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令和が生んだジャパニーズ・キメラ!使うカードはもう決めた?『アマルフィ』の話。  PR記事 寄稿:ぬん

みなさんキャッチーですか。ぬんです。

つってね!突然ごめんなさいね!ちょっとお邪魔しますよ!

私、ぬん(Twitter:@be_catchy)と申す者でして!
ご縁があって、TakeWatchさん×うちばこやさんの注目作「アマルフィ」に、テストプレイ&フィードバックという形でいっちょ噛みさせていただいておりました。

予約も好調との事でホッとしていた折、うちばこやさんから「ルールがよく分かんないって意見が多いから、分かりやすい紹介記事を書いて欲しい」とのご依頼が!

私、思いましたよ。

「これは……"にちょ噛み目"いただきましたな!」ってね!

というわけで、全国のギーク達から熱視線を集める「アマルフィ」について、

・ざっくりどんなゲームなのか
・ざっくりどんなところが面白いのか

を紹介していければと思います。
よろしくお付き合いください。


さっそく基本的なところから抑えていきましょう。

プレイ人数!1〜4人用!
ベストは2〜3人だけど、経験者同士での4人プレイが激アツとはTakeWatchさんの談。
ソロプレイモードも収録。遊びには出かけられないけれど、なんとなくボードゲームに触れていたい、そんな夜にも安心です。

プレイ時間!90〜120分!
3人でテストプレイした際には、インストとセットアップに30分弱、実プレイに90分弱って感じでした。
プレイ時間表記に「絶対嘘やんけ…」とツッコミを入れたくなるようなゲームが溢れている昨今、その正確な申告に大変好感が持てます。

テーマ的には、ルネサンス期のアマルフィ商人になって、交易の成果を建築・美術・書籍へと投資しましょう、みたいな感じ。
様々な重要人物の力を借りながら、衰退していく都市・アマルフィに活気を取り戻すのじゃ!


ナンダカンダとセットアップがあるわけですが、特に大切な2つの要素を紹介!

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1つ目が、各プレイヤーに配られるこの個人ボード!
上中下と3段に分かれていて、真ん中の段に駒が6個置いてありますね。

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この真ん中の段を海エリアと呼び、そこに置かれている駒たちを船駒と呼びます。
自分の商船6隻が、海に浮かんでスタンバイOK、的なシチュエーションを想像してください。

この船駒を上手く活用して、勝利点を稼いでいこうというのが、この「アマルフィ」の1つ核となる部分です。

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2つ目の大切な要素として、これ!人物カード!
テーマのところでチラっと書いた、「重要人物の力を借りながら」にあたる部分です。
ゲーム開始時に、各プレイヤーが8枚ずつ持つことになります。

誤解を恐れずに言えば、「アマルフィ」はカードゲームです。
詳細は追って説明しますが、とりあえず「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」や「テラフォーミング・マーズ」辺りを想像していただければいいかと思います。

その手の苦手なんよな~~という方のために、初回プレイ時には「この8枚を持つと良いぞ!」的な推奨セットが用意されています。安心だね!
慣れてきたらドラフトするぞドラフト!超楽しいよ!

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あとは、もう1枚追加の個人ボードがあったり、共用で使うボード類があったり、そんな感じ!

じゃあ実際にやること。

自分の手番には、6種類のアクションのうち1種類を行います。
アクションは、先述の船駒に関連するものが3種類と、人物カードに関連するものが2種類、その他が1種類です。


アクションその①!船駒の配置!
船駒が交易にお出かけするよ~~ってやつです。

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テーブル中央に置かれたボードをチェック!

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船駒を置けそうなスペースと、美味しそうなパンが描かれていて、その横にはワイン、財宝、シルク等、資源らしきものが得られそうなアイコンが描かれています。

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個人ボードの海エリアから船駒1個を取って、

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公共の海図エリアに置いてみる。

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追加の個人ボードから食料を支払うことで、財宝2個をゲットだ!

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シンプルなワーカープレイスメントですな。既に船駒が置かれているスペースには、入ることができません。

では早速ワイン2個をゲット…とちょっと待った!

このゲーム、財宝トークンなくね???

他の資源類に関しても、トークンや駒が用意されているようには見えません。


じゃあ一体どうやって資源類をゲットすればいいんだ!!!

そこで再び注目すべきがこれ!個人ボード!
よく見ると個人ボード上部には、何やら資源っぽいアイコンが描かれたエリアが!


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そう、財宝を2個得るとは!

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海エリアにある船駒2個を!財宝の資源エリアへと移動させる行為!

これがどのように活きてくるのかは、追ってご紹介するとしましょう。

アクションその②!海図/注文カードの獲得!
お買い物ターイム!です。
まずは買うもののご紹介!

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海図カードは、自分だけ使えるアクションスペース的なやつ!便利!

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契約カードは、取ったらいっぱい勝利点もらえるやつ!
最終的にはこれをたくさん集めて勝利点を稼ぐ、というのが、「アマルフィ」のメインとなる戦略の1つです。

買うものが分かったところで、次に買い方のご紹介!

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例えばこちらの海図カード。
左上のコスト欄をチェックすると、お値段は「5」と書いてある他、コスト欄のアイコンが胡椒と財宝になっておりまして、どうやら財宝での支払いを求めているようです。

ではどうやってお支払いするかと言えば!

先程財宝の資源エリアに上げた船駒を!


こう!

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こうすることで、財宝1個が、支払いに使える3パワーに変換されました。

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もう1個こうすれば、合計6パワー!
無事お値段5パワーの海図カードをゲットです。


このように、資源エリアの船駒を海エリアへと下げることで、その資源の種類に対応したパワーを生み出すことができるんですね。

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あともう1つ大切なルールとして、海エリアの船駒をさらにその下、本国エリアへと下げると、どんな支払いにも使用することができる、オールマイティの3パワーを生み出してくれます。

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つまり、先程の5パワーの支払い、財宝の資源エリアに船駒が1つしか残っていなかったとしても、

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こうからの(財宝3パワー)

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こう(オールマイティ3パワー)でも支払えちゃうわけです。わお。

ただし、本国エリアに行っちゃった船駒は、このラウンド中もう海エリアへと戻ってくることはなく、ラウンド終了までお留守番、ということになります。


ワーカープレイスメントで、海エリアの船駒を資源エリアに上げる!
資源を消費して、船駒を海エリアに下げる!
再びワーカープレイスメントで、海エリアの船駒を資源エリアに上げる…

といった感じで、船駒を如何に上下させつつ、如何に使い倒すか、というのが、「アマルフィ」の1つ大切なポイントになってきます。


この辺のアイディアは、台湾発のヒットタイトル「東印度公司」からの引用とのこと。
苦しいわよねあのゲーム!

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また、海図カードの値段5に対してパワー6で支払っちゃってるわけですが、お釣りの1は食料でもらえます。
儲け儲け。儲けちゃないか。


アクションその③!増員!

賢明な皆さまであれば、ここまでお読みいただいた時点で、以下のような考えが頭に浮かぶかもしれません。

ワーカーにもなって、資源にもなる……これ船駒の個数増やせたら最強じゃね???


そんなあなたに朗報!船駒の個数、増やせます!

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個人ボード上の造船所には、ゲーム中に増やすことができる船駒が準備されています。

これまた資源である麦(またはオールマイティの海エリアの船駒)で、規定数のパワーを支払うことで、船駒1個を追加で使用することができます。

でも使えるのは次のラウンドの開始時からね!

しかも、早いラウンドで増員するほどコストが高いって言うね!

さらにさらに、船駒を増やすほど、ラウンド毎に支払わなければならない食料が増えるって言うね!

いちいち辛いな!
良いことばかりではないので、ご利用は企画的に。


アクションその④!人物カードの召喚!

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手札の人物カード1枚をプレイしましょう。

コストはカードの左上に表記、支払方法はお買いもの時と同様です。

プレイすると、即時効果が発動したり、永続効果が適用されるようになったり、ゲーム終了時に勝利点が獲得できたりと、カード毎にユニークな特典がもたらされます。


冒頭でもチラッとお伝えしましたが、「アマルフィ」はカードゲームです。
少なくとも、この人物カードのプレイを戦略のメインに据えて戦うことができるゲームです。

様々な効果を持つカードが山札内にたくさん存在する、という状況下で、引いてきたものを取捨選択したり、組み合わせたりしながら、アドを取っていく。
「レース・フォー・ザ・ギャラクシー」とか「テラフォーミング・マーズ」とかあの辺のアレが大好きな方にはぶっ刺さるやつ。
もちろん、ワレスの「ロンドン」大好きっ子の私にもぶっ刺さりです。

リプレイ性が高いと言うよりは、カードプールを把握してからが本当の闘い、と言った印象。
さあやり込むしかないぞ!

アクションその⑤!アクション系人物カードの起動!

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先程から話題になっている人物カードの中には、ラウンドに1回だけ、1手番を使って起動することができる効果を持つものがあります。
定期的にいいことが起こるの嬉しいわよね!


アクションその⑥!パス!

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ハードパスですね。

すべての船駒がアクションスペースもしくは本国エリアへと納まり、いよいよやることがなくなってしまったら、そのラウンドからは離脱することになります。

こういったアクションを、全員がパスするまで、時計回りにぐるぐると行っていきます。

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その後、増やした船駒の個数に基づき増加する食料の支払いがあったり、ラウンド毎に「これを頑張ると勝利点あげるやで」的な決算カードの加点があったりします。

これで1ラウンドがおしまい。4ラウンドを繰り返して、最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利です。

さてここからは、ぶっちゃけどうなん「アマルフィ」、という話なのですが…

「アマルフィ」は、一言で言えば”最強のキメラ”です。
本記事中でもいくつかのゲームタイトルを挙げましたが、名作重量級から、美味しいところだけをちょっとずつ拝借し、最高の割合でブレンドした感じ。

名作からの本歌取りと言えば、2017年に一世を風靡した「クランズ・オブ・カレドニア」を思い出しますが、その「クランズ・オブ・カレドニア」からも本歌取りをしちゃうという破天荒っぷりだ。

なお、各システムの元ネタについては、TakeWatchさんご本人によるライナーノーツに詳しいです。

リンク: http://takewatch.blog.jp/archives/5124703.html

そのため、「なんじゃこれめちゃくちゃ新しいな!」という印象はないのですが、1つ1つのシステムに馴染みがあって、ルールがスッと頭に入ってきやすいし、めちゃくちゃ遊びやすいのだ。

そして面白い。

面白いゲームから面白いシステム持ってきてるんだから、そら当然面白いだろう、という簡単な話ではなくて、なんだろうな、やってること1つ1つに関して、楽しさが苦しさにちゃんと勝っている感じがすごくするんですよね。
船駒のやり繰りにしても、カードの取り合いにしても、コンボの組み立てにしても。

それでいて、全体に1本芯が通っているものだから、歪な印象がない。

勝ち筋も複数用意されていますが、そのどれも極端に弱い感じはなくて、色んなルートを試したくなる。

ふわっとしたことしか言えてなくて申し訳ないですが、ここはやはりTakeWatchさんのバランス感覚が光った部分なのかなという気がします。
最高の食材だけでは、最高の料理はできんのですよ。


欠点を挙げるとするならば、まあ長所の裏返しでもあるのですが、めちゃくちゃやり込み型っぽい造りをしている点でしょうか。

上でもちらりと書きましたが、このゲームをやり込み、山札内にどんなカードが存在しているのか分かっているプレイヤーは、当然初プレイのプレイヤーよりも有利ですし、動き方も全然違ってくるはずです。
やり込む程好きだから、色んな人に薦めたいのに、やり込んじゃっているが故に、彼らと同卓するとちょっとアレな感じになる、みたいな。

オープン会でどうこうするよりは、仲間内で何度も何度も回すのに向いているゲームかも知れません。


あとは、あの、これはプレイすれば絶対共感してもらえるやつだと思うんですけど、資源がちょっと余っちゃうような時に、「どうしても1個余るフィ」って言うのがめちゃくちゃ楽しいです。
絶対言っちゃうから。


とにかく、この最高のルールに、ウラベロシナンテさん×別府さいさんの最高のアートワークが乗っかり、うちばこやさん特製の最高の駒が封入されます。


んで発表されたパッケージイメージがこちら。

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にちょ噛み目がどうとか言うてましたけど、これ私もう噛むとこないな???

というわけで!

様々な名作達の魅力!
最先端クリエイター達の本気!
(そして私のこのどうでもいい文章!)
それらが最高の塩梅でハイブリッドされた、令和発のジャパニーズ・キメラ「アマルフィ」!


好評予約受付中です!
是非チェックしてくれよな!


最後までお読みいただき、ありがとうございました!

予約販売ページ: https://uchibacoya.stores.jp/items/5e0aa9046c7d6355daf62e8e

(うちばこや注:当記事は有償で作成されたPR記事です)

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