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ひ・一の流れ|あたらしい日月神示

おもてなしの国の始まりの物語。

地球創世の頃。地球を統治していた国常立大神は、本拠地だったトルコ エルズルム(旧ササーン朝ペルシャのあったところ)から、神々によって世界の東北に追いやられ、地中に封印されたという。これは天界でのお話しです。

出口王仁三郎氏の霊界物語によると、この封印された国常立大神の肉体として、日本列島が形成されたことになっています。

神の靈(ヒ)の本。日本のはじまり(一)の物語。

この神が、外(ほか)の神に封印されたことは、裏と表、内と外、封印されたものと封印したものといった、相対する二つが一つに表裏一体した日本の型に。

前述のように日本は世界の雛形なので、日本と世界の関係性も表裏一体となっています。日本が一(はじめ)で元なのです。

つまり外国は、日本の影である表の実体。日本の靈的素型が照らし出された、物質社会ということです。
これに対してヒ(火・靈)ノモト日本は、見えない裏の実体です。物質を産む源の霊的磁場。

これが「おもてなしの国」日本の真実。表がない。裏しかない。

そんな日本の象徴は富士ですが、この一(はじめ)である「日本」は、漢字を変えると「二本」となるように陰陽2つの性質を持ち併せながらも、「不二(二にあらず)」。別の観点では「2じゃないのが日本」と言ってるんですね。
そのこころは、二極を映し出す太極点でもあるということ。この時点で日本の素型は、すでに三位一体です。

古神道ではひふみの「ひ」は三角形で表され「火=靈」を意味します

外国は、日本であるヒ(靈=火)が写った外側のミ(実=水)なのですが、合せて火水(カミ)。*諸説有り。この仕組が地球の素型です。
では何故、平和を重んじる日本が写った筈の外国が、戦争だらけなのでしょう。

私はそこがずっと謎でした。出口王仁三郎氏によると、天界で行われたことは、幽界に写され、さらに顕界(人間界)に写されます。ここから、地上の紛争は「封印された神と封印した神の葛藤」が人間界の葛藤の根本原因となっていることが分かります。

でもそれだけじゃないんですね。顕界では、天界と幽界の2つ分を受け取るというのです。幽界とは黄泉の世。イザナミの棲む死後の世界ですが、天界の型が日本であるのに対し、幽界の型は外国が担ってます。

日月神示では、外国を骸国または幽国と書いてガイコクと読ませています。黄泉の国ということになるのですが、黄泉がえりとは外国が日本に還ることなのでしょう。これについては、後に。

話しを戻します。上で「すでに日本は三位一体」と書きましたが、三角形を思い浮かべてください。頂点の3つはどれを入れ換えても三角形が成り立ちます。A=B=Cならば、B=A=Cでもあり、C=B=A。時系列はあってないようなもの。

つまり、天界の写しは日本の磁場になり幽界外国にも現われる。幽界外国に現われたことを日本は受け取りながら、日本は型を出し外国に写す。
日本は型を出しながら、出した型を引き受け、互いの巡りを熟成させる関係性です。

公での日本史では、大和の国は、天孫降臨した神から始まった国であり、はじまりは神の睦み愛から起こっています。起点に葛藤は見受けられません。

今では多くの方が気づいているように、日本の歴史には裏があります。記紀や教育の中で伝えられてこなかった、私達の知らない真実の物語。日月の神はこれを伝えているのですが、この裏を知ることは、日本に産まれた自分自身への「おもてなし」になるのでしょう。封印された型はそのまま日本史が引き受けているのですね。

日月神示の言う、弥勒の世は、以上の「ひ=一」から始り、ひふみよ・・と自分の核を紐解かれながら進み、原点に還る旅。天界日本と幽界外国のマクロは、そのまま人体ミクロに凝縮されています。魂(ヒ)と身(ミ)に人間は地球全世界を内包しているのです。これを睦み合わせていくのが本当の身魂磨き。

戦は今年中と言ってゐるが、そんなちょこい戦ではない、世界中の洗濯ざから、いらぬものが無くなるまでは、終らぬ道理が分らぬか。臣民同士のいくさでない、カミと神、アカとあか、ヒトと人、ニクと肉、タマと魂のいくさぞ。己の心を見よ、戦が済んでいないであろ、それで戦が済むと思うてゐるとは、あきれたものぞ、早く掃除せぬと間に合わん、何より掃除が第一。

第一巻 上つ巻|第一帖より

私の観点での日月解釈を、お読みくださりありがとうございます。

あたらしい日月神示、について書いています。
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