見出し画像

2023.04 小樽市塩谷 Monk Camp Site

2022年11月にキャンプ納めをして、
本格的に雪が積もり、北国は冬に突入した。
少なくない数の雪中キャンパーには、歓喜のシーズンなのだろう。
私には無理だった。

寒い。
あと乾燥で指先ががっさがさ。
これは秋の時点ですでにそうだったけど。

気力が追い付けば、近くのキャンプ場で、
デイで雪中キャンプもしてみようかなとか思っていたけれど、そもそも雪道の運転をしたことがないので、そこから(雪道運転の練習)となると厳しいのではないかと。

思いあぐね居ているうちに雪が解けた。
3月後半に20度近い日があり、15度以上の日も続いた。
なんだか随分と早い春が訪れそうで、桜の開花予報も最終的に例年より2週間も早いと来たもんだ。

そんな、桜が咲き始めた4月後半。
寒気が戻ってきた。
腫れの日と雨の日が交互に来るような不安定な空模様。

しかし私は動き出した。
キャンプをするのだと。

昨年、プレオープン中のキャンプ場の存在を知り、気になっていた。
海が見えるキャンプ場
そそるだろ。
行くしかないって。

記念すべき2023年の最初のキャンプ地に、決めた。


01.Monk Camp Site

〒048-2672 北海道小樽市塩谷2丁目27
小樽中心部から30分ほど西に移動すると、ある。

その名の通り、お坊さんだった方が始めたキャンプ場で、友人たちと力を合わせて作り上げたという。
まだプレオープン中という事で、なっぷにも掲載しているが準備中になっているため、
予約はインスタグラムのDMから行った。

チェックイン・チェックアウト:正午入替
料金:1名2000円

02.設営

入ってすぐ、目印のような存在感の水色のバス。車内が受付となっており、お酒や駄菓子の販売をしている。

バスの左の方に利用者用の駐車場があり、この日の他の利用者は2名。
男性二人のソロ×ソロのようだ。

車をとめた位置から右奥が、森の中のフリーサイトになっているが、やはり搬入が大変なので、
駐車場の近くが人気のようだ。
もちろん、海が見えるから、というのも理由の一つだと思う。

先客が駐車場すぐ横に設営していたので、少し離れて奥の方に設営することにした。
海は見える。
見えないと困る。
海を見ながらキャンプをするんだという意気込みがあったから。

フリーサイトは全体的にシラカバなどの背の高い木があり、
森の中という雰囲気が大変良かった。
地面は芝生ではなく、チップが敷いてあるように思う。
水はけは良さそう。
布物を落とすと細かいチップが沢山つくので気を付けようと思った。

木の位置から、他の利用者と近すぎるというようなことも防げそうで、それもまた良かった。

場所を決めたら搬入である。
久しぶりのキャンプで、荷物の入れ方を少し変えた。
頑丈ボックスの他に、蓋つきのボックスを利用して、モバイルバッテリーやライト、フックホルダーなどのこまごましたものをまとめた。

何とか荷物を減らしたく思うが、どれもこれも使うような気がして無理だった。
時期的にさすがにこれはいらないだろうと、虫よけ一式は抜いた。
・パワー森林香、線香ホルダーなど
・やぶ蚊バリア
・アースノーマット電池式
・屋外用虫よけKAKOI

これ一式でなかなかの容量な気がする。
まあ夏はその分寝具や防寒の量が減るから…プラマイ、ゼロ…になるのかな。
いやわからんけど。

さて久しぶりのキャンプは、
昨年購入したFIELDOORのフォークテント280プラスを建てようかと。
あと一応タープも。
タープ信者(笑)

インナーを付けずに使おうと設営すること15分弱。
はっやあ…
コツをつかんだようだ。
でもなんか歪んでる、なんでだ。
ポールが若干長いような気がするんだけど。
パイプカッター買おうか?

まあなんとかテントを建てたので、テントを覆うようにタープを建てようかと思ったんだけど、
なんだか急に疲れてきてよくわからなくなってきたので、タープはやめた。
これはある意味正解。
木々が日差しを遮ってるので日陰を作る必要がなかった。

そういうわけで、テント内にシートを敷いて、ラグを敷いて、コットを置いて、ジャバラマットを置いて、エアマット膨らませて、寝袋を広げて、
中にUSBのホットマットを入れれば寝床の完成。
枕元に折りたたみ台を置いて物置場にしたりとか。
足元側にはカセットガスストーブを配置。
ガス缶は3本持ってきた。
でも切れた時の交換がめんどいから繋げられるやつを買おうかなとずっと考えてる。

あとはおなじみスゴイッス、テーブルはワークマンで買ったものを持ってきた。
軽量コンパクト。
焚き火台は2年目のあれ。
薪はカインズで2種類購入。
キャンプ場でも販売予定だけどまだ準備が出来ていないとか。

そういえば、10時前に家を出発し、
コンビニでコーヒーとアレコレを買い、
手稲のワークマンで何も買わなかったけど眺めて、
張碓手前のスーパーで肉とか色々買い、
最終的にキャンプ場には12時半くらいに着いた。
グーグルマップでは1時間半くらいで着くよって言ってたけど2時間半かかってました。
買い物の時間を考えてなかったね。
でもトイレ休憩とか必要なのを考えるとそんなものです。
あと途中渋滞がちょいちょい起きてた。

そんなわけで昼食がまだだったので、実は設営前にラックとイスだけ先に出して、事前に買ってきたパンをむしゃむしゃした。
チェックインが正午前後の時は、昼食は簡単に済ませるのがいいね。

03.薪割り

設営が済んだら、焚火の準備。
風の強い日が続いていたが、後ろ山だし、風防板あるし。
できるやろ、焚火。
(場合によっては諦める)
という事で焚火のための薪の準備を。

カインズで買ってきた薪は2種類。
細いのから中くらい程度の角材みたいなやつと、
いかにも薪!て感じのやつ。
前者は割る必要ないので、後者を。
斧は今回は、ワークマンでハンドアッキスを買ったのでそれで。
薪割りというかバトニングだったね。
前者の薪はすぐ燃えそうだったので焚き付け代わりに。
後者の薪は太すぎない太さにして使いやすいように。

節があったりして割れないやつはすぐに諦めた。
薪割り後は場内を散策したり、近くの石碑のある場所から海を眺めたり。
晴れてきて青空と海、最高か。

フリーサイト内はまだまだ整備中で、ソロ用のウッドデッキとかも作ってた。
かっこよ。
上の方は傾斜がある場所もあるので、ウッドデッキ良さそう。

18時頃が日の入りなので、
少し歩くと海岸に出られると聞いたので夕日を見に行くことにして、
まだ時間もあったので取敢えず焚き火してみたり。

04.夕飯

夕日を見に行くとその後は暗くなるので、早めに夕食を取ろうかと。
16時半過ぎ、
ダイソーに売ってた2個で百円のインスタントラーメンに、家から持ってきた少しの大根としめじを入れて。

スープカレーラーメン。
インスタントラーメンがめちゃくちゃ久しぶりだったので普通に美味しい。
同じのもう一個あるからまた食べられるな♪

焚き火で煮込むのもいいよね。
炒めの段階で焦がしたけどね。
来る途中のスーパーに売ってたのでカレーの恩返し(スパイス)買ったから、
それも使ったのが良かった。

そんで氷結もあけた。
薪割りも済んでるしね、飲んでもよかろう。

05.海と夕日と

そうこうしている内にいい時間になってきたので、
海に行こうと思ったけど気温が下がってきて寒い。
ジャンパーだけじゃ無理そうだった。

天気予報で気温が下がるのはわかっていたので、念の為持ってきていたワークマンのモンスターパーカー!
それをジャンパーの上に着る!
最強。

しっかり着込んで、いざ海へ。
キャンプ場から国道に降りていくともう海。
海岸に降りるところが分からず、変なとこから危なっかしく降りる。
風が少し強く、波は高い。

控えめに言ってめっちゃ良い。

波乗りしてる人もいた(サーフィン)
後で気づいたけどキャンプ場利用者だった。
キャンプ場に有料のシャワーがあり、サーファーにはありがたいそうな。

夏だと夕日はキャンプ場からも見えるそうだけど、春は左の方の山に沈む。
見ごたえがあった。

しっかり堪能後、今度はどこから上がればいいのか分からず(笑)
なんとか上がれそうなところを見つけて無事キャンプ場に戻ることができた。

06.あかり

テントに戻って一息つくともう暗い。
ランタンに明かりをともし、改めて焚き火開始。
此処から先は長いぞ。

この日、月は薄い三日月。
街の明かりもほとんど届かないこの場所は、星がとてもきれいに見えた。

タイミング的にこと座流星群が見られると言う話だったが、一番いい時間帯が深夜。
その頃には雲がかかってしまい、結局よくわからなかったけれど、
久しぶりにゆっくりと星空を楽しむことができた。

海の方角を向くと、北斗七星が見えた。
せっかくなので星空の奇跡撮影もしたけど、
気温が低くなってきたせいかバッテリーが切れるのが早い。
30分で切れてしまった。
それなりにきれいに撮れたからいいかな?

左:加工後 右:加工前

早い時間に夕食を食べたので、夜中お腹が空きそうだと思い、
途中のスーパーで買った肉を焼くことに。
キャンプ、焚き火とくれば肉を焼くだろう。
カナダ産のミスジが安かった。

鉄板は手入れが大変なので、すっかりダイソーのミニフライパンでなんでも焼くようになってしまった。

いや〜
肉、うま。

お酒も進み、と言いたいところだけどいかんせん寒く。
缶チューハイ2本でやめてしまった。
ゆずのきもづも日本酒も持ってきてたのにな!残念!

あとはただただ、焚き火に集中した。
持ってきた薪を全部燃やそう、と。
なかなか有意義な時間だった。
星もまだきれいに見えてて、スマホで撮影もしてみたりして。

07.寝ようか、そして朝

12時近くなり、やっと燃やしきったので、
化粧を落としたり歯を磨いたり
(もっと早くに済ませておけばよかった)

寝る前にテント内を閉めきり、ストーブであたためて、
寝袋内のホットマットも電源を入れてあたためておいて。
歯を磨いて戻ってくるとテント内は17度。
寝間着に着替えて、上はフリースのルームウエアを重ね着。
足が寒かったので、焚き火中に足の甲に小さいカイロを貼っていた。そのまま寝ることにする。

足が冷えるのがつらいので、持ってきていたマイクロファイバー素材の枕カバーに足を入れた。
結構良かった(笑)
ロングタイプで太ももくらいはいるので、キャンプ時のちょっとした防寒におすすめである。
mofuaのやつ。

更にシュラフの上からハイランダーの焚き火ブランケットで足を覆う。
ホットマットもあったので、充分暖かく寝ることができた。


相変わらず快眠とまではいかないけど。
(4時頃低血糖で目が覚める)

補食のお菓子を全然持ってきてなくて、
昼のパンと一緒に買った小さいアンパンを食べた。

そして6時前から鳥の鳴き声で目が覚める。
風が強いのか、波の音もよく聞こえる。
カラスもいるな。

この時間帯の二度寝が一番気持ちよく寝られる気がする。

7時まで寝てる予定だったけどなんか目が冷めてしまったので諦めて起床。
天気は曇り時々晴れ。

今日も海がきれいで。

風があるので朝食はガスを使うことに。
そしてホットサンドメーカー。
甘いものを挟んで簡単朝ごはん。
このくらいがちょうどいい。
やっと自分の朝ごはんに気づけた。
キャンプだからって張り切る必要はない。
食べられるものを用意するのが一番だね。

食べてる間にお湯を沸かし保温ボトルに移しておく。
食後にゆっくりとコーヒータイム。
入手したちょいすきエースという、スキッター?を保温ボトルに取り付けてドリップ。
とても良かった。

08.撤収

8時前にコーヒータイムも済ませたので、撤収に取り掛かる。

前日より気温が低いし、何より風が冷たい。
聞くと、海からの風は北風とのこと。
前日は山からの風だった。

寒い中指出し手袋をはいて片付けを進める。
合間に撮影も。
晴れたときの海がきれいで本当よかった。
途中で雨がふってきてどうしようかと思ったけど、通り雨だったようですぐ止んでよかった。

10時半くらいには片付けを済ませて、
キャンプ場の人、元僧侶のお兄さんと雑談。

やっぱり撤収に3時間近くかかるのなー
せめて二時間弱にしたい。
タープ張らなくてよかった(笑)

その後、帰り道のヴィクトリアでランチにオムライスを食べてから、
ちょっと寄り道をして帰宅。
この寄り道中にドワーーーっと雪が振ってビビったけど(笑)
そんくらい寒かった。

何はともあれ、久しぶりのキャンプ、
楽しかったー

このあと、久しぶりの動画編集です!

09.総評

ここもまた訪れたいキャンプ場の一つとなった。
海、夕日、森、小規模
そんなキャンプがしたい方におすすめ。

ところで金色の妖精がいたみたいです(謎)

10.You Tube

鋭意編集中

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?