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私の祝い方 最終話

 今回の記事は以下の記事の続きとなっております。こちらを読んでから以下の記事を読むことをおすすめします。


第8章

ついに授与

 時は経ちE.K君の誕生日から1週間後の夜(23:00くらい)、私はE.K君の家に向かった。自転車を漕ぎ4分くらいだろうか。到着して彼に電話をかける。出た。着いた報告をし、しばらく待つ。数分経ってE.K君は出てきた。久しぶりに見たその姿は全然変わっておらず、謎の安心感があった。早速例のgiftを渡す。E.K君は中を確認する。中を漁っていると彼はあるものを見て不思議な顔を浮かべる。ザルだ。ザルを見て不思議な顔を浮かべ、困りながらも笑っていた。狙い通りだ!(?)ザルの件(くだり)を終えて彼はDVDを手に取る。何かを察した様子だった。当たり前だ。E.K君は私のお誕生日ビデオに2回出演したことがある。「ついに自分が祝われる側になったか。」多分そう思っただろう。
 一通りの件を終わらせて、「ありがとう」の言葉をいただき我々はお得意の雑談に入った。    
 Group“I”は雑談好きのグループといっても過言ではない。今回もそれが顕著に出ていただろう。話のトピックはお互いの近況報告、共通の友人や知人の現状、懐かしの小学生時代の時の話など盛りだくさんで1時間くらい駄弁っていただろう。時刻は日付を越えたので流石に解散することにした。そして最後に一言残して去った。
「お盆までに見てください」
 なんとか渡せてよかった。これで完遂した。そんな達成感を感じながら家に帰った。

見てくれたのか

 なぜ去り際に最後あのような言葉を残したかというと、E.K君はお盆に中高一貫校の友人達と会う約束をしているからだ。ここで一つ不審に思っただろう。なぜ内子がそんなことを知っているのか?それは誕生日ビデオ内で中高一貫校の友人が「8月n日会うのを楽しみにしてます」(nは自然数)と発言していたからだ。この発言を踏まえると確実にお盆までに見てもらわなければならないが、結果から言うとお盆までに見てはもらえなかった。
 私は必ずDVDを送りつけたら感想を聞くようにしている。当然E.K君にも聞いた。彼は応える。「まだ見てない」と。その日は8月(n-1)日だった。先述の通り彼は予備校で忙しい。まぁ優先度が勉強に劣るのは当然だ。仕方ないと受け止めたが、3割くらい悔しさもあった。
 それから私は感想を聞き直してはいない。あまりしつこいのも癪だと思うからだ。E.K君はDVDを再生してくれただろうか。そんなことを思いながら最近は過ごしている。頼むから再生しててくれ!!

あとがき

 ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。私の誕生日の祝い方、認知していただけましたでしょうか。読んでいただいたらわかる通り、accidentが多く全く思い通りにはおっておりません。なんなら制作途中で風邪を引いてしまっていたので余計苦労しました。だが、DVD制作自体は相変わらず楽しいものです。ぜひこれを読んでいただいたあなたもtryしてみてはいかがでしょうか?
 改めてここまで拙い文章を読んでいただきありがとうございました。

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