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いえまね を終えて



遅くなりましたが
パワイン「いえまね」無事終演しました。
ご来場いただいた皆様、関わってくださった全ての皆様、本当にありがとうございました!
ゲネプロのお写真をいただいたので、お気に入りを載せながら振り返っていこうと思います。

撮影:吉田実ちこ さん

去年延期になった時のブログを読み返しました。
あと3日稽古したら劇場入り、くらいのタイミングだったと思うので、悔しい思いをしたのを覚えています。
でもその悔しさはすでに当時綴ったのでもうよしとする。
ただ、きっと私の何倍も主催の方々は大変な思いをしたと思うし、それで言うとすごい語弊があるんだけど、
今思うと、この月日がさらにここまでこの作品を育てたのだと思うと、延期して良かったな、と思ってしまいます。

私が演じた凪は、強い子だな。強くならざるを得なかったのかもしれないし、そう思い込んで無理矢理強くなったのかもしれない。
閉じて閉じて、もうずっと閉じ続けると決めたものをこじ開けられたら、ものすごく悔しくて嬉しいんだろうな。


自分だったらどうだろう、を一切排除して、凪だからこうしよう、という方向に役を組み上げました。時々自分だったらになりかけては、慌てて戻した。苦しくて楽しかった。

私自身にとっては、今までの自分の芝居を根本から考え直させられる作品になりました。
わからなくて難しくて悩みかけたりしたこともあったけど、落ちる前にいつも演出のゆうちゃんが導いてくれました。本当に頼もしいリーダーのもとで作り上げることができて、気付きと実りだらけの稽古の日々でした。


仲が良すぎるくらいみんなと仲良くなって、思ったこと気づいたことをちゃんと伝え合える関係性が本当に嬉しかった。重いテーマの作品だからこそ、良い意味のみで支え合いながら作り上げられました。
スーザン、みほちゃん、ちのちゃん、ゆうちゃん、ありがとうございました!

あまりに仲がいいのでそのままの空気や距離感を産地直送しないよう、本番前はそれぞれ一人になって集中する時間を設けました。
こういうことも今までほとんどちゃんとできてなかったな。と、反省した部分です。
深い海の底に潜って凪を作る時間は寂しくて冷たかった。折れない幹をしっかり作ることの重要さ。

これから先も芝居をやっていくことがすごく楽しみになりました。
全員に、ほんとうに感謝です。

パワイン、次はいつやるの!?
ってスーザンに聞いたところ、予定は未定だそうです。
でもすでに楽しみだし、きっとまたご一緒したいです!
あ〜ほんとうに出演できてよかった〜!

改めて、皆様心からありがとうございました!

秋山凪 役
今川宇宙

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