ドメイン分析テストについて

ドメイン分析とは、テスト範囲に変数が複数存在し、それらを整理してテストする技法です。

テスト観点は下記のとおりです。
有効同値パーテーションの①境界値(On)と②代表値(In)。
無効同値パーテーションの③境界値(Off)と④代表値(Out)。

各変数のOn、Off、Inを組み合わせてテストするのがドメイン分析テストです。

ドメイン分析テストマトリクス

■Outが存在しない理由

マトリクスにOutが存在しない理由は、Outは異常値として別でテストするからです。ただ境界値テストと比べ重要度は低いので工数コストを検討して判断します。

■テストパターンを減らすために

テストにおいて覚えておくポイントがあります。
それは「有効な値は複数同時に確認できるが、無効な値は1つずつしか確認できない」というものです。
よって、例えば変数Xで「On」のテスト、「Off」のテストをする場合は、変数Y、変数Zは「In」に設定すればよいことになります。

■境界値が複数ある場合

例えば、「10 < X < 20」の場合、有効同値パーテーションの境界値は11と19になり「On」が2つ存在することになります。
その場合マトリクスの書き方を工夫することになります。
とはいえ、境界値が増えるとテストケースが爆発的に増えますのでテストケースの取捨選択が必要になります。

■参考図書

こちらのテキストで勉強させてもらってます。


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