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史上最悪のボス、、、

今の会社で、20年余り。数えてみると9人の上司と一緒に仕事をしてきた。自分が絶対に正しいと思って間違いを認めないヒト。逆に自信が無さすぎて消極的なヒト。細かく指示をしないと気がすまないヒト、逆に全く指示を出さずに放置するヒト、責任を取らないヒト。やる気がないヒト。

信頼できるボスも何人かいた。能力うんぬんより、人間的な魅力があって、ケンカもするけど、この人のためなら頑張れると思える人たちだった。でもそんな人でも何年かして、久しぶりに一緒に仕事をしたら、アレこんなつまんない人だっけ?ってこともあった。自分が変わってしまっただけかもしれないけど。最低だったのは入社一年目の上司。自信過剰で細かく指示を出し、意見をすると恫喝された。プロジェクトが佳境に入り、メンバー全員が徹夜に近い残業の連続になった。仕事ができない新人はもちろんサービス残業。当時新人の自分の仕事をフォローしてくれた先輩がいた。自分の業務に加えての新人教育。明らかにオーバーワークで顔色が日に日に悪くなっていた。ある日我慢できなくなって、上司に先輩の業務量を減らしてほしいと訴えた。そしたら、メチャメチャ怒られた。業務量のコントロールは自分がしっかり管理している。新人のお前がとやかくいうなと。翌日、先輩は過労で倒れて2日間仕事を休んだ。でも何も変わらなかった。周りはどこも似たような状況で、コンプライアンスなんて言葉もなかった。そんな時代だった。こんなこともあった。自分が担当した案件で問題が見つかり、対策を検討していた。経験のない自分ではいい案がなかなか浮かばなかった。業を煮やした上司に言われるがまま処置を行い、取引先に連絡を行った。暫くして、別の欠陥が見つかった。上司は誰がこんなバカな指示をしたんだと自分に詰問した。こんなのやってられるか!と思ったし、会社をやめる直前までいった。でも、暫くしてプロジェクトが終わり、別のグループに配属されることになった。最初が強烈だったから、次からの上司は天国だった。反面教師になったから、自分の後輩や部下には絶対にこんな目には合わせてはいけないと思うこともできた。でもだいぶ経ってから、上には上がいることが分かった。もうこれ以上はないだろうと思いこんでいた自分が甘かった。今では絶対に思い出したくない思い出だ。

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