さよならが僕らの始まりだとして
2022.3.12に茜空ちゃんの生誕ソロライブである【19-生々流転-】が開催されました。そのライブに行ったのでレポでも感想でもなく、ただ自分の頭の中で思ったことを書きます。
空ちゃんはこの日のために頻繁に配信をしてファンの意見を聞いたり、たくさん準備しているのがわかりました。
また来る人に最大限楽しんでもらえるように撮可タイムを用意したり、当日座席には手書きのメッセージカードが置かれていました。座席数から見て300枚以上ですよ。
生誕グッズは空ちゃんの愛犬リブレの手書きイラストが刺繍されたTシャツでした。
生写真はアイドル衣装と制服を着たものでほとんどはモザイクがかかっているのですが、制服の上段中央当たり見覚えのあるものを身に着けています。いつもより多めに買ったけどサイン入りはでませんでしたー。通販もあるようですね。
でこれがその写真です。左下の写真の番号に注目してください。19ですよ。だっしゃ!
ここから少し本編の話です。メモしたりしていないので記憶だけで書きます。
最後のMCで言っていたのですが『生々流転』のタイトルは【変化】という意味があり、それが今回のライブのテーマのようになっていたように思います。
入場するとステージ上にはパソコンや数式などが書かれたホワイトボードが置かれていました。
開演と同時に制服に着替えて学校へと向かうVTRが流れました。VTRと同じ制服姿の空ちゃんが登場し1曲目を歌い始めました。
1曲目はアイドルネッサンスの"前髪"でした。自分は聞いたことないのですが桜エビ~ずの時にカバーしていたらしく、その時の話やアイドルネッサンスの解散について空ちゃんがブログに書いていました。
そういえばアイドルネッサンスが最後にカバーしたのはBase Ball Bearの“changes”でした。
自分もアイドルネッサンスのワンマンライブには何度か行ったことがあり、ラストライブにも行きました。個人的にすごく好きな曲です。この曲がなぜ1曲目だったのかと考えると、いろいろハッとさせられるフレーズがあります。
2019年末に空ちゃん自身も歯を整えており【変化】がありました。
変わるというのはまさに【変化】で、青いトンネルの先=青春の終わりでこれも高校という一つの青春が終わった【変化】を表しているように思います。
このフレーズを思い返すと転換のVTRで理想の自分とのギャップに葛藤する空ちゃんとMCでも言っていた思ったようにパフォーマンスできない時期があったということとリンクします。
ライブ中に次はこのフレーズだと思い、胸が締め付けられるようでした。なぜならWINGSツアーが終わったあとと昨年の年末に空ちゃんがお友だちとお別れした話をしていたからです。
ラストのここはキーが高いところなのですが空ちゃんの優しいファルセットがバッチリあっていて、歌い終わったあとの笑顔が素敵でした。
1曲目の“前髪”に今回のソロライブの空ちゃんからのメッセージが込められていたのだろうと勝手に推測しています。
空ちゃんの柔らかい歌い声と曲の雰囲気が合っていて、数年ぶりに持ったペンライトを振るのも忘れて聞き惚れました。
MCでは「童顔と言われるから制服まだいけるでしょ?」と言っていました。
2曲目が“神さまの言うとおり”で初めて聞いた曲なのですが、途中リュックを背負ったりパソコンをいじったり教科書を投げたりとステージ上のセットをふんだんに使ってパフォーマンスをしていました。
振り付けが可愛くてキュンキュンしながら見ていました。
3曲目が終わり“ねぇ、ローファー。”を使用した転換VTRが流れました。高校に通う日々が映り毎日髪型が変わるシーンや先生に進路はどうするんだ?と詰め寄られるシーン(高校の時の本当の担任だったみたいです)もあったり、レッスンでうまく行かず一人悩んだりマイクを模したすりこぎ棒を置き出て行くシーンなどネガティブなシーンが続きました。そこに友だちからのLINEで「まだアイドルやってるの?」の一言。次に進路相談アンケートの進路の欄に「大学とアイドル」の文字が映り、「合格通知書」の、制服からアイドル衣装に着替える空ちゃん。
ukkaでは初めて大学に進学し、課題が大変なことやオンライン授業でなかなか友だちができなかったことなどの話を聞いていたので苦労しながらも大学とアイドルを両立している空ちゃんの努力は確実に身を結んでいます。フル単ですからね。
アイドル衣装に着替えてから最初に歌ったのが“Poppin'love!!!”で、ポイしたの空ちゃんの歌い方が好きなんですよね。可愛い衣装と「可愛いだけの女の子はもう卒業よ」とのギャップにやられたりしました。
何の曲かは忘れましたが途中で衣装の毛が舞ってそれを指とツンとするところがあり、それがCMみたいで最高に可愛かったです。あの衣装でですよ!
“Poppin'love!!!”の後にインスタライブを見ているファンと交流する時間があり、その間会場にいるファンには2回ほどこの後構うから待つようにと指示がありました。インスタライブが終わり、撮可タイムとなりました。その前に後ろの方から順に席を立つよう指示がありました。いい席で見ていたのでいい写真を撮らねばと謎の使命感がありましたが、自分でもかなりいい写真が撮れたと思います。空ちゃんが写っていれば全部いい写真なのです。
“リフレインがずっと”と“スターダストライト”ではものまね番組の本人登場のように歌いながら柏木ひなたさんが登場しました。“リフレインがずっと”でペンライトの色を赤・オレンジ・青にしてく欲しいと言っていて青にしていたのですが、エビ中のことをあまり知らない自分でもオレンジにしないといけないことくらいはわかりました。
途中柏木さんが歌詞を間違え、空ちゃんはお立ち台から落ちそうになり曲終わりにお互いに謝ったりしていました。曲中に目を合わせようとしたのか同じステージに2人で立っているのが嬉しかったのか何度も柏木さんの方を見る空ちゃんが普段あまり見ない姿で印象的でした。
最後の曲前がアンコールかどちらのMCだったか忘れましたが、撮影しているりじゅちゃんに声をかけたり、りなちゃんが寝てないか心配したり(りなちゃんは普段からよく眠そうにしているのでしょうか?)、るりちゃんはどこかにいなくなっていました(このとき楽屋にプレゼントを置きに行っていたらしいです)。
本編ラストは"帰れない!"でした。歌い出しで空ちゃんが一息で歌うところとダンスが好きな曲です。あとは2番前に空ちゃんが下手から上手にひょうひょうと歩くところも好きです。空ちゃんがこの曲を選んだのは帰れないというよりも帰りたくないという気持ちがあったのではないかと思います。視界を遮るものが何もなかったのでアウトロのダンスや足技を堪能しました。
アンコールのVTRはWINGSツアーファイナルから家に帰ってきたところから始まり、ベッドの上でテレビを見ているときにふとブログのコメント欄を開きファンからのコメントを読み始めました。途中もあちゃんが朗読する場面あり、これはコメントへの感謝と勇気づけられているということを伝えたかったのだろうと思います。
その後に歌ったのは”ボクエール”でした。18歳で多くの【変化】を経験した空ちゃんから19歳への空ちゃんへ送るエールだったのだと思います。以前怒髪天の増子直純さんがテレビで"ド真ん中節"の歌詞について話していました。
「お前のじゃねぇ。俺のド真ん中なんだよ。俺が俺のために歌ってんだよ。いいだろ?」
誰かのために歌う歌もいいですが、時には自分を鼓舞するために歌うのも必要です。
最後のMCでは「自分は歌やダンスが特別うまいわけでないし、顔やスタイルがすごくいいわけでもない。それでもファンの人たちがかわいいと言ってくれることが嬉しい」と言うこととタイトルの意味を途中泣きそうになりながらも話していました。
ラストは"夢日和"に合わせてVTRでスタッフさんや先生たちの紹介があり、インスタのストーリーで募集したファン一人一人の名前が映画のエンドロールのように流れました。
最後の曲が終わり挨拶をしたところで涙が込み上げてきてなかなか顔を上げられない空ちゃん。会場全体に手を振って、「はけると終わっちゃうからはけたくない!」と駄々をこねてステージを去りました。
空ちゃん自身がやりたいことが詰まったすごく幸せな空間と時間でした。何も取り柄がないと言っていた空ちゃんですが、空ちゃんほどステージに上がってからはけるまで表現し続けるアイドルを見たことありません。その点においては誇って欲しいです。
この翌日に19歳になった空ちゃん。19歳は幸せでいっぱいの1年になることを願っています。
このブログのタイトルは天才バンドの“ビューティフルグッバイ”からつけました。
実家にいる時にNetflixでバナナマンライブを見ていて、エンディングでこの曲が流れて泣きました。
【変化】するものありますが、決して変わらない譲れないものが誰しもあるとか思います。きっと空ちゃんにも。
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