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カンプ

春先には毎年恒例、カンプと新入社員の大量の画像処理がやってくる。

担当しているいくつかの会社の表紙のデザインを毎年変えるので、
誌名のロゴ、号数などの定番のパーツを使い、
どういう見せ方ができるかのバリエーション(カンプ)を3点くらい先方に提出する。
ボツにしたデザインも含めればそれぞれ毎年5〜8点くらい考える。
その他にもウチで請け負うことになったチラシ、パンフもそれぞれカンプを考える。
その他に新入社員を紹介するページのための新入社員の画像の色調整などの処理があり、昔と比べたら何百枚もないもののそこそこ骨が折れる。
私にとってはキャパいっぱい。

そこへ上司が某チラシのカンプをねじ込んできて、
「気分転換にどうだ?」と言うが、カンプは頭の中の引き出しを開けまくるような作業なので結構疲労がたまる。
私が、はぁ、気分転換ですか…↴と言うと、上司が「気分転換にはならないかー」とは言ってくれたけど。
画像の色調整やスキャンした画像の埃取りのほうが惰性でやれるから、点数多くてもまだ気分転換にはなるのよねーと思ったりする。

そしたら昨夜夢の中でもカンプを考えてる。
わー、こりゃ疲れるよー、やめよやめよって
聖霊に私の代わりにカンプ考えてくれぇって祈る。
でもその時に、私は聖霊のことを仕事が遅いって思っていたんだってことに気がついた。
子供の頃のいじめの時に、誰も助けてくれなかったことから、聖霊も助けてくれない存在として自分の中で認定していたのがベースになっているようだ。

すると、次に見た夢がどうやら坂爪さんに会いに行ってたみたいだ。
風貌は多少違うみたいだけど、結構ぶっ飛んでた人で、
「変すぎる!!私の岩の仲間みたいだよー!!」って言って一緒にげらげら笑った。



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