最強バクフーン本番・初週

きあいだまを撃ってくると予想して事前準備したポケモンは、ことごとくダメでした。むしろ、きあいだまに耐えられないからと却下した構成の方が活きてしまう結果に。ある程度実戦回数をこなし、使ってきたポケモンと共に、気付いたことを自分用にメモ。

①アタッカーは、自分のタイプ・技のタイプ・テラスタイプを一致させなければならない。

最初に作って運用していたのがオドシシ。ずぶとい、いかく、H134・B252・S124、しんかのきせき持ち、なりきり・めいそう・シャドーボール・まもるという構成。アタッカーではなく、まずは様子見のソロ用で作ったのだけれど、使ってみるとダメージが入らなさ過ぎてビックリした。戦いの様子は下記にて。
最強バクフーン・ソロレイド@オドシシ - YouTube

「めいそう6積みで弱点のシャドーボール撃っておけば何とかなるだろう。こちらのC種族値もそこまで低くないし。」
そう思っていたのは大きな間違いだった。ダメージ計算上、5.1%~6.0%のダメージが入るので、20回程度撃てれば倒せる・・・と思ってはいけない。実際には途中、しかもわりと早いタイミングでシールドを貼られ、大幅にダメージカットされてしまう。たろすさんの解説が分かりやすかった。
たろす@テラレイド考察(@taros_sann)さん / Twitter

私のオドシシはタイプでゴースト技を無効化しているのでテラスタルを切れず、そのまま殴るしかなかったので、たろすさんのパターン1に当てはまっていた。抜群を取れて2倍のダメージになっているので、計算が合っているか分からないが、13%の2倍で、それでも26%程度のダメージしか入らない。

これを覆すには、発動率20%のシャドボのD下げに頼らざるを得ず、発動率は低い&試行回数を増やすため時間が掛かるという状態。一応クリアはできたものの、マルチレイドに行くまでもなくお蔵入り。

②敵の攻撃技をコントロールする。味方各人が食らう技を知る。

今回バクフーンが使う攻撃技は噴火、じしん、シャドーボール、じゃれつく。特に攻撃力が高いのはテラスタルシャドーボールと晴れ噴火。これらの攻撃技はランダムに撃ってくることはあまりなく、こちら側のタイプや特性、または相手側のAやCのランク等から、最もダメージが大きい技を使ってくることが多い。(固定技を除く。それでも100%そのように動くわけではないようで、たまにダメージが入らない/入りにくい技を使う時もある)

たとえば前述のオドシシは、タイプ相性によりゴースト技無効、なりきりで特性もらいびになることで、ほのお技無効となり、撃ってくるのは地震とじゃれつくだけになる。そこにBを厚くすることでダメージを軽減するという作戦だった。

このコントロールによるダメージ軽減策の一つがワイドガードである。バクフーンが撃ってくる中で全体攻撃は地震、噴火であり、この2つはワイドガードで防ぐことができる。噴火は固定行動で使われるとワイドガードできない場合もあるので、地震を誘発するタイプにしてしまえば、シャドーボールやじゃれつくを撃たれずに済む。ついでに固定行動噴火のダメージ軽減までできるタイプにしてしまえば尚良く、最適ポケモンの1つがドヒドイデ(水・毒タイプ)になる。

ただし、ワイドガードはすべてのポケモンが恩恵を受けられるわけではない。テラレイドの仕様の一つで、固定行動を除けば、各プレイヤーはそれぞれに攻撃を受けている。もし自分が地震を受けていても、他の味方も同様に地震を受けているわけではなく、各プレイヤー毎にそれぞれ個別判定され、かつ主に弱点を突かれる場合が多い。例えばアタッカーに多いコノヨザルは、ほぼ毎ターンでシャドーボールを撃たれるため、ワイドガードで保護できないことの方が多い。

また、ワイドガードは保護対象となる期間が短く、ワイドガードが使われたことを見てから(おそらく実際はコメント有無に関わらず使われた時から)動く必要があり、雑に連打で撃っているだけでは保護できないし、他メンバーも保護を受けられない。

【参考・ワイドガード発動のタイミングを調べた時の動画】
うどんあさんはTwitterを使っています: 「その1表・成功例。ワイドガード発動後に他プレイヤーが動くと、ワイドガード役も他プレイヤー役もワイドガードが機能を発揮する。 #ポケモンSV #ワイドガード https://t.co/7lS6dx1Xql」 / Twitter

うどんあさんはTwitterを使っています: 「その1裏・成功例。左上にワイドガード使用を見てから行動すると、自分もワイドガードの恩恵を受けることができる。 #ポケモンSV #ワイドガード https://t.co/psq39UlbFU」 / Twitter

うどんあさんはTwitterを使っています: 「その2表・失敗例。ワイドガード実行前に他プレイヤーが動くと、ワイドガードが発動するのはワイドガード役だけで、他プレイヤー役には発動しない。尚、ワイドガードと他プレイヤーのコマンド入力時間は1、2秒差しかないのですが、それでも発動しませんでした。 #ポケモンSV #ワイドガード https://t.co/zCe71bcdTY」 / Twitter

うどんあさんはTwitterを使っています: 「その2裏・失敗例。左上のワイドガード発動前に動いてしまうと、ワイドガードの対象とならない。 #ポケモンSV #ワイドガード https://t.co/Uxx0rEGPRd」 / Twitter

うどんあさんはTwitterを使っています: 「おまけの失敗例。ワイドガードを張った後、ワイドガード役は放置した場合、ワイドガードは発動しない。 #ポケモンSV #ワイドガード https://t.co/6P7r6yXVBu」 / Twitter

③敵のAとCを同時に下げられる技は、テラレイドなら光る。

②の通り、敵の攻撃は各プレイヤーに合わせて変わるため、例えば自分は物理方面をシッカリ対策したとしても、他プレイやーは特殊方面で攻撃を食らっているかもしれない。二刀流アタッカーを相手にする場合は特に注意が必要だが、それを雑に解決できてしまうのが「A・C同時下げ技」である。具体的には、『おたけび』『なみだめ』

(ポケモンWikiでのおたけびの扱い)
こうげきとくこうを同時に下げることがメリットとなることは少なく、両刀型のポケモンが相手でもない限りは片方を2段階下げる方が効果的。加えてこの技を覚えるポケモンは耐久力が低いものが多く、採用されることはあまりない。

おそらく対戦を想定した書き方で、実際レイドでもあまり使われていないため、記事更新があまりされていないと思われる。ところが、現環境でおたけびまたはなみだめを使えるポケモンを調べると下記の通り。

『おたけび』or『なみだめ』を覚えるポケモン|ポケモン図鑑SV|ポケモン徹底攻略 (yakkun.com)

少なくともバクフーン相手にはタイプ相性が良いポケモンが多く、BやD方面に優秀なポケモンは多い。特にウネルミナモ・サケブシッポの2名は、性格や努力値によっては特性:こだいかっせいで更に固くなる構成も有り得る。

ウネルミナモは1匹しか持っておらず、Boxコレクションになっているのであまり使いたくない、バイオレットなのでサケブシッポは持っていない、そんな方にオススメがカエンジシ。

シールドを貼られるまではおたけび、シールド中はバークアウトorあまごいor応援、シールド破壊後は再度おたけび、と行動は割と単純。タイプ相性のため、毎回地震を撃たれるため、性格や努力値はBを厚くしています。尚、Dが紙ペラなせいか、序盤は地震ではなく噴火を撃たれることが多いようです。タイプ相性で半減できるので大して痛くなく、おたけびでCが下がると使ってこなくなり、念のためばんのうがさで晴れ影響を無くせば固定行動での噴火も怖くないです。


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