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コンサルタントが大嫌い

これは自分の偏見であって、全てのビジネスコンサルタントが悪いわけではない。自分が出会っていないだけで、きっと世の中には素晴らしいコンサルタントの方々も多分いると思っている。
でも、残念ながら今までの短くない会社人生で関わったコンサルタントはサイアクな人ばかりだった。
彼らはいつも現場ではなく、クライアントのほうばかり見て仕事をする。
頭の回転は抜群に早く、空気を読む能力に非常に長けている。だから常にクライアントに都合のいいように、気に入るようにコンサルタントを行うことができる。
仕事も早い。そして、時間単位の報酬は自分たち社員の給料とは比較にならないほど破格だ。
逆に成功報酬ではないから、ビジネスを成功させるかどうかは実はあまり関係がない。むしろ、どうしたら契約期間を引き延ばせるかに最大限の力を発揮しようとする。
彼らは「何を言ったかではなく、誰が言ったか」をもっとも重要視する。おもねりしまくりだ。
自分たちの無能を非難されず、都合のいい文言ばかり聞かせられて上機嫌なクライアントがアホ過ぎるとは思うけれど、そんな経営TOPばかりだ。
気が付けばプロジェクト費のかなりの割合がコンサルタント料として、消えてしまっている。本来プロジェクトに使われるはずの投資がコンサルタント料になってしまうわけだから、チームのモチベーションは下がり、現場の評価はサイアクだ。
でもコンサルタントに気に入ってもらえなければ事業は先には進めない。
楯突けばさらに不利な状況に追い込まれるだけ。じゃ、コンサルの言う通りにすればうまく行くのか?
答えはNoだ。
彼らは過去の知識から模倣するのは得意だが、新しいビジネスモデルを作り出すことには能力がない。そんな能力があれば、有能なコンサルタントはみな起業家か、投資家になっているはずだ。当たり前だが大抵はうまく行かない。そんなプロジェクトをもういくつも目の当たりにしてきた。
もし、うまく行ったら
「こちらの狙い通りでしたね!」
と万々歳。
うまく行かなかくても
「コンセプトは悪くなかったと思います。投資が中途半端だったかもしれません。」
「サービス開始の時期が少し遅かったかと思います。あと数カ月早く投入できていればきっと状況は違っていたかと、、、」
「この教訓は次に活かせます」
といくらでも言い逃れができて、彼らが責任を取ることは決してない。ヨイショに気付かれたら、新しい別のコンサルタントと交代するだけだ。彼らはコンサルタントの実績リストにうちの会社の名前を追加して、新たなクライアントを探す。

もう、こんなコンサルタントは懲り懲りだ。


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