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西瓜・メロン食べ比べ会

今日は花マル農園さん主催の西瓜とメロンの食べ比べ会に行ってきました。
Twitterで参加募集していたのを偶然見つけ、無類の瓜好きとしては見逃せない!とぼっちで参戦。
あわよくば向こうでお友達とか知り合いとかできたらいいな~なんて夢見てたんですが、まあコミュ力下限にぶっちぎってる身としては当然自ら声かけなんぞできるわけもなく(泣)
気を取り直して好きな西瓜とメロンをおなかいっぱい食べる方向にシフトチェンジ。
《西瓜》
ピノダディ(赤)
マイティー21(赤)
金色羅皇(黄)
サンダーボルト(黄)
《メロン》
ティアラ30
ヒーローオブロッキンジ
新芳露(しんほうろ)
純系アールス
ジェリーリンド
黄美香(きみか)
新品種1個
西瓜4種、メロン7種を順番に試食。
フルーツの食べ比べ会なので、女子の方が多いイメージだったのですが、男女比6:4くらいで男性の方が多かったのは意外でした。
そして男性陣はみんな生産に関わってるのかな?と思うようなメロンと西瓜に詳しそうな雰囲気で真剣に食べてる。
でも、おいしいフルーツを口にすると真顔でちょっととっつきにくそうな殿方が笑顔になってなんか可愛かった。
そういう事も席近い人に気軽に話しかけられれば良かったんですけどね~。
一人静かに観察してニヤニヤする怪しい女子になってしまった。
①ピノダディ
小っちゃいのは種だけ。見た目はごっつい大玉西瓜!
ピノガールなんかと同じマイクロシードのスイカ野郎!種が小さくて柔らかくて果実と一緒にもぐもぐいけちゃうめんどくさがりには最高の西瓜。
品種的には果肉が柔らかくて味がぼやけている、とあまり評判の良くない西瓜らしい。
でも、今回この西瓜を作った生産者西村さんの腕がいいのか美味しい西瓜に仕上がってました。
果肉の柔らかさは気にならないくらいしっかりしてて、甘さも十分ありました。際の方はかなりガリガリしていて、種もそんなに気にならなかったです。
個人的にこのマイクロシード、食べられるけど美味しいかって言われると「うーん」なので、早く種なしを実現するか、もっともっと種を小さくして欲しい。
それかめっちゃ種を大きく、数を少なくしてもらって取り除きやすくならないかなー。
②マイティ―21
ピノダディより果汁が多くて齧ると滴る。食感は柔らかめ(主催のはたんきょーさんは『粗い』と表現されてました)
くどくない甘さで後味はさっぱりしていて、通常の西瓜と比べて若干癖を感じました。
③金色羅皇
その名の通り金色の西瓜!オレンジ味のある黄色い果肉。
最近出てきた品種で百貨店とかでみかける高級西瓜。
本来は強い甘さの品種のようですが、今回のは天候の影響で甘さはかなり控えめでした。香りも通常の西瓜の香りより瓜っぽい香り。
オレンジがかってるせいかほんのりカロテン感(人参っぽいアレ。ほんのりですよ)も感じました。
本来のポテンシャルを出し切った状態でなかったのが残念。
実は自宅用にお中元で金色羅皇頼んであるので、今回食べたのとどのくらい違うかを届いたら確かめてみたいと思います。
ちなみに個人的に去年食べた「羅皇」という赤い果肉の西瓜、これがめちゃくちゃ甘くて果肉もしっかりしていてかなり美味しかった(確か長崎産)
④サンダーボルト
こちらは金色羅皇よりまっきっきの黄色の西瓜。
実は昭和生まれとしてはクリーム西瓜は甘いイメージないんですよね。私はかなりなアンチクリーム西瓜派。西瓜は赤くなきゃテンションあがらんでしょうが!と。
でもこのサンダーボルト、甘かった!一口目甘いくせに甘さが後をひかない、上品な西瓜。
果肉は柔らかめで果汁が多く、種も少なかったです。
西瓜で種が少ないってかなり好印象ですよ!食べやすいもん。
今回の会で一番人気の西瓜。
⑤ティアラ30
一般的な印象の赤肉メロン。肉質は赤肉にしては固め、際まで甘いんだけど、口に残る甘さだったので1/8玉とか食べるにはちょっとくどいかも。
⑥ヒーローオブロッキンジ
カットする前の状態でものすごい芳香を放ってます。マスクメロンの香りらしいんですが、私はマンゴーっぽい、と思いました。というか、マスクメロンの香りがわからん。いや、今日嗅いだのがその香りなんだろうけど。
100年以上前の品種で特別に作ってもらったのかな?
日持ちが悪く発酵しやすい。そしてヘタが落ちやすい、という理由で作られなくなったとか。日本人はヘタがついてないと嫌がるから、ヘタが取れちゃうと商品価値がなくなっちゃうらしいです。
果肉は白く、香りはとにかく強い。独特なクセがあり、甘さは弱い。近年の甘い果実を食べ慣れた身としては、弱いどころか甘く感じず正直美味しいとは言い難かった。
まあ、こういった品種は淘汰され、甘みの強いマスクメロンだけが現代まで生き残った模様。

⑦新芳露(しんほうろ)
こちらも強い香り。どちらかと言えば瓜っぽい香り。
日持ちが悪く、収穫して2日くらいでダメになるそう。
戦後入ってきたらしく、果肉は白く洋梨のように柔らかく滑らかな食感。
ヒーローオブロッキンジよりは弱いもののこちらもかなりクセがあります。酸味も感じて、甘みも弱く好みじゃなかった。
⑧純系アールス
アールス種の原種。食べ慣れた青肉メロンの味で、今あるアールス種よりは若干香り強めなのかな?後に残らない甘さでこれぞTHEメロンって味でした。
⑨ジェリーリンド
150年くらい前の品種で南瓜のような形。
溝が割れやすく熟すのが早い、と流通させるのが困難な種。今回のために特別に栽培されたそうです。
本来は甘いらしいのですが、早めに収穫したせいか食べたものは固く、甘みもなく酸味があり、私の知ってるメロンの味ではなかったです。
⑩黄美香(きみか)
青肉メロンで果肉は柔らかく滑らかで余韻の残る甘さ。そして残るのは甘さだけではなく香りも。
今回出されたメロンたち、香りの強いのはクセも強くて食べづらかったけど、この子はそのバランスが非常に良かった。特徴的ではあるけど受け入れられないほど強くもない。
私イチオシであり、今回一番人気のメロン。
⑪新品種
名前は教えてもらえなかったスペシャルゲストの赤肉メロン。
今回食べたものは若干固めでしたが、本来のポテンシャルは柔らかく滑らかな食感。
甘みも強く、後味にカロテンを感じました。

計11種おかわりもでき、西瓜とメロンでおなかいっぱいで大満足の会でした。
自分ではなかなか買えない品種を一度にたくさん食べ比べできたのはすごく楽しかったし、色々食べることによって自分の好みの味がわかって、今後スイカやメロンを買う指針にできるのがありがたい。
ちなみに私の西瓜の好みは果肉固めの赤い西瓜。
メロンは青肉メロンで果肉の固さは固くても柔らかくてもOKというところに落ち着きました。
西瓜・メロン共にどうもカロテン感の強いものは余り好みではないということがわかりました。
そして昭和生まれには懐かしいホームランメロンみたいな網目のないメロンがなかったのが個人的には残念でした。スーパーでも見ないし、絶滅しちゃったのかな?ああいった果肉の固い瓜っぽいメロンは。
今後、果物の食べ比べ会に参加する時はお口直しのポテトチップスを持参しようと思います。今回御厚意でとても美味しい枝豆を持ってきてくださった参加者がいらっしゃって救われましたが、甘いものばかり食べてると塩味を欲して仕方なかったです。
それにしても、これだけのものを準備して下さった運営さんには本当に感謝です。本当は感謝と共に今回の感想をお伝えして帰りたかったのですが、なかなかお声がけするタイミングがつかめず、挨拶さえできずに帰ってきた負け犬としては、次回参加の際、リベンジしたいと思います。

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