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稽古4日目を終えて

こんにちは、山田です。
稽古4日目を終えて、今日は5日目です。
一軒家でやる演劇の稽古をはじめて、5日目です。
がつがつと作ってます。

わたしはこの家のある街になるべくいるようにしようと思っています。
ちょっと時間が空いたら、周りを歩いてみたり、
近所の人と、お話してみたり、しています。
「ここに越してきました。」「作品を作ります」っていう説明をしに伺ったりもするんですが、「若い子が来て華やぐね」とか「いいね、がんばってね、みにいきたいね」とか、言ってくださったりしています。

ここは、下町風情のある場所で、家の距離がとても近く、人の距離も近いです。
わたしは都会っこで、田舎も特にないんですが、ここは懐かしい感じがします。なにを懐かしんでいるのかはよくわからないけど。
ここの人にそれをいうと、「そうか?普通じゃね?」というような反応なんですけどね。たぶんそうなんだと思う。

このあたりの路地をあるいていると、道で子供が遊んでいたり、あつい日は水あびしてたり、道に面している家の玄関は半分くらい開け放たれてて、家の中の生活の音が普通に聞こえたりする。
中学生女子が、家の小さな駐車場で、髪を編みながら話していたり、すれ違えば挨拶をするし、これおすそわけですーみたいな会話が聞こえたりする。
商店街にいけば、お客さんと商店の人は、知り合いなことがとても多いし、ドトールにいったって、店員さんとお客さんが「ああ、◯◯さん、いらっしゃい、珈琲でいいの?すぐ入れる?」なんて会話がある。

でも「普通じゃね?」って言われたら、ああ、そうかって。
わたしも少しづつだけど、なじんでいって。いるかもしれない。


そんなところなので、稽古をしていると、家の外から話し声が聞こえて来る。たぶん本番中もそうなんだと思います。
でも、それを許容できるような内容になっているから不思議と気にならない。そうさせなきゃいけない。なにがおきても、この街、家でやるコト、
劇場じゃないところでやるっていうのはそういうことなんだなって思っています。あらためて。

毎日発見している。


今回の作品「タイセキ」は一軒家でふたり暮らしをしている姉妹の話です。
両親が13年前それぞれ、姉妹をおいていなくなってしまって、そのままふたりで暮らしながら大人になった姉妹の現在の話です。

詳細はこちらへ。
http://zeitakubinbou.com/ieproject
チケットも絶賛発売中です〜



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