卯月コウを語る郡道美玲様の歴史的演説に秘められた3つのテクニック

 

郡道美玲様はとてもキャッチーでわかりやすく、印象的な表現で卯月コウという存在を表現していた。
 流石教師というレベルでは済まされない素晴らしいテクニックの数々を生配信で披露していたということに多くの人は気づくべきである。
 そして是非郡道美玲様から学び、郡道美玲様という人がどれだけ凄いかということに関心をして欲しい。
 

全てを文字起こしするわけにもいかないので、簡単な文にするとこうだ。

卯月コウは真面目であり、卯月コウは不真面目である。
卯月コウは中学生であり、卯月コウは中学生でない。
それが卯月コウである。

 正確にはもっと多くの言葉で語っているが省略する。

 まずテクニック1にリピート法と呼ばれるスピーチのテクニックを活用している。その名の通りある一文を繰り返すことで聞き手の印象に残りやすくする手法だ。
 リピート法による演説で最も有名なのはリンカーン大統領の【人民の人民による人民のための政治】だ。
 演説だけでなくこれは音楽にも応用が利き、多くのヒット曲にも同じ言葉を繰り返すことで印象付けているものがある。
  一例を上げるとサカナクションの新宝島より「丁寧丁寧丁寧に」や電気グルーヴのシャングリラより「夢でキスキスキス、キスキスキス」だ。卯月コウのファンならお馴染みの脱法ロックもサビに「最低辺に堕ちろ、堕ちろ」などリピートする部分がある。
 同じ単語を繰り返すことで印象に残り、頭に残る手法があるが、知ってか知らずか郡道美玲様は「卯月コウ」と何度も繰り返して言うことで視聴者に深く卯月コウの存在を印象付けたと言える。動画内でカウントがあったが、7分間に60回も言ってるのだ。頭がおかしい。

 テクニック2として郡道美玲様の演説にはギャップ法というテクニックも使われている
 
例をあげるとバラク・オバマ前大統領の就任演説より「これは私の勝利ではない。あなたの勝利だ」 アポロ11号船長ニール・アームストロングより「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとって偉大な一歩だ」などだ。
 これは前文で否定的なことを言い、本当に伝えたいことを後の文に言うことでより印象を深めるテクニックである。
 郡道美玲様の場合は本当に伝えたいことのための正攻法ギャップ法ではないが、応用を利かせたギャップ法を使用している。
 どの言葉も二律背反なことを言うことで、伝えたいことはわからないが、非常に深く印象に残るというテクニックとして活用している。
 あの7分の動画は内容もさることながらリピート法とギャップ法の組み合わせによりかなり印象的なものになっていると考えられる。

 そして3つ目のテクニックが演説の内容だ。
 テクニックとしての名前はないが、表現できないものを表現するテクニックが使われている。それが実に卯月コウを上手に表現していると私は思っている。つまり卯月コウは表現のしようがない存在であるということだ。
 演説で散々二律背反な言葉を並べ「それが卯月コウである」と言われてもつまりどういうことなのか一言でまとめることができないのだ。
 よくわからないことがよくわかる。語れないから語るには矛盾するような全て正しい言葉で表現するしかない。表しようがないということが表せているのだ。

 そして言えることはあれだけ情熱的で、印象的で、多くを語らせてしまう卯月コウは素晴らしい存在であるということがよく伝わる。
 内容はまとめようがないが、そのどれもが実は大事なファクターなのだ。

なんだかよくわからないが、卯月コウという存在ってすごいんだな

 このような感想を最も多くの人に抱かせることができるスピーチを郡道美玲様はしてくださったのだ。
 もし卯月コウという存在を誰かに興味持ってもらいたい、卯月コウを広めたい、そう考えた時にオススメする動画は実はこの郡道美玲様の切り抜きが最も最適なのかも知れない。
 何故ならあいつの配信はそれこそ一貫しているようで千変万化、どの配信が誰に刺さるかわからないのであれば、卯月コウに興味を持ってもらい、そこから配信見てもらった方がいいからだ。そういう意味では卯月コウの良さを印象強く残せるのは郡道美玲様の切り抜きであろう。



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