記事一覧
【書評】中国が席巻する世界エネルギー市場
目下、電力制限に脚光が当たり、改めて石炭の重要性が見直されている中国ではありますが、再生可能エネルギー、原子力と技術力を上げてきており、また、石炭火力についても高効率化が進んでいるようです。
そんな中国のエネルギーに関する実態を網羅的に述べている本として、「中国が席巻する世界エネルギー市場 リスクとチャンス-技術・権益が奪われる」(日刊工業新聞社)(2019年1月発行)を読んでみました。
1.
【書評】膨張GAFAとの闘い-デジタル敗戦 霞ヶ関は何をしたのか
海外のプラットフォーマーには法律を適用できず、国内の大手IT企業には厳格に法律を適用する「一国二制度」への問題意識に端を発し、霞ヶ関の役所や弁護士、教授、企業の人たちが如何にして対応を進めてきたのか、詳細に追って記述された良書でした。
この本では、
・日本国内の関係法令をめぐる国内のアクター間の綱引きの歴史
・欧米の議論を背景として議論を進める日本政府なりの政策形成プロセス
・GAFAの日
【書評】サステナブル資本主義
流行のSDGsや日本人の所得向上策について書いてあるとのことで飛びついて読んでみました。
サステナブル資本主義
本全体の感触は、研究者、外資金融、スタートアップ投資家としての筆者のキャリア感が良く出ていて、海外から見た日本という視点と、資本主義の成り立ちからその欠点を補ってサステナブルな未来への指針を示す良本。
個人的に気になったのは以下のような点でした。
1、資本主義の成り立ちから見る現
【中国経済】国有企業について
中国の国有企業について,その①歴史と②現状を調べてみました。
0.初めに(参考にした情報元)①国有企業の歴史は,チャイナ・エコノミーという本を主に参考にして書いています。
チャイナ・エコノミー
この本は中国の国有企業だけでなく,農業,都市,金融,工業,人口問題など,関連データと政策を幅広く整理されてますので,中国経済に関心のある方にオススメです。
②国有企業の現状は,中国のサイトから
「通商白書」を通じてみる,世界経済のテーマ一気読み(21世紀の振り返り)
毎年政府が発行する通商白書のメインディッシュ「第2部」のテーマ解析を通じて、21世紀の世界経済を振り返るの巻、をやってみたいと思います。
通商白書の見方については、前回の記事(【世界経済】通商白書の見方:世界経済の動向とリスク、主要トピック、通商政策)でも解説していますので、こちらもご覧いただければ嬉しいです↓
https://note.com/udonpudong86/n/n023788
【中国経済】シャオミのスマート電気自動車工場の立地競争からみえる、「あるある」
三国志赤壁の戦い、そして昨年新型コロナで有名になってしまった中国湖北省武漢市が、スマホ大手のシャオミ(小米)のスマート電気自動車工場の立地に向けて積極的に進めている、との報道がありました。
https://www.jiemian.com/article/6471315.html
これ面白いのは、武漢市政府からの発信です。
記事を更に読み進めていくと、西安市とか安徽省も工場の立地に手を挙