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仕事映画に学ぶキャリアデザイン~前田建設ファンタジー営業部編~

初めまして!関西大学社会学部松下ゼミの上田理沙です。

今回、私は3月15日に株式会社オカムラと大阪大学国際共創大学院学位プログラム推進機構・大阪大学SEEDS事務局によって共催された、

仕事映画に学ぶキャリアデザイン~前田建設ファンタジー営業部編~

というオンラインイベントに参加させて頂きました!

登壇者は大阪大学大学院国際公共政策研究科の松繁寿和さん、学習院大学経済学部教授の脇坂明さん、法政大学キャリアデザイン学部の梅崎修さん、前田建設工業株式会社ICI総合センターインキュベーションセンター長の岩坂照之さん、ギャガ株式会社コンテンツ事業部企画制作グループ映画プロデューサーの佐治幸宏さんの5名でした。bee×大学×企業ということで非常に豪華なイベントでした!

タイトルにも出ている前田建設ファンタジー営業部という映画を軸にキャリアデザインについてのお話を伺うことが出来ました。

まず、そもそもこの映画見たこと無い!どんな話や!?という方もいらっしゃると思うので先にあらすじを説明したいと思います。           マジンガーZの格納庫を作っちゃおうという上司の無茶ぶりにやる気の無かった社員たち。実際には作らないが、アニメ世界の曖昧で辻褄の合わない設定に翻弄されながらもこの無謀なプロジェクトを通して仕事に対する熱を取り戻していく。というようなお話です!          

このような土木を主題とするものはみんなで1つの目標に向かって汗をかくということ。組織論や組織としての成功が多く含まれているものほど、見る側も同じ熱さを持って楽しむことが出来ますよね?           これらを表す言葉として、大きな物語=グランドナラティブというものが存在します。                       

大きな物語=われわれ(社会)が理想や夢へと向かうという見通し

これらを具体的に説明すると、個人の生きる意味・社会的な自己実現・努力達成の見通しが挙げられます。                     >ITが社会や人類を進化させる(大きな物語)→個人の仕事の意味付け      >今、IT化、グローバル化が、単なる競争環境の変化と理解されれば、それは大きな物語ではない。                          まとめると、、、大きな物語が経済を動かすということ。物語があるかないかで、個人に作用する力が変わってくる!

イノベーションを生み出すには?

ITによる社会の進化(アメリカのプロンティア開発物語)も「大きな物語」であったが、私たちは「次の、別の、大きな物語」を探し続けるべきなのでしょうか?                                →全体を包む大きな物語があるわけではないが、多くの中くらいの物語がたくさん共存していることがこれからの時代の物語の在り方になるかも!

組織の在り方

ジョブローテーションによって会社を多角的な目線で見ることが身に付くと、より想定外な事態への対応にも臨機応変に出来るようになる。

ファンタジー営業部では、「突拍子もない」プロジェクト遂行のために、本部(広報・営業)が現場技術者から専門知識・意見などを聞く。技術者は嬉しそうに専門内容をベースに話す。                       こうした関係が、効果的OJT(On-the-job Training)である。現場で教えられることで我が社の強みなどを肌で知り、現場で教えることで教え手にとってもOJTになる。                               現場における「技能、技術の継承」だけでなく、組織メンバー全体で分かる範囲で共有することが重要である。

このようなOJTが映画の中で各所に出てくるので、そういった面も注目しながら見ると面白いかも!!!!

最後に

正直なところ、私自身映画を見る前にこのイベントを受けたのですが、今回映画について深掘りした分、様々な視点で映画を楽しむことが出来ると思うのでまた見てみたいと思います!                     この映画の教訓として、真面目なことを遊びながらやるのではなく、遊びのことを真面目にやることが重要だとおっしゃっていて、興味深かったです。似ているようで全く違うことだなと思いました。

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