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ホームレスから一年ちょっと経ちました①
去年の1月末にホームレスになって、生活保護の申請に行くけれども結局断念して、個展をやってから一年ちょっと経った。
(そしてまた本日5/29から始まる個展までのその一年ちょっとの間、関わってくださった方々やご心配くださった方々への報告を込めて書こうとしているのだけど長くなるかも知れなくて、書き終わってからだと個展が終わってしまうかも知れないので分けて書いていこうと思っての①です。)
その時の東京新聞の記事が一年たった今も、誰かにリツイートされて時折Twitterのタイムラインにあがってくる。その記事には取材を受けた時の僕の写真も載ってるのだけど、その記事の写真を目にして最近ふと大好きなイソップ童話の『田舎のネズミと都会のネズミ』を思い出して「田舎のネズミ、都会で溺れる!」というタイトルの記事の写真の様に思えてきた。
📰東京新聞の記事
僕のことを「都会で溺れた田舎のオッサン」と言った方がいた。きっとその言葉がずっと心に残っていたのだろう。その言葉と言うのは実は医師の言葉であった。
ホームレスになった計画性のない経緯や、人から見ると優先順が間違っている僕の行動を見かねた友人が「内田さんは発達障害だから病院に行ってください!」と病院に付き添ってくれたのだった。発達障害にも色々あるから、それが具体的にわかれば対処の仕方も具体的になると言うのが一番の理由であった。藁にもすがる思いだった僕もそこにひとつの希望を見出だそうとしていた。
ところが先生の診断は
「貴方は断じて発達障害ではない!」
というものだった。そして総じて僕のことを先生が独特の言葉で表現したのが「都会で溺れた田舎のオッサン」というものだった。
その言葉には『貴方の様な方は沢山います、頑張って!』という思いやりが込められた先生独特の激励にも感じた。
そしてその都会で溺れた田舎のオッサンの僕は、実に多くの人に助けてもらったのだった。
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