歯ブラシで舌を磨く

舌苔のケア方法。完全に除去する必要はないってホント!?

先日、舌苔(ぜったい)を取り除くことについて、娘3人と私で緊急ミーティングをしました。(身内ですが、全員その道の専門家で参考になります。)

彼女たちに集まってもらったのは、これからご紹介する記事「舌苔の除去法」について書くためで、久々に本気の勉強会です。

参加メンバーは、長女(大阪労災病院勤務の看護師32歳)、次女(昨年まで幼稚園教諭、妊娠のため休職中29歳)、三女(大阪市内の歯科医院勤務の歯科衛生士26歳)、そして私(41年間歯科関係の仕事、現在は歯磨き粉会社の代表取締役62歳)の4名です。

口臭の6割以上は舌苔から発生していると言われています。そのため、舌が白くなったら舌みがきをして舌苔を取っているのではないでしょうか?

一般的な舌みがきのやり方は、舌ブラシや歯ブラシを使用して、鏡を見ながら舌の奥から前方に向けてこすって苔を取る方法です。

ところが、舌苔は歯磨きのように磨いただけで簡単に取れるものではないですよね。

舌苔は、お口の中の汚れ(食べかすと舌や口腔からはがれ落ちた粘膜)に細菌が繁殖して固まって出来る苔(こけ)のようなものです。
引用:舌が白い!舌苔の治し方って知っていますか?

舌苔が取れない理由は、単なる汚れではなく、糸状乳頭の角化した部分に細菌が根を張っているからです。だから、むやみやたらに舌磨きをしても舌苔を取り除くことはできないということを先ずご理解くださいね。

舌苔ができるのは、次のような原因が多いです。もし、あなたも舌が白くなっていたら、当てはまるものがあるのではないでしょうか?

【舌苔の原因】
1. 唾液の分泌量の減少(加齢、ストレスなど)
2. 薬の副作用(降圧剤、安定剤、睡眠誘導剤など)
3. 胃腸の疾患や不調(便秘、下痢)
4. 喫煙(ヘビースモーカー)、飲酒
引用:舌が白くなる原因が何なのか知っていますか?

舌が白い人と白くない人5つの違い!舌苔の原因と取り方

舌が白くなると口臭が出るため、取り除きたいという人が多いです。

その舌苔の除去方法について、病院や歯科医院など現場の立場から教えてもらったので、ご紹介したいと思います。

私から次女に質問「ところで、(健康な)幼稚園の子どもの舌ってどんな色してる?」
次女「綺麗なピンク色してるよ。」
私「やっぱり子どもの舌は、唾液が多いから綺麗なんだなぁ。」

※成人でも健康な人の舌は、うっすらと舌が白い膜がはっている状態。ピンクの舌粘膜の表面に薄い舌苔が付いている。

次女「たまに、舌が白い子どももいる。赤ちゃんで舌が白くなっている場合もあるけど、お医者さんに聞いたら心配ないそうよ。」

私「無理に取ろうとするお母さんがいるようやけど、取れなくても大丈夫ですと教えてあげなあかんね。」

※幼児の舌がまだらに白くなることがある。(地図状舌)また、赤ちゃんの舌が白くなる原因は、母乳やミルクのカスなので、舌の汚れはガーゼでをふき取ることができる。容易に舌苔がとれない場合は、お医者さんにご相談されることをおすすめします。

長女「あるけど、舌ケアをするのは、認知症の人や寝たきりで自分で歯磨きできない患者さんだけよ。」

※病気の人は舌苔がひどいし、舌ケアをしても容易には取れない。

私「舌苔って、かんたんには取れへんやろ?それでも、舌を磨く意味ってある?
長女「スポンジブラシ(舌ブラシ)を使って軽く舌磨きするだけでも、口の粘つきが取れて味覚異常も減るから、口がスッキリすると思うよ。あっ、そうそう。他にも、肺炎の人とか、口腔内に痰がへばりついてる患者さんの場合には、誤嚥性肺炎予防のために取ってるかな。」

私「歯医者さんでは、舌苔や口臭のことで相談してくる患者さんに、どうやって答えてる?
三女「院長先生は、舌ブラシを使って舌磨きすることを勧めてるけど、私は、磨きすぎたら口臭が悪化するから、舌を磨くときは優しくしてねって指導しているよ。」

※舌苔が厚くなると口臭原因になるため、舌苔の除去をすすめる歯科が多い。しかし、舌苔を完全に除去しようとすると、舌を傷つけてしまい逆効果になるのでご注意ください。
舌苔ケアは、毎日少しずつ取り除くようにしましょう。

私「口が臭くなる原因は、どうしてだと思う?
三女「やっぱり、歯磨きの不足。歯にびっしりプラーク(歯垢)が付着している患者さんもいるけど、そんな場合はひどい臭いがしてるよ。」

私「口臭があることについて、歯医者さんはどんなふうに言うてる?
三女「口腔乾燥の場合には(虫歯や歯周病になっても)仕方ないけど、歯磨きが出来ていないから歯周病や舌苔になり、口臭も強くなるって。」

私「やっぱり、お父さんが思うとおりやった。ありがとう。」

ここからは専門家の立場から、舌苔の取り除き方についてアドバイスしたいと思いますので、舌ケアする時のご参考にしてくだされば嬉しいです。

1、 健康な舌の色で舌苔が薄い場合には、舌磨きはしない方がいいです。

2、 厚い舌苔が付いている場合には、軽く舌を磨くと口臭予防になります。ただし、強く磨きすぎると舌粘膜を傷つけてしまい、口腔乾燥や口臭の原因になるのでご注意ください。

舌苔がびっしりと付いている場合には、コットン(綿花)にアルカリイオン水を湿らせて拭くと、取れやすくなります。

⇒ コットンで舌苔を除去する方法はこちら

3、 舌の磨き方は、舌ブラシを使って舌の奥から優しく2回程度なぜるように磨く。(歯ブラシは毛先が硬いのでよくない)

4、 舌磨きの頻度は、舌苔が付いている時だけにする。一日、朝と夜の歯磨きの時だけで十分です。

5、 口腔乾燥(ドライマウス)は、舌苔ができる原因になるので、口が乾かないように小まめに水を飲んだり、うがいをすると良いです。
※うがいにアルカリイオン水を使うと、舌の汚れを溶かす働きがあります。

6、 意外かもしれませんが、胃腸の病気や不調(便秘、下痢)が、舌苔の原因になります。胃腸を健康にするための方法として、白湯を飲んで体を温めると免疫力も高まり、舌苔の予防になります。

7、舌苔ケアで大切なのは口腔環境を清潔にすること。そのためには、歯磨きケアがとても重要です。ていねいに歯磨きをしていても、口の臭いや舌の汚れが取れない場合は、歯磨き剤の見直しが必要かもしれません。

舌を綺麗にケアするには、アルカリイオン水でうがいを行うのがおすすめです。舌苔はたんぱく質からできているため、アルカリイオン水で溶けるからです。

→ 美息美人はアルカリイオン水の歯磨き粉!効果や使い方について

また、アルカリには除菌作用があるため、アルカリイオン水でうがいすることで舌苔除去と予防の両方が期待できます。詳しくはこちらをご参考にしてください。

>>口臭の原因「舌苔」を除去し予防する方法を知っていますか?



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