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【四柱推命】生時について

四柱推命は生まれた「時」からその人の様子や運勢を推測しようとする占術です。西洋占星術とカテゴリー的には近い占術です。西洋占星術は何月何日生まれだと何座というふうに理解されているかと思います。星占いとも呼ばれて、生まれた瞬間の天空の星の配置からその人の様子や運勢を推測します。

はい、生まれた瞬間です。

「え?時間なんて聞かれたことないよ?」という場合は、簡易な鑑定なんです。例えば、よく朝のテレビでやっている太陽星座の星占いのような。ホロスコープを作る場合は生まれた時間を聞かれます。

でも生まれた時間が分からない人っていますよね?

その場合には一日は24時間なので真ん中の昼の12時に仮定してホロスコープを作ります。誤差が最大12時間ということですね。その日になったばかりの0時や次の日になりそうな夜の12時に仮定してしまうと誤差が最大24時間になってしまいます。生まれた時間が分からないのだから仕方がない。誤差はある。その誤差ができるだけ小さくなることを期待して昼の12時に仮定するのです。

四柱推命は西洋占星術に似ていますが、生まれた瞬間の暦の干支からその人の様子や運勢を推測します。丑の刻参りという言葉を聞いたことがあると思いますが、昔の暦では時間は今のような24時間制ではなく2時間単位の12時間制です。時間は2時間ずつ、子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥です。(ただ、2時間はさすがに長いので子の上刻、中刻、下刻と40分単位の36刻制を使ってました。)

ここで問題になるのが十二支はそれぞれ性質が異なるので西洋占星術のような仮定ができないということです。昼の12時は午ですが、午は火です。夜の0時は子で水です。西洋占星術では12時間の誤差と言いますが、十二支で午と子は言わば対局です。誤差どころではでなく、全くの別物です。

西洋占星術でも誤差も12時間ともなると相当大きいと思いますが、それでもアナログなので仮定ができます。四柱推命はデジタルなので仮定ができないのです。

じゃあどうするかと言うと、2時間単位の十二支なので12通りの命式を作って、いつ頃良い事/悪い事があったかを伺って検討します。

という具合ですので、親御さんに聞いたり母子手帳を見たりして、分かるようであれば生時を明らかにして鑑定ご依頼くださった方が絶対確実です。

もういっそのこと生時を使わない命術もあります。生年月日だけで観るというものです。算命学とか宿曜とかですね。占術の体系が生年月日で出来上がっているので、それはそれで良いと思います。(私は自分の10年サイクルから占術に興味を持った人間なので、10年サイクルと合致しない占術は使いませんが、これは私とは合わないというだけで、算命学や宿曜を否定するつもりは毛頭ありません。)結局のところ、自分が納得いくか、いかないかだと思います。

四柱推命では生年月日と生まれた時間、生まれた場所、性別という情報が必要です。生まれた時間が分からない場合は、私はご本人とメール等で連絡が取れるようであれば、いろいろ伺って12通りの命式から絞り込みます。そんな感じにやっています。

皆様が幸せでありますように。

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令和6年2月7日より有料に移行しております。どうぞよろしくお願い致します。(令和6年2月13日更新)


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