カメの散歩

先日近所の公園にカメの散歩をしに行きました。

あ、昨日話した次男へのどっきりの話なんですが。

その日、次男(6)と、長女(4)と3人でカメを公園で散歩させていたら、東南アジア系の家族が我が家のカメに興味を示して見ていました。

我が家は、全員恥ずかしがり屋なのでその視線に気付かない振りをしていました。

向こうも、一定の距離を保ったまま近づいてこようとしていませんでした。僕は一応口元を、スマイルにはしていました。

カメを中心に二家族が等しい距離を保つような形になっていました。結局言葉を交わすことはなく。一旦、その家族が帰った後我々はブランコの方に移動して遊びました。もちろんカメも連れて。

 それから少しすると、さっきの家族が戻ってきました。さっきまでは、両親と9歳ぐらいの女の子だったのですが、今度は亀が好きそうな4歳ぐらいの男の子を連れてました。

その男の子は割と積極的で「ロロッロ!」みたいな言葉でカメを呼んでいました。我々に緊張感が走りましたが、気にしないようにしながらブランコに集中しました。

「ロロッロ!」という、たくましい声掛けが何度か聞こえました。

そこで僕は一つ不安になりました。カメはリクガメなのですが、もしかして彼らは公園の野良ガメだと思ってるんじゃなかろうか?もしかしてこの子はカメを持って帰ろうとはしていないか?

ありうる。

僕は精一杯顔で「それは我が家のペットの亀だよ」という表情をしました。どんな表情だ?と言われると。表情としては「よしよし、うちのペットのカメはまだ所定の場所にいるぞ」というような表情です。彼にどれだけ伝わっていたかは不明です。

そうこうしてるうちに、向こうのお父さんが「もうダメだコイツら、絡む気ないわ」みたいなことを言ったのか、突然帰って行きました。

その家族が帰った後、次男がブランコに乗ったまま「あれ?カメは?」と言いました。カメはすぐそばにいたんですが次男は見失っていたようで、僕がドッキリのつもりで「あの家族が持って行った」と言いました。

そもそもそのカメは、僕が独身時代から飼ってるリクガメでして。次男は特にカメが好きという感じではなかったので、「えー!?」と驚くだけだと思ったんですが、次男は、無表情になり「ぶっ殺す…」といってブランコから下りて5歩歩き、その後大声で泣き始めました。

僕が慌てて、「いや、ウソだよ!亀そこにいるじゃん!」と言ったら、次男はカメを確認して「アハハ!」泣き笑いをし始めたのでした。

そんなにカメに愛情があったのが本当に意外でした。僕も、彼がそこまでカメを愛していたならそんなドッキリしてませんからね。

いや、それはわからないか。

でも、意外な表情が見れて良かったです。

みなさん今日もお疲れ様でした!


僕のお笑いが好きな方 一杯奢って下さい!