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早起きは3時間の得

新型コロナの脅威にさらされる今日この頃ですが、みなさま無事でいらっしゃいますでしょうか。

私は無事&元気に引きこもっているのですが、最近、とにかく集中力が続かなくて困っています。

体中がそわそわして、本を読むどころかじっと座っていることも難しく、喉が乾いていないのにお茶を入れたり、一日になんどもキャンディチーズを食べてしまう。

季節の変化や植物の繁殖のせいにしたっていいのだが、実はもうひとつ、これではないかと睨んでいるものがある。

その名も、早寝早起き。

このあいだ、体調が優れない旨を友人に相談したところ「生活習慣を見直してみたら?」という、最も真っ当かつ最も困難なアドバイスをいただいた。

それからというもの、私はこれまで幾度となく失敗してきた"早寝早起き"に再挑戦しているのだが、これこそが私の調子を狂わすものの正体に思えてならない。

今までの私の生活は、だいたい4時頃に眠り、だいたい15時頃に起きるというものだった。

18時に日が沈むとして、昼が3時間、夜が9時間の合計約12時間で私の一日は構成されていたのである。

そして、ここ一週間の私はというと、9時のアラームで目覚め、日付が変わる前には眠ることを心がけているので、昼が9時間、夜がおよそ6時間という、約15時間の一日を過ごしている。

驚くべきことに、以前とは昼夜の長さが逆転している上、一日が3時間ものびているのだ。

これはもう、ブラジルにやってきたと同時に地球の自転速度がゆるんだレベルの変動だ。(もとの私の生活の方がブラジル仕様なのだが)

集中力など失せて当然である。

体が健康になってきている実感は今のところ皆無だが、しかし一日のはじまりの光をきちんと浴びると、健やかな気分になるというのは間違いない。

朝日が差し込む中でのびをする瞬間、私の体内にひそむ自己肯定感のつぼみが花開くような、ひろびろとした気持ちになる。

それから、その日やろうと思っていたあれやこれに手が回らなかったときに、「まあ、早起きできたからいいんじゃない?そんなことより寝るか!」と、落ち込まずに気持ちを切り替えられるのにはかなり助かっている。

早起きに限らず、毎日何かひとつでも確実に得られる達成感を用意しておくというのは、日々暮らしていくうえでの大事な心の支えになるのだと知った。

そんなわけで、この頃の私はいつもよりすこしポジティブである。

本も読めずにお茶を飲み、隙あらばキャンディチーズを食べているだけでこの心持ちなのだから、ものすごくポジティブ、と言ってもいい。

みなさまが、少しでも明るい気持ちで日々を過ごせますよう、祈っております。

2020.3.29 LINE BLOG

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