真剣さ

昔、とある友人(女)に
山の仲間(男)を紹介して欲しいと頼まれたことがあった。

毎週平日夜2、3日はクライミングジムへ通い、
毎週土日は泊まりがけで岩か沢か冬山を登り、
天候悪ければクライミングジムに行き、
所属会や上部団体の会合(平日夜)に
それぞれ月2、3の割合で行ってしまうのばっかだよ
と言った。←当時私もだったが。

そんなに行く必要ないじゃない、月1くらいにすればいいのにと友人は言ったが、
山と仲間を神の代替としてロックオンすることを決めた人たちだから、
奥さん、彼女になる人はNo.2としての立ち位置を受け入れられなければ難しいよ、
なにしろ離婚率も非婚率も高い連中だから。
彼らの山に人生を捧げ尽くす覚悟に、
あなたが彼らに人生を捧げ尽くす覚悟がないと付き合うのは無理だね、
と言って断った。
※ハイカーはここまでひどくない。ハイカーの友人は少なかったけど。

つい先ほど、これと似たような場面を見た気分になった。

この友人もだけど、
「やらされてる」って思っているのかもしれない。
「やらされてる」じゃなくて、「やる」って決めることへの恐怖、かな。

覚悟とか、真剣さとか、コースも必要というか、
コースこそ必要なんだろうと思う。
私自身、腹がいまだにくくれていないけど、
(まさしく私自身が『「やる」って決めることへの恐怖』があるんだよ)
どうも後ろのお方が私にどうして欲しいのか決めておられるのはわかる感じはする。

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