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きりとりきりとられ過ぎ去って

最近空洞のように現実を、ぼけーと眺めることがおおくなった。
いちまいいちまいペラペラと、写真がめくられていくように続いている目の前のこと。

ただそこに意味を持たせるのは
どこまでも自分の
意味づけと
理由づけしかなくて
それを人はフィルターと呼んだりもするんだけど

それがあるから感情を揺らされてめんどくさかったり
かといって
それがないと現実だってただの無味無臭な「ただ」「ただ」の「それ」でしかないから
やっぱりつまんないよね。

とか思いながら
現実の なか の 一 瞬 の なか の ご く い ちぶ を き り とっ て

色づけしてるんだねー、
ぼけーとそう眺めています。

そうやって自分もきりとられてたり、するよね。

でもそれらもあっというまに、過ぎ去るそれらだから
なんだか味気ないぐらいがやっぱりちょうどいいよねって。

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