先週の宇田川ゼミ!・・・と勝手な論考 Vol.3
こんにちは! 二年の新野です!
先週は個人的には学園祭の都合で5連休だったのですが(毎年サークルか何かに入っておけばなぁと思う時期です笑)、体調を崩し4日間をベッドの上で過ごしました。
むつめ祭(埼玉大の学祭)は大盛況!! 今年は創立70周年ということもあり、かなりお客さんが訪れてくれた印象(らしい)です!
ゼミの様子!!
今週も前回同様2班ごとの発表です。
すべての班が悩んでいることなのですが、問いと仮説の設定は難しいんですよね(逆に言えばそこがしっかりできると研究は割とスムーズに進むのですが・・・)
ただ、先生もおっしゃっていますが、「ユニークな問いを立てるためには、アンテナを常に立てておかなければいけない」のです。
「普通は(自分の知識内では)こうなるはずなのに、こうなっているのはなぜだろう」という疑問が研究の始まりなんですけど、そこにたどり着くためには、
「世の中で何が起こっているのか」「それが疑問になり得るほどの知識があるのか」
という点は非常に大事かなと思います。
毎週授業やバイトの間を使って各班で集まって(僕の班は僕がメルボルンに半年いたことも有り、ほぼZOOMでミーティングをする流れがありますが)いろんな知見を併せて頑張っています・・・
・・・これを学生が設定するというのも宇田川ゼミの大きな特徴なんですけどね!!
以上! 今週の研究の様子でした!!
どのように・どんなゼミ生を採用するか?
これも先週のゼミの大きなトピックのひとつでした。
やはり、来年度一緒に研究する仲間を採用するので、議論は白熱しました。
ちなみにこのゼミ生採用に関しては2年生が主体的になって決めます(来年一緒に研究するのは僕たちなんで)。
三年生からは、去年はどのように採用をしたのかという事を教えていただきました。
話を進めていく中で印象的だったのは、三年生の先輩が
「今年はだいぶ3年生が出しゃばっているよねw」
「私たちが言ったのは意見に過ぎないので2年生がしっかり決めてほしい。全然今(三年生が)言ったことと真逆なことしてもかまわないから!」
とおっしゃっていたことですw
これからオープンゼミや期末試験など大忙しですが、着々とゼミ生採用の方も進めていきたいと思います!!
(なにかゼミの選考など相談したいことがありましたら、お気軽にFBの「埼玉大学宇田川ゼミナール」のほうまでご連絡ください!)
編集後記.....「大学は必要ないのか」
(この企画は新野個人が始めたため、不定期かつ続くのか微妙ですw 一大学生のぼやきとして捉えてください)
最近、「大学不要論」が盛り上がりつつあるのはご存じですか?
「そもそも、大学で学ぶことに意味はあるのか?」「大学で学んだことは所詮実践では使えない」「大卒という資格が必要なだけじゃないか」など多々主張はあると思います。
学生の中でも、大学受験が終わった後はもう勉強をしなくてもいいという風潮があるようにも思います。
話は少し変わるのですが、youtubeで動画見ているときに
堀江貴文さんも動画の中で「大学はコスパが悪い」という話をしていらっしゃいました。
ただ、同じ動画の中でおっしゃっていたのは、「いい学生は自習ができる」ということです。
これを聞いたときに僕の中で腹落ちした事があるのですが、
「大学は問い・仮説を考え、検証する、いわば自習をするためには最も適した場である」
「世界で活躍する人は自習が(場所・所属にかかわらず)できてしまう」
ということです。
我々学生は、講義を聴き、今までの常識とされている事象のアラや、疑問点を考えだし、それを直接教授に質問したり、研究していくための施設が提供されているのです。
疑問点を考えつくというのも容易ではありません。その領域において何十年も研究なさっている教授方のレクチャーから考え出さなければいけないのです。
本を読むにしても、お金をかけずとも何万冊という本が図書館には所蔵されています。(ちなみに埼玉大学の図書館は関東でも随一を誇る蔵書数です)
以前宇田川先生が、「なるべく若いうちからひたすら難しい本を読んで、世の中をよく見て、考えて、それを議論して、アウトプットするということをどれだけやるかで、巨大な差になってしまいます。」
とおっしゃっていました。当時はなぜ差が生まれるのかまで考えていなかったのですが、これも個人的には、「広く、深い知見」と「自習」の能力なのではないかと今は考えています。
まとめとして何が言いたいのかと言いますと笑
・大学はすべての人に不要なのではなく、
「一部の自分一人で自習できる力がすでに備わっているモノには必要のないものである」
・大学に行く意義・メリットとは
「自習(今現在の常識を疑い、疑問を持ち、自ら勉強し、修正・反省しアクションを起こす)ができるような人間になる。」
「広くアンテナをもち、どこかの領域において深い知見を得る」
「議論を通して、自分の考えのアップデートや、それを深める施設の提供をする場」
なのではないかと個人的には思います。
これらって目に見えないモノだし、役に立つかどうかを確認できるのは将来なのだから不安なモノではありますけどねw
これらをフル活用する宇田川ゼミの組織形態が個人的に非常にお気に入りです。
自分の知識をアップデートし、教授を困らせるために(おいっ!)、今日も新野は最前席に座るのでした。(終)
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