。だし、X子さんが警察に通報すれば種雄さんは逮捕・実刑である。子育てそのものが不可能なのだ。

さらに、種雄さんはX子さんにDVしていた疑惑まで浮上しているのだ。なおさらX子さんが不倫をしていた有責配偶者だとしても、まず親権は種雄さんに認められる事はない。親権の争いなどこの夫婦に起こり得ないのだ。種雄さんを殺せば養育費も貰えない。X子さんに種雄さんを殺すメリットは考えられない。

孫の未来を破壊する祖父



種雄さんが覚せい剤中毒者だった事は警察から告げられているはずなので、この夫婦、遺族の言うこともおかしいのだ。ことに父親の証言は怪しい事ばかりだ。午前三時に遺体を見た後動かされていた遺体?文春では殺害直後(午後十時)にX子が自殺に偽装しようとして失敗したと書いているのに?

文春の記事を見て孫たちがどんなに苦しむか、世間からどんなに冷たい目で見られるか、木原家の生活がめちゃくちゃになる事を一切逡巡していない。

覚醒剤中毒者だった、既に致死量の覚醒剤を服用してこの日以降、寿命がなく、警察も自殺と処理して遺品を返還していた事件であるのに、騒ぎ立て、孫の母親の過去が暴かれるのを平気で見ているどころか、さらに記者会見して世間の疑惑の目を孫たちの母親に向けるような事をするのだ。

真犯人を探すとして、YとX子さんでなければ、次に怪しいのはこの父親だ。
誰かから、なんとしてもX子に殺害疑惑が行くように指示されているのではないか。









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