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3月1日の西東京市谷戸町火災事件について

2024年3月1日、午前7時過ぎ、西東京市谷戸町1丁目10番地付近の住宅地で火事がありました。消防車、救急車など21台が出動し午前9時過ぎに鎮火しましたが、この家の借家人である宮本邦夫さん(71歳)が搬送先の病院で死亡が確認されました。(※火災現場の写真があります。)

この日は朝から都道112号(通称ひばりヶ丘通り)の車道両側ににパトカー、消防車が列をなし、物々しい雰囲気に包まれました。出動した緊急車両の多さから、単なるボヤ騒ぎでない事が周囲の人には分かりました。近隣の住民は避難しましたが、類焼は免れた模様です。

これについて、燃えた建物の大家さんと不動産会社の方に話を聞く事ができたので、記録します。

・私は大家です。亡くなった方にこの家を貸していました。これからどうしたらいいか、途方に暮れています。火災保険?もちろんちゃんと入っていますから。
・不動産会社のものです。亡くなった方は一名、搬送先の病院で死亡が確認されました。被害状況など、これから見積もりをしていきます。出火原因はまだ分かっていません。

事故現場から3月5日火曜日11:30分に聞き取り

すぐ近くには地区会館があり、表通りには鰻屋や弁当屋が並ぶ普段は静かな住宅街です。大家さんは困り果てている様子でした。事件・事故のニュースは状況だけ伝えますが、その裏にはまた別の問題(借家人に火事を起こされたらどうしたいか、高齢者の地域ケアはどうなっているのか、このような事件が多発すると益々高齢者に家を貸さない事例が増えるのではないか)などの複合的な問題が存在する事を考えさせる事件でした。


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