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大阪杯 考察

【大阪杯 平均レースラップ】

■GI昇格後2017年~2020年(※重馬場の2021年を除く)
12.6-11.3-12.4-12.3-12.0-12.1-11.6-11.4-11.4-11.9
前半5F=60.6,後半5F=58.5
→前半Sペースで入り、L4のコーナー区間から加速開始。
*️⃣コーナーをロスなく内で回ってこれる先行馬or後方待機のイン差し狙いがハマりやすい傾向。

🤔過去の大阪杯を振り返ってみる

■2020年
【好走パターン】

1着 ラッキーライラック *最内からちょい差し
3着 ダノンキングリー *逃げて内ラチ
4着 カデナ *コーナー最後方イン待機。イン差し。
5着 ワグネリアン *イン好位差し。
6着 ジナンボー *人気薄で番手恵まれ。
【凡走パターン】
2着 クロノジェネシス *コーナー外3負荷。
→その後を見ても最強馬だからこその2着。
7着 ブラストワンピース *コーナー大外捲り負荷。
→馬の力はカデナより上でも、イン差しにこだわったカデナには差を見せられた結果。

■2019年
【好走パターン】
1着 アルアイン *道中内ラチ待機。直線内。
2着 キセキ *番手。
3着 ワグネリアン *道中内ラチ待機。直線内。
4着 マカヒキ *道中後方内待機。直線外。
【凡走パターン】
6着 ブラストワンピース *コーナー外7頭目。
11着 ペルシアンナイト *コーナー外6頭目。

■2018年 ※やや異質
スワーヴリチャードが捲ったことでL4~3Fが最速のラップ。よって、コーナー外負荷はかなり強い。
【好走パターン】
1着 スワーヴリチャード *捲り。コーナー内。
2着 ペルシアンナイト *コーナー内。直線外。
3着 アルアイン *コーナー内。直線内。
4着 ヤマカツエース *コーナー後方内。
【凡走パターン】
8着 トリオンフ *コーナー外3。加速区間で捲り。
13着 シュヴァルグラン *コーナー外。

上記のように大阪杯における好走パターンと凡走パターンはかなり分かりやすい。内ラチを取れる馬が恵まれて、コーナー加速区間で外を回す馬には辛い展開になるという傾向。

つまり、予想する際に考えるべきことは、、
①枠の並びから内ラチを取れる馬を探す
②コーナー外負荷を受けそうな人気馬を軽視する

この2つが中心となる。
枠順はかなり重要になってくるだろう。


●注目馬見解

☆ジャックドール

まずこの馬の逃げ方に注目する。ジャックドールという馬の逃げは他馬の逃げと比較して異質であることを理解しなければならない。注目したいのは近2走のラップ。基本的には中距離の逃げ馬は前半スっと加速して先頭に立ち、中間で少し緩め、再度加速していくもの。しかしながら、ジャックドールは前半から中間で緩めることなくL2Fまで11秒台を連発する逃げを打つ。これが他馬と比較して異質な能力である。そして最大の武器であると考える。こんなペースを無理のないマイペースで繰り出してしまうのだから後ろにいる馬にとってキツイのは言うまでもない。2走前に関しては東京2000mということでまだ理解出来なくもないペースだが。。流石に前走はおかしいという言葉しか出ない。試しに調べてみた。

【中京2000m重賞 前半5F59.5以内で逃げた馬】
※過去10年で対象馬はジャックドール含め5頭。
→ジャックドール以外はいずれも着差1秒以上の大敗という結果だった。トドメを刺すかのように、後半5Fを57.9で走破してしまった。異次元。

これがリアルです。この馬は強い。本当に強い。
加えて、内ラチを通る馬が恵まれる大阪杯の傾向から考えてもジャックドールが飛ぶ想像はあまり現実的ではないと考える。エフフォーリアとの比較で考えてみると、ジャックドール自身はマイペース逃げをする可能性が高い(他馬が絡めるペースにならないから)のに対して、エフフォーリアはキャリア初レベルの異質なラップを差し切らなければならない。個人的には2強の取捨は、ジャックドールを上に取ろうと考えている。


☆ウインマリリン

内ラチ巧者なんて言葉があるとしたらこの馬のことではないでしょうか。重賞勝ちは3戦とも内ラチから抜け出してくる形。恵まれたと言えばそうなるのかもしれないが、それが出来ることがこの馬本来の魅力であると考えるべきだろう。前走は誰もが覚えているだろうが、怪我の不安を抱えた1戦で走れる状態になかった。ペース的にもかなり負荷が強い形となり、度返しできる1戦。オールカマーや日経賞のように内ラチをズルく立ち回ればGI馬を軒並み撃破できる最大打点を持っている。イメージしたいレースは2020年エリザベス女王杯。前半2~3Fに11秒前半連発で差し決着の中を先行し、ラッキーライラック・サラキア・ラヴズオンリーユー相手の4着。この競馬が出来る枠順に入ればウインマリリン史上最大の狙い目になってもおかしくない。この馬をGIで買うなら前走16着の後のここと見ている。

☆ヒシイグアス

ジャックドールの逃げに対応して来そうというのが1番大きな理由。その可能性を感じるのが3走前中山記念の内容。前半から11秒を連発し超高速決着となったレースで、着差こそ小さい勝利だったが、コーナーも外追走の負荷がありながら勝ち切ったところに魅力を感じる。2走前の天皇賞・秋は8枠15番の枠が最悪で、スタート後にかなり出して位置を取りに行く形に。同様のレースメイクでカレンブーケドールが有り得ないほどに潰れたところを見るとかなり負荷が強かったはず。それでもラストはポタジェをしっかりと差し切ったし、あのメンバー相手の5着は相当評価していい。また展開的にも究極の上がり勝負みたいになるのは分が悪いタイプで、中山記念のようにタフな展開でこそ強さを発揮してくる。格が上がって他馬が相対的にキツいときこそこの馬は強い。前走香港カップは言うまでもなく、最強ラヴズオンリーユーに真っ向勝負の2着。今回のメンバー相手に能力が足りる根拠は十分に揃っているし、あとは大阪杯の好走パターンにこの馬がハマれるかどうか。内を取れるなら崩れる未来は見えない。ジャックドールとセット馬券を買うならこの馬を外すことは出来ないと考えている。


天候・枠順・オッズが分からない現時点では、上記3頭を中心視しています。フェブラリーS◎カフェファラオ🎉、高松宮記念◎ロータスランド🎉に続いて、大阪杯もしっかり本線で的中したいです😤

先週は4重賞全てで◎が馬券内になるなど好調でしたので、ぜひダービー卿CTの方の予想も見て頂けると嬉しいです!

最終予想は土曜日の夜に、公開しますのでそちらも合わせてご覧下さい!

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