安倍総理会見に関するMIC開催の記者会見のお知らせ〜3月18日(水)

明日、(18日水曜日)に「安倍総理の記者会見に関する要望」についての記者会見があります。後半は「報道の危機」について。

主催は日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)

南彰さんの告知

2020年3月18日午後5時開場、5時15分開始です。
開催地は「日本プレスセンター9階大会議室」


無所属のフリーランスも参加可能。だ、そうです。

内容について

「総理!まだ質問があります!」

2月29日に行われた記者会見で安倍首相が新型コロナウイルス対策に伴い、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の全国一斉臨時休校を宣言ししたことについて、根拠を記者たちに問われても安倍首相は具体的な論拠を出さずに記者会見は打ち切りに。これについてフリージャーナリストの江川紹子さんが会場を出ようとする安倍首相に「総理!まだ質問があります」と声をあげ、ネット上で問題になりました。この声が呼び声となったのか安倍首相の質疑に対する不誠実極まりない態度が批判にされされました。

今月14日の安倍氏首相の会見はこれらの反応を気にしてか、質疑の時間は二倍に増えたという。①朝日新聞DICITAL

しかし、これも会見後半に「答えられないんですか?」
「こんなので記者会見って言えるんですか?」という記者クラブ加盟社外からの非難にも似た呼びかけに答えたもので、予定調和を良しとして質問を事前に通知するような慣例がまかり通ってきた総理会見に風穴が空きそうな気配が高まってきています。

「フリー記者7年目の指名」

さらに首相会見に出続けて、7年間一度も当てられなかった独立系メディア「IWJ」主幹の岩上安身氏が指名されたという事でネットメディアニュース界隈は騒然となりました。②Twitterより岩上氏会見の様子。

ただし、他当てられたフリー記者の中には「御用記者」と呼ばれる人もいたようで、相変わらず総理会見の「本質」は進化していないようです。

この牙城を崩せるのか?首相から言質を取って政治家の責任追及をする事はできるのか〜

そんな現状を踏まえて、「安倍総理の記者会見のあり方」(会見の正しいタイトルはわかりません、新聞労連に問い合わせてください)に対して様々な質疑が活発に行われるのは記者会見のオープン化を望む言論人に取って喜ばしい限りでしょう。

ただし、明日の会見、主催者側の「日本マスコミ文化情報労組会議(略称MIC)」がどのような危機感を持ってこれから記者会見の舵取りをしていくのか気になるところ。「権力と戦う私/私たち」と言った自己陶酔に酔いながら主義主張を述べるだけの記者会見では改善も改革も期待できない。

コロナウイルスに関する対策、私権を制限する緊急事態条項の成立、オリンピックの行方、私たちの年金が投入された株価の急落など、市民の明日の生活に直結する難問が山積している今、報道陣は政治家を監視し、都合の悪い情報を隠していないか、嘘を国民についてないか、厳しい追及が必要な時だと思う。

また記者たちの「労連」とか「労組」は会社員の恩恵がある中での活動でフリーランスを排除しない方向での記者会見への取り組む姿勢を示してほしい。

新聞労連の南彰氏はアンケートなどを募集してそれらも会見で公表するらしいがそれを個人的な「成果」のように扱わうのであれば、単なる承認欲求の満足を公表する記者会見になる。

それらは今まで批判してきた総理の会見となんらかわならない。直ちにアンケートの要望を反映して市民に利益のある改革や改善を示してこそ、「独善」からの批判から免れられると思うからです。

明日の会見は私はいくかどうかわかりません。時間があればいくつもりですが、主催者の「私たちはこんなに頑張ってる!独演会」みたいだったら目も当てられないからです。

終わり〜

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