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三国FX 2021年9月第3週トレード前 戦況分析

USD、EUR、AUD
三国FX軍師のようへいです

このブログでは、
FXを始めようか悩んでる方
始めたけれど伸び悩んでる方に向けて

明日の生活とFXトレードをラクにする
情報をお届けしています。

9月第3週FXトレードに向けて
三国FX戦略会議を始めましょう!

はじめに…三国FXとは

USD、EUR、AUDの中で、
最強と最弱を見極め、
最強通貨で、最弱通貨を斬る!
というトレードスタイルのこと

戦略を立てる上で、
整理するのは次の2点

1. 最強王者・最弱国はどこか
2. 直近の覇者・敗者はどこか

具体的には、

1. 最強王者・最弱国
長期線を境に、
現在レートがどちら側にあるか

2. 直近の覇者・敗者
ローソク足の色
赤(陽線 ようせん)か、
青(陰線 いんせん)か

これをMonth・Week・Day
3つの時間軸で確認していきます
その結果は、次のようになります。

今回記事からは途中のプロセスを省略としました。
チャートは最後に添付していますので、
ご自身の目でも追ってみてください。

やり方が分からないという方は
前回記事をご参照ください。


それでは、まとめた結果を見ていきますね
私のTwitterから抜粋したものです

【Month】


【Week】


【Day】


(さらに前週はこちら)


9月第2週(9月6日〜)
Week覇者はUSD、2連敗でストップ

8月後半〜直近2週勝利してきた
Week王者AUD
残念ながら3連覇ならず

2連敗したUSDが勝利した、9月第2週

いつもなら「戻し調整」「単なる反発」と
捉えるところですが、
実は非常に重要だった第2週

9月の第一月曜日、6日
レイバーデー(労働者の日)
先週金曜日の雇用統計後
米国は月曜日までの3連休に入りました

FX相場の最大勢力である
ロンドン勢はいましたが、
動きの乏しい一日でした

その翌日、7日火曜日
大口投資家達が夏休み明け、
やる気満々で参戦

どの通貨を推していくのか
彼らの意思表示に注目が集まりました

彼らが選んだのは、USD

7日火曜日
前週まで負け続けてきたUSDが勝利

結果的には月曜日(2-30pips)の倍近い、
大きな値動きとなりました。

一時的な戻しでは?


懐疑的に見てきたものの
このUSD最強はその後も続き、
5日のうち4日、USDが勝利
圧倒的な差でWeek覇者となりました。


大口投資家がUSDを選んだ理由

それは…
「USD=テーパリングに最も近い通貨」
だから、です。

今FXのメインテーマはテーパリング

英語ではtaper「先細る」という動詞
「金融緩和を先細らせる」
=金融緩和の縮小を指します。

停滞した経済に対して、
国債購入など量的緩和によって
景気刺激をするもので
各国実施しています

国債を買うことによって
資金を市場に入れる
お金をジャブジャブにするとも
表現されます

金融緩和
ゆるめることは停滞した経済に
有効ですが、景気が上向いてきた時には…
余ったお金が不動産や株など投機に向かいバブルのリスクが高まります

バブルのリスクを防ぐためにも、
景気が上向いてきたときには
ゆるめていたものを引き締める必要がある

引き締めは利上げ、金利アップ
利上げはFXにおける通貨にとって
最強の武器です

高金利通貨は人気が集中し、
その価値はぐんぐん上昇していきます

ただ、利上げを急に行ってしまうと
企業の返済圧力が高まり、
上向いてきた景気を冷やしてしまいます

ですから
緩和(ゆるめる)→利上げ(引き締め)

この中間にもう一つステップがあった方が良いわけです

それが、テーパリング

ゆるめていたペースを落とすということ

そのテーパリングに一番近いのがUSD

テーパリング≠利上げの直接的シグナル

8月後半のジャクソンホール会議

パウエル議長からは利上げとの直接的なつながりを切断する発言があったものの、
テーパリングは経済回復の傾向であることは間違いないわけです

それに経済の勢いによっては
利上げの選択は迫られていくでしょう

投資家達はテーパリングの先に利上げを
見据えており、USDへの期待が高まっています

でも、、9月第1週の雇用統計の結果は?

失業率は改善しているものの、
非農業部門雇用者数は悪かった…


なのに、なぜ?

実は現在のUSD高期待
8月とは少し異なります

一言でいうなら…

相対的な上昇

9月第2週
他の通貨EUR、AUD
中央銀行の政策発表がありました

ちよっとカジュアルにまとめた
私のツイートを見ていきましょう


AUD=金融緩和、延長

EUR=緩和ペース減速

ですがECB総裁はテーパリング否定
「テーパリングでなく、微調整」
PEPPというのはパンデミック緊急購入プログラムのこと

テーパリング?テーパリングじゃない?という定義の議論は微妙なところですが…

EURの景気も上向いてきている?
GDPや物価ではそのように見えているんですが、景況感の悪化が気になりますね

米は60近い景況感で推移しています


そのUSDですが

FRBのパウエル議長が
「年内テーパリング適切」と発言しており
よほど経済指標がコケなければ、
あとは実行タイミングの問題

9月か、あるいは11月のFOMCか
タイミングに注目が集まっています

テーパリング。
ダイエットに喩えると
分かりやすいかもしれませんね

金融緩和
ゆるめる=食っちゃ寝のリラックス

利上げ
引き締める=がっつりトレーニング

その中間にあるのがテーパリング

金融緩和縮小
ダイエットでいうなら、
食っちゃ寝のペースダウン

・夜の食事量を週2日減らし始める
・仕事帰り、一駅歩くようになる

これがテーパリングです

AUD=緩和延長
まだ食っちゃ寝続けます!

EUR=緩和ペース減速
そろそろ食事量減らしていきます
でも本格的ではないですよ

USD=年内テーパリング
もう決めてます。
食事量減らして、食っちゃ寝もやめます

さて。
この中でいち早くダイエットに成功して、
美ボディに近づいていくのは、
どの通貨でしょうか?

ダイエットダービー
あなたなら、誰に賭けますか??

相対的に見ていくなら、USDでは?

そのUSDが最強、首位となった9月第2週
今の注目は第4週のFOMC

その前の第3週
明日から注目されるのは米経済指標

テーパリング実施時期に影響を与える要素
ですからね

9/14(火)8月消費者物価
9/16(木)8月小売売上高


9月第3週の始まり
米経済指標に注意しつつ、
しっかりと実績を作っていきましょう!


最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。

それではまた、
FXの戦場でお会いしましょう

リアルなトレード状況、
毎日配信していますので
Twitterのフォローもお待ちしています




【チャート】 
Month、Week、Dayの時間軸
AUD USD、EUR USD、EUR AUD
計9チャート📈

2021.9.10(金)終了後 時点

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