三国FX戦記 2021年10月覇者決定!


11月からのトレードに向けて
FX戦略会議を始めましょう!

はじめに、三国FXとは…

USD、EUR、AUD
3つの国の通貨
この中で最強と最弱を見極め、
トレードしていく
それが三国FXです。

戦略を立てる上で、
整理するのは次の2点

1. 最強王者・最弱国はどこか
2. 直近の覇者・敗者はどこか

具体的には、

1. 最強王者・最弱国

長期線を境に、
現在レートがどちら側にあるか

2. 直近の覇者・敗者

ローソク足の色
赤(陽線 ようせん)か、
青(陰線 いんせん)か

これをMonth・Week・Day
3つの時間軸で確認していきます
その結果は、次のようになります。

チャートは最後に添付していますので、
ご自身の目でも追ってみてください。

やり方が分からないという方は
以前の記事をご参照ください。

https://note.com/uchikura/n/nfd6ba4be9363

では早速まとめた結果を見ていきましょう
私のTwitterから抜粋したものです

【まとめ】



1. 三国FX概況
10月最終週(10月25日〜10月29日)

Week覇者はAUD、4連覇達成
USDの記録に並びました。

Month、Week、Day
全時間軸で最強王者、三冠王の座キープ

原油高騰、資源高背景に、
10月は他通貨を寄せ付けずトップ独走、そのままゴール

終値は9月の75.05から、
10月は83.28ドルで取引を終えました。
7年ぶりの80ドル超え、高値

一部、中東からは100ドルに達するとの声もあり、どうなっていくか

Week最下位はEUR
USDはなんとか3連敗回避

10月最終週を終え、
覇者はAUD、敗者はEUR

EURはなんと7月からMonth3連敗…
USDは最後の追い上げで最下位回避


さて、ここからは三国FX戦記として
経済指標などのイベントを
見ていきましょう。

10月最終週を振り返る

まずは米国株の状況も見ていきましょう。

【NYダウ平均】
Week終値推移(単位:ドル) 
前週35,677.03
→35,819.57へ上昇 +142.54 

9月終値33843.92ドルとの比較では
1,975.65ドルのプラス

今年最高値を更新した月となりました。

【恐怖指数】
MAX 前週16.32 →今週17.92
後半、相次ぐGDP発表時、やや上昇も
恐怖指数は安定

(1)経済指標


この週のメインは欧州と米国のGDP
欧州の中央銀行であるECB理事会


結果は次の通り



(2)戦況

月曜日~時系列で見ていきましょう

①2021.10.25(月)
勝者AUD 敗者 EUR

3冠王者AUD、白星スタート


特に指標発表のない、1日
前週の中国GDP発表に比べたら、
なんとも平穏な取引となりました。

私ようへいのTwitterでは、毎朝「トレード前戦況」として前日結果を、
「まとめ」として当日の注目ポイントなどをツイートしています

日付は少しややこしくなりますが、
どうぞご容赦ください

下記ツイートのように、月曜日の結果は
翌日・火曜AMの
「トレード前戦況【Day】」として
ツイートしています


②2021.10.26(火)
勝者AUD 敗者EUR

続く王者AUDの勝利
最強王者が勝ち、最弱国が負ける
力関係の通り

この日は23時〜米 9月新築住宅販売件数

その結果は…


ポジティブサプライズで終え、
USDはひと安心
それでも勝ったのはAUD



③2021.10.27(水)
勝者AUD 敗者USD

AUD最強、3連勝

三国FXの指標なし
カナダ中銀の政策金利発表くらいでした
結果は0.25%据え置き

でも量的緩和終了のサプライズが…

原油高背景に伸びているのはAUDの比じゃないくらい、勢いに乗っているカナダ


戦いは後半戦へ
ここからGDP発表が続きます。

④2021.10.28(木)
勝者EUR 敗者USD


AUD連勝は3でストップ
米GDP、ECB理事会を終え、
利益確定の動き


その結果は…一気に見てみましょう


ECB理事〜ラガルド総裁発言
まとめると以下の通り




そして、いよいよ最終日へ。

⑤2021.10.29(金)
勝者USD 敗者EUR

最終日、制したのはUSD
EURは利益確定後、再び敗北
月末フローも影響か

最終日の指標イベント
最初は王者AUDへの試練

豪9月小売

その結果は…


マイナス成長を見込んでいたものの
その予想に反し、ポジティブサプライズに

残るは欧州GDP

独はやや予想下回るも、
欧州は良好な結果に




最終週の覇者はAUD
Week4連覇達成
三冠王の座も維持しました。


3. 三国FX概況
11月第1週(11月1日〜5日) 


明日、11/1(月)からの注目は…?

検索キーワード的に書いてみると…

①米国 FOMC テーパリング決定

②米国 雇用統計

③エネルギー高 どこまで? AUD Week5連勝の大記録へ

第1週と言えば、米雇用統計ですが
今回はそれに加えてFOMCがあります
テーパリング決定が濃厚とされてきたシナリオは本当に決まりなのか
ようやく答えが出ます。
雇用統計もあり、USDが大きく動く週になるでしょう
間違いなく主役はUSD

そして③7年振りの原油高、どこまで続くのか
100ドル説も飛び交う中、三冠王AUDはWeek5連覇へ挑む

【三国まとめ】
USD
・債務上限問題 一旦解決 12月まで安心
・テーパリング 11月決定確実
 規模は月1200→1050億ドル
・利上げ予想、2023→2022へ前倒し
・FRBメンバー入れ替え タカ派2名減少
 さらにパウエル議長の進退にも注目集まる
・金利上昇 前週1.636 →1.557へ低下
ドル円は115円突破目指す
・7-9月GDPは2%とネガティブサプライズに…
・8-9月覇者だが、10月は勝利ならず

AUD
・最大の貿易パートナー中国不調
 7-9月GDP前年同期比4.9%
・電力問題→石炭需要増加でAUD追い風
 も中国の介入、下落警戒
・向こう2年間利上げなし(中央銀行総裁)
・Week4連覇達成
・10月覇者、全時間軸で最強の三冠王

EUR 
・悪化する景況感
・PEPP =金融緩和
 パンデミック緊急購入プログラム
 月800億ユーロの資産購入ペースから
 縮小発表も、
「テーパリングではなく、微調整」と総裁
・PEPPは予定通り2022.3終了
・EUメインプレーヤー独の総選挙
 第1党交代、メルケル時代終焉
・インフレ高進は一時的、2022年は緩和を見込むが、利上げ否定までは至らず


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それではまた、
FXの戦場でお会いしましょう



今回のブログに添付したように、
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