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千の誓いがいるのか、万の誓いが欲しいのか。命を懸けた言葉をもう一度言えというのか?

去年の彼の誕生日に、これを渡した。

なのに、先日、「あなたが僕のどこがそんなに好きなのか分からない」と言われ、一瞬絶句。
「えっと…100個も挙げたのに?」
「うん。どれも、そんな風に見てくれてるんだ~とは思ったけど、好きな理由としてはピンと来なくて」
私の挙げた100個…全く本人に「刺さって」いなかった、という衝撃。
聞き取りやすいトーンの声が好き、とか、嫌がらずに手をつないでくれるのが嬉しい、とか、面倒がらずにこまめにワイシャツにアイロンかけるのがえらい、とか、お友達を大事にしててすてき、とか…そういう感じのことを書いたんだけれども。
どれもこれも具体的じゃない、と言われれば…まぁ…そうかもしれない…。

困った。
彼が本当に欲しい言葉は何だろう。
何を言えば伝わるんだろう。
好きだという気持ちだけが伝わっていればそれでいい、と…思えなくもないけれど、私は彼の欲しいもの、求めるものをいつだって素早く確実に供給したいのだ。
なのに、それが何なのか分からない。
気持ちがこんなに、こ~ん~な~に~溢れているのに、私は彼に届く言葉を持っていない…こんなに悲しいことがあるだろうか!

私と彼はマッチングアプリで出会ったのだけれど…彼が私に「いいね」を送ってくれた理由は『プロフィールページの文章が面白かったから』とのことで、メッセージを送り合うようになってからも、特に意識や意図のない言葉に「面白いこと言うね」とか「その返しは予想外ですばらしい」みたいに言ってもらえていたので…自分の言葉が彼に響かなくなる日が来るなんて…本当に思いもよらなかった。

もっとも、彼の「あなたの好きなところはふがふがしているところ」という言葉が、私に響いているのかと言われれば…。

しょ~~~じき、「?」なのだが。
(しかし、会社の同僚はそれを聞いて「なんかわかる~」と言った。…私はふがふがしているのか。ふがふがってなんだ)


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