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私の青木湖の楽しみ方。お気に入りスポット4つ

青木湖に通いはじめて5年目。 
ほぼ毎日泳いでいると、 
「この広大な湖をどう泳いでいこうか?」と 
自分なりに頭の中でルートを作成できるようになってきました。
 
コースゾーンが決められておらず、水中を自由自在に 
泳ぎ回れるのが、 
プールにはない、自然のなかで遊ぶ醍醐味だと思う。 

わたしは、この自由に青木湖を泳ぎ回ることを 
「スイムピクニック」と呼んでいます。 

今回は、青木湖でスイムピクニックをする際に、
私が必ず行くお気に入りのスポットを4つご紹介します。 

SUPやカヌーなど、
水面に浮いているだけでは決して見つけることのできない場所が 
ここ青木湖にはたくさんあります。 

まずはじめに。青木湖の地形を簡単に解説  

本題に入る前に、
青木湖の地形について、少しだけお話します。 
                                                                    何度か記事を読んでいただいている方々はご存知かと思いますが、 
最大水深は58m。長野県内の湖で最も深いです。 

また、水中の地形は、すり鉢状になっており、 
中央に行けば行くほど深く、 
水中は深い緑色をしております。 
そして、かなり冷たいです。 

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このピンク部分が、その最も深いであろう場所です。    

透明度は9.8mと、かなり良い。 
そのため、湖に沿うように泳げば、 
水中もよく見えて楽しいです! 
それに、太陽に熱せられていると比較的あたたかいゾーン。 

今回は、比較的安心して泳げる浅めのポイントに絞って、4つをご紹介します。

①水中は、まるで海!?シュノーケリングポイント。

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先ほども申し上げたように、 

透明度が抜群に高い青木湖では、 
水中がよく見えます!
 
どれだけよく見えるかというと、 
約5m下を泳いでいる魚が見えたり、 
下から湧きあがってくる泡の粒が見えるレベル。 

青木湖は、流入河川が無いにもかかわらず水位が維持されていることから、 
湖底にかなりの量の湧水があると考えられています。 

その泡が見えるのです。  

特に、陽が差している時には、言葉では表現できないくらい神秘的でとても美しい。   

そして、湖底に反射した水面のキラキラが幻想的で 
まるで海で泳いでいるかのような感覚になります。 

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SUPで周りの景色を楽しむのも良いけど、 
水中世界はまた違った美しさがある。 

のんびりゆったりと、水中世界を堪能するには 
シュノーケリングがおすすめです。 

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②青木湖の地形を活かした、天然岩の飛び込み台

そうしてゴーグルを着用し、水中を見ているときに発見したのが、こちらの飛び込み台です。 

まずはこちらの写真をご覧ください。  

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これ、実はその飛び込み台に立っているところです。 
 
ここから一気に、水中へと飛び込みます。   

でも、 
「こんな浅いとこで飛び込んだら、地面に突っ込んじゃうんじゃ!?」  

と、びっくりするのではないでしょうか? 

では、早速やってみましょう!

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まさに、水泳のスタート台です。  

でも、大丈夫です。 
水中はこうなってます。 

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まさに、すり鉢状の地形だからこそ可能な水中飛び込み台。  
岩に立つと、足元前面はいきなり深くなっております。
 
水上から見ているだけでは、岩があることすら気づかないはず。 
だから、ここでよくスタート台の飛び込みを練習していると、 
通りすがりのSUPの人がガン見してきます(笑) 

このスタート台の面白いポイントは、 
水中にあるシークレット感
と、 
ゴツゴツしている天然岩だから、 
踏み込みのバランスをとるのが難しいし、
その日によって、微妙に動いてる。(若干岩が斜めってたり)

という点です。 

あと、岩がかなり横長にワイドな感じなので、 
3人が一枚の岩に同時に立つことも可能。 

よーいスタート!のタイミングで、 
それぞれがそれぞれの方向にジャンプして水中へ消えていくのも、いつかやってみたいことの1つ(笑)  

③紅葉を独り占め!木のトンネル(地上ver.)  

青木湖の、このあたり 

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ここに、生えている木が湖側に垂れ下がっている、 
トンネルゾーンが存在します。 

夏は暑いときのオアシス、避暑地エリアでもあり、 
木漏れ日が最高に気持ちいい。 

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息継ぎする度に感じる葉っぱの匂いがたまりません(笑) 

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紅葉の時期、青木湖は貸し切り状態になるので、 
この日は紅葉トンネルを独り占めでした。 

耳にちゃぽちゃぽと入る水の音を聴きながら、
ただ浮いているだけの、心地よさ。

何もしないという贅沢をするには、とっておきの場所。 

④青木湖の主(ヌシ)に挨拶しに行こう。木のトンネル(水中ver.)

青木湖で遊ぶには、まず、湖のヌシに挨拶しに行かなければいきません。 

この広大な湖を古くから知るヌシは、 
いつも同じ場所にいます。 

いつ泳ぎに行っても、必ず同じポイントにいるのです。 

その場所が、こちら

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なぎ倒された木が水中に沈み、トンネルのようになっているのです。 

くぐって遊ぶのも面白い! 

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ここで遊んでいるときに、 
見つけてしまったのです。湖のヌシを。 

実際に遭遇したときは、あまりの大きさに驚き、 
魚じゃない別の生物に見え、 
パニックになりました(笑)

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だけど、このヌシは私が木をくぐり抜けて遊んでようが、 
バチャバチャと飛び込んで遊んでようが、 
全く逃げることなくずっとじっとしているのです。 

そして、いつ行っても、 
多少移動はしているものの、 
この木のトンネル一番下で静かに居る。 

だから、私はこの魚を勝手にヌシと名付け、
「今日も安全に泳がせてもらってありがとう。」 
と、挨拶をして帰ります。


こうして、スイムピクニックを終えて水から出ると、 
自分が木みたいになっている(笑)

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まとめ 自分MAPを持って青木湖でやってみたいこと。


山に囲まれ、森の中にありながら、 
水中はまるで海みたいに浅瀬のシュノーケリングゾーンがあり、魚が見れる青木湖。

もしSUPやカヌーをするなら、 
水中メガネを持参するだけで遊びの幅が広がるはず!  

いま、青木湖には5年通っておりますが、
泳いでいる人に遭遇することが年に3回くらいしかありません。

水中がこんなにもキレイで、
場所を選べば足が付くゾーンがあり、安心して楽しめるということを、
知れば、泳いでみたいと思う人もいるかもしれない。

そんな、「ちょっと興味あるけど一人じゃ不安だな。。」
という人たちをスイムピクニックにお連れし、 
自然の中で自由に遊ぶ楽しさ、気持ちよさを味わってほしいなぁと思う。 

そんな時の為に、たくさんの引き出しを持っていたいから、
日々泳いで気づいたことを自分だけの頭のMAPに追加していっています。


だから、ここを誰よりも泳ぎ、誰よりも知りたいと思う。

もう山は白く、吐く息も白いけど、泳ぎ続けます。笑