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楽しくて少し刺激的だったウルムチ(5)
[3]緊張で保たれた日々
わかったのは、ここウルムチはやはりある種の緊張でできていることだ。街にはいたるところに警察がいる。ホテルやショッピングビルには必ず入り口に荷物検査装置があり、警察官が見張っている。
そのシステムに一般人が組み入れられ、少しでもあやしい者は、警察に通報する仕組みだ。通報と言っても、ホテルやスーパー、デパートの入り口には24時間警察官がいるから、毎日顔を見る仲間に声をかけるだけ。
少しのことで取り調べを受けるのだろう。これで平穏が保たれるように作られている。
民族紛争と、それを統制するシステム。日本にいては感じられないものを見た気がした。
続く
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