鼻の奥が臭い!臭い玉の原因と対策

口腔ケアアンバサダー(社団法人日本口腔ケア学会認定)の上林登です。

昨日、口臭予防歯磨き粉「美息美人」のお客さまから、「鼻の中から変な匂いがする」とのご相談がありましたので、ご紹介したいと思います。

ご相談内容は、「喉の奥からイヤな臭いがして困っています。そのせいなのか普通に鼻で呼吸をしても臭うんです。」というものです。

鼻の中から変な匂いがする場合は、蓄膿症の可能性が高いです。ところが、この相談者の場合は、「耳鼻咽喉科を受診したが、蓄膿症(副鼻腔炎)ではないと言われました。」とのことでした。

実は、蓄膿症でもないのに鼻の中から口臭がする場合には、臭い玉(膿栓)が原因かもしれません。

今回の記事は、「鼻の奥が臭い」場合の原因と対策についてお伝えします。ご参考になれば幸いです。

臭い玉(膿栓)が溜まると喉の奥が臭くなる

蓄膿症(副鼻腔炎)でもないのに、「鼻の中が臭い」場合は、膿汁(のうじゅう)と膿栓が原因のことが多いです。(※膿汁は免疫物質と痰が混じったものです)

扁桃に臭い玉が溜まると口臭を発するようになります。しかし、臭いが周囲に感じるようになるのは、臭い玉が多量または常に溜まっている場合だけですので、過度に心配する必要はありません。

「後鼻漏」や「口内の不清潔」が原因で喉に膿が着くと、扁桃腺の免疫組織が活発に働き、扁桃の小さな窪みにネバネバの膿が溜まります。

この窪みに食べかすなどの汚れが溜まり乾燥すると、膿が固まり「臭い玉」になります。(膿栓は耳垢のようなものです。)

また、「臭い玉」と「膿汁」が出来るのは、後鼻漏とドライマウスが影響しているので、十分に唾液を分泌させるなど口と喉を乾燥させないようにすることが大切です。

臭い玉や膿汁についての疑問はこちらで解決しましょう。
⇒ 「臭い玉・膿栓」に関するQ&A

鼻の中が臭う原因

これまで、臭い玉(膿栓)が溜まり「鼻の奥から口臭を感じる」ことについて説明させていただきましたが、「鼻の中が臭う」原因は人によってさまざまです。

蓄膿症(副鼻腔炎)など耳鼻科疾患

鼻の奥が臭いときに最も多い原因は、蓄膿症(副鼻腔炎)によるものです。

副鼻腔が炎症すると、鼻汁が緑色で臭くなり、目と鼻上の間部分が痛くなるので直ぐに判断できますが、他の耳鼻科疾患の場合もありますので、気になる場合は早目に耳鼻科受診されることをおすすめします。

副鼻腔は鼻の穴とつながっており、炎症によって副鼻腔に溜まった膿が、鼻の中で臭い匂いとして感じるようになります。後鼻漏が口臭原因になることもあります。

「蓄膿症やアレルギー性鼻炎になると後鼻漏になりますが、蓄膿症の後鼻漏は「ドロドロ」としていて黄色や緑色の鼻汁、しかし、アレルギー性鼻炎の後鼻漏は「サラサラ」で無色透明の鼻汁です。
引用:鼻の中が臭い!原因不明の口臭は蓄膿症に注意、「3割の裏にある後鼻漏」

胃腸の不調や疾患

消化不良や便秘で腸内に溜まった腐敗ガス(悪臭成分)が血管を通って肺に運ばれ、鼻から呼気口臭となります。

また、胃食道逆流症の場合は、呑酸(どんさん)の匂いが鼻の中に臭います。

舌苔(ぜったい)

舌苔は口臭原因になりますが、舌苔量が多いと鼻の中を通って臭いを感じるようになります。舌苔は舌の奥にできやすいので、より鼻奥が臭くなる傾向にあります。

また、舌苔が着くと喉に細菌が増殖して、臭い玉がたまる原因になるので、舌苔をケアすることも大切です。

膿汁(のうじゅう)

口の中に細菌やウイルスが侵入すると、扁桃から白血球などの免疫が分泌され戦います。この時の死がいが膿となり、痰と混じり喉粘膜に付着します。

喉が乾く人の場合には、このネバネバの膿汁がいつまでも喉に着いて口臭となり、喉・鼻の奥から臭い匂いがするようになります。

また、扁桃に溜まった膿は、食べかす、剥がれ落ちた細胞の死がいと固まり乾燥すると臭い玉(膿栓)になるので、喉が乾かないようにすることが大事です。

鼻奥が臭いと感じるのは?

鼻の中が臭いと感じる場合には、ほとんどが蓄膿症(副鼻腔炎)などの耳鼻科疾患が原因になっているので、耳鼻咽喉科を受診されることをおすすめします。

耳鼻科疾患でないのに変な匂いがする場合は、その原因は臭い玉(膿栓)などによるものが多いです。しかし、臭い玉が臭いの原因であっても、周囲はあなたが思うほど「口臭」を感じてないかもしれません。

それなのに、ご自身は敏感に変な匂いを感じる。その理由は、臭い玉の匂いが鼻の穴を通って嗅覚で感じるからです。そのため、ご自分では「酷い臭い」として感じます。

臭い玉を予防して口臭対策をしましょう

膿栓の対策と予防で効果的なのは、口腔ケアと喉うがいですが、口臭予防歯磨き粉「美息美人」のアルカリイオン水を使用すると効果的です。

アルカリイオン水には、臭い玉(膿)のタンパク質を溶かす働きがあるので、臭い玉が取れやすくなります。また、臭い玉(膿)が減ると、喉が清潔になり、臭い玉を予防することができます。

臭い玉を予防するためには、うがいの他にも、小まめに水やお茶を飲み、喉の汚れを洗い流すことがコツです。

臭い玉の予防・対策 >>口臭の元「膿栓」を取り除き・予防する方法を知っていますか?

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