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闘病ノート⑦
週末は特に何も無かった。
特記するとしたら、重湯から始まった配食が、三分粥、五分粥とグレードアップして、ついには白米となり、おかずもそれに伴って少しずつ豪華になっていったことと、点滴が外れ、時々抗生薬を投入するくらいになったお陰で、両手の自由が利くようになったことくらいだ。
月曜日に外科医師と手術について面談する予定であったが、その日、病院内で緊急案件があったようで面談は出来ずじまいだった。私にとっての問題は手術の日程がいつ組まれるかということで、余り長期にわたって入院しているわけにも行かない身としては、そのことばかりが気掛かりだった。しかし、これは自分がコントロールできる事柄ではないので、天に任せるほかはない。
最悪の場合に手放さなければならない物事について思いを馳せ、それを受け入れる心の準備をしながら、時が過ぎるのを待っていた。
火曜日(5月25日)の朝、尿検査の尿を提出してから朝食をとり、病床で休んでいると、担当の内科医師が来て、木曜日に手術の予約が取れたと伝えてくれた。朗報である。遅くとも来週中に手術しないと全ての今後の計画が狂って来ると覚悟していたところだったので、有難い事この上ない。血液検査の結果は良好だが、一点心電図に懸念があったので、今日は循環器科で検査を受けるという。あとは手術に向けて万事順調に進むことを祈るしかない。(つづく)
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