三国FX 2021年9月第2週トレード前戦略　軍師の眼

2021年9月5日 22:23

USD、EUR、AUD
三国FX軍師のようへいです

このブログでは、
FXを始めようか悩んでる方
始めたけれど伸び悩んでる方に向けて

明日の生活とFXトレードをラクにする
情報をお届けしています。

9月第2週、FXトレードに向けて
三国FX戦略会議を始めましょう！

はじめに…三国FXとは

USD、EURユーロ、AUDオーストラリアの中で、最強と最弱を見極め、
最強通貨で、最弱通貨を斬る！
というトレードスタイルのこと

8月27日のジャクソンホール会議
相場の主役はUSD
米のイベントが続いていました。
緊張の8月も過ぎ、9月初旬のお祭り
雇用統計も終わりました。

失望で…

ドル高期待は夏の暑さと共に消え、
東京は梅雨のような天気へ。

9月6日（月）はアメリカは休場。
9月第2週は、まさに新章の予感

今回は軍師の眼として、
ここまでの戦況分析について、
お伝えします。

明日からのトレード戦略に役立つ情報になりますので、ぜひチェックしてみてください。

添付1 力関係、直近勝敗

添付2 勝率・敗北率
(添付1のまとめ)

添付3 三国FX戦況、布陣
　　　（トレードポイント）

添付4 三国通貨対円　戦況と布陣
　　　（トレードポイント）

だいたい分かるという方はここまでで
大丈夫です

毎週更新していきますので
Twitterフォロー、お待ちしています。

それでは、ひとつずつ解説していきますね

添付1 力関係、直近勝敗

まずは三国FX（外貨同士のトレード）
から見ていきましょう

Month、Week、Day
３つの時間軸

それぞれにチャンピオンベルトを巻いた、
王冠を頭に乗せた王者がいて、
その逆、最弱国がいる

こんなイメージをしてください

ただ王者がいつも勝つとは限りません
負け続けることもあります

王者と最弱国、直近の勝敗

その判断基準はこうです。

【判断基準】
①王者・最弱国
長期線を境目にして、
現在レートが上と下、どちら側にあるか
→レートがある側の国が優勢

②勝敗
ローソク足の色
→陽線なら上、陰線なら下の国の勝利

チャートを見てみましょう
今回、②の勝敗については
8月確定と9月途中経過のふたつを
見ていきます。

EUR USD Monthチャート📈
(2021年9月3日終了時点)

上にEUR、下にUSDがいます

先ほど出た２つの判断基準と
照らし合わせてみましょう

①現在レート位置
長期線より上

②色
右から2番目(8月)→青の陰線
1番右(9/1〜3まで)→赤の陽線

ここから分かることは、

力関係としてはEUR優勢
だが8月度は下にいるUSDが勝利
9月はEUR優勢

右から3番目、7月はEUR勝利
勝ったり負けたり
まさにライバル的な戦いですね

同じように、残り2つの通貨ペアを
見てみます

EUR AUD
(上にEUR、下にAUD)

①現在レート位置　
長期線より上
力関係としては、上のEUR優勢

②ローソク足の色
右から2番目(8月)→青の陰線
1番右(9/1〜3まで)→青の陰線

8月、AUDが僅差で勝利

9月も引き続きAUD優勢
力関係と逆転していますね

AUD USD
上にAUD、下にUSD

①現在レート位置　
長期線より上
力関係としては、上のAUD優勢

②ローソク足の色
右から2番目(8月)→青の陰線、USD勝利
1番右(9/1〜3)→赤の陽線、AUD優勢

8月は僅差でUSD勝利
ですが9月はAUD優勢

3つの通貨ペアを見てきました。

まとめると

Month時間軸
①力関係　
王者はEUR、最弱国はAUD

②勝敗
8月　覇者USD、最下位はEUR
9月　AUDリード、USDは最下位へ…

この作業を他の時間軸
WeekとDayでも行い、
まとめたものが添付1です

左側＝王者と最弱国
右側＝勝敗

Monthは2021年1月〜
Weekは直近8週
Dayは直近8日間

下の段は、三国通貨対日本円です

「チーム外貨」としましょう。

彼らが日本円に対して優勢か、
その勝敗状況を示しています。

判断基準はさきほどと同じです

①長期線との位置
USDは下　　　　→対日本円で劣勢
AUD、EURは上　→対日本円で優勢

②ローソク足の色
右から2番目(8月)
→USDのみ赤の陽線、対円で勝利

1番右(9/1〜3)
→USDのみ青の陰線、対円で劣勢

ちなみに7月は三国とも青の陰線
チーム外貨は全負け、円の勝利でした

この添付1、勝敗をまとめたものが
添付2になります

添付2 勝率・敗北率
(添付1のまとめ)

右の勝敗について
三国FXはトップ＝勝利、最下位＝敗北
としてカウントしています。

対日本円の場合は、
三国とも勝利、敗北もありですが、
三国FXは完全なランク付けとなります

例として、
三国FXのMonthを見てみましょう

現在の最強王者はEUR、最弱国はAUD

2021年1月〜8月
この8戦の内訳を見てみると、
USDが4勝、続いてEUR3勝
AUDは1勝のみ

USDの勝率は50%でトップ
（8戦の内、4勝）

負け、最下位になった回数は、
8月最下位となったEURが最多の4回
敗北率は50%

対日本円の方も見てみましょう。

力関係ではUSD以外、優勢
Monthでここまでチーム外貨優勢
だと、円高からの転換雰囲気もあり
勝敗はというと…

勝率はUSD75%、AUDとEUR 63%

先ほどのチャートの通り、
年始から外貨は対円で連続陽線で上昇
ここ数ヶ月は対円に敗北。

円に負ける（円高）
これはリスクオフという面もあれば、
季節要因の面もあります。

海外で稼いだマネーを帰還させる、
決算に伴う円転フロー。
レパトリエーションです

こうした実需面の動きに勝つのは
かなり厳しいのですが、
ここ最近のAUD上昇を見ると、
リスクオンの雰囲気を感じています

今後外貨チーム優勢に転換していく、
そんな雰囲気あり。
9月からの動きに注目です

さて。
ここまで「力関係」と「勝敗」
ふたつ見てきました。

「どちらが優先？」と聞かれたら…？

例えば、Month王者はEURだが、
8月度のトップはUSD
このように力関係と勝敗が一致しない時

どちらを見る？

優先は「直近覇者」です

8月ならUSD
勢いがある、その通貨に注目です
覇者はUSDですが、後半失速していますので、今勢いがあるのはAUDです

ここ2週連続でWeek覇者となっています

力関係、勝敗状況つかみました。
ここまでで良いのかというと、
まだ不十分ですね

どこでどうトレードしていけば良いのか、
これだけでは分かりません

そこで次に出てくるのが添付3-4

添付3-4 戦況、布陣
　　　（トレードポイント）

上と下に分かれた戦い、それがFXです

それぞれの国が陣を展開し、砦を築き、
相手国に攻め入る
そんなイメージをしてください

どこに、どう陣を展開して、
相手国に攻め入るか

陣の展開、布陣
どこに展開するか
それは軍事的に有利な場所です

高い山のように見渡せる場所
狭い谷のように、たとえ大軍であっても
相手の戦力を分断できるような場所

このようなところを押さえられれば、
有利に戦を進めることができますよね

FXチャートで言えばどこか
それはこの３つです

①長期線
②直近高値、安値
③心理的節目(110円や110.5円)

③はどの時間軸でもひとつですが、
①、②は時間軸の数
つまり3つ以上は存在します

力関係の判断基準であった長期線
Month、Week、Day
それぞれにありますよね
高値、安値も同様です

これらをまとめたものが添付3-4です

ひとつ見てみましょう

EUR 対 USD

真ん中の黄色部分が現在レート
(2021.9.3終了時点)

上に行けばEURが、下に行けばUSDが
優勢、勝利です

EURは下から上へ攻め入り、
USDは上から下へ攻め入る

EURの陣
陣1 長期線Week        1.174
陣2 過去安値2021年  1.166
陣3 長期線Month      1.14

右側に、現在レートからの距離を
pipsで表示しています
陣1まで136pips（＝1円36銭相当）

長期線Week、Monthという
軍事的に有利な場所を押さえているのはEUR。
そこに陣を展開しているんですね

ここはレートが反発する可能性が極めて高い重要なトレードポイント

仮にレートが下がって来ても、
つまり勢い良くUSDが下に攻めてきても
蹴散らせる
それほど頑丈な陣地です

国と国を分ける国境と考えた方がわかりやすいですね
そこを占領しているのがEUR