004. ChatGPTのプラグインじゃなくて、Adobeのセンセイにお願いしてみた件
愛車CX-30の魅力をどう伝えるか?
連載開始から3回、アップル風味が強いマニアックな話が続きました。
息抜きもかねて、今回はマニア色が強いものの毛色の違う「車」について書かせてください。
実は、2年半前に「車系ユーチューバーになろう!」と一念発起。カーシェアで借りた車を試乗レビューする動画を作り始めました。アップしたのは全部で8本。
もっとも再生回数を稼いだのが、タイムズカーシェアで借りたマツダ3(1.5Lガソリンエンジン)の動画、現時点で9,846回!
よろしければ、ポチっと下の再生ボタンを押して見てやってください。目指せ1万回再生!!
チャンネル登録者は494人、あと6人で500人です。噂では、YouTubeの規定改正で、収益化ラインが現在の登録者1,000人以上から、500人以上に緩和されるかも、とのこと。
CX-30購入は五味氏の動画がキッカケ
マレーシアから日本に本帰国して、JR川崎駅前に住み始めた2014年から約8年間車無し生活でした。動画撮影にかこつけて、カーシェアで乗り始めたら、やっぱり車は楽しい。
ちょうど1年前の2022年7月に、現在の会社(=オーダーメイド中敷きと靴の専門店「足道楽」をチェーン展開するビーズラボ株式会社)に転職して神奈川県相模原市に引っ越したのを機に、自分の車をまた持とうと思い立ちました。
カーシェアで一番気に入っていた(再生回数も多かった)マツダ3が最有力候補でした。
しかし、好きな車系ユーチューバーの五味やすたか氏のこの動画を見た瞬間、「私のマイカーはこの車しかない!」と思いました。走りや内装は、大好きなマツダ3と同じですし。
CX-30の2Lガソリンエンジン車、しかも6速マニュアル(6MT)モデルを中古車で探しまくって、南町田のSUVランドというお店で見つけました。特に6MTは希少車なので、ネットで発見したときは大喜びでした。
2020年式でお値段は209万円!(諸費用別)。翌日現物を見に行って、その場で即決しました。
五味氏も動画で語ってますが、元々コストパフォーマンスが激高なCX-30のベース車、しかも2年落ち中古ということで「こんな値段で、こんなに良質な車をゲットしちゃっていいの」と、私には大満足な買い物になりました。
Video Insights.ioで動画を要約
前置きが大変長くなりました。前回に引き続き、Video Insights.ioで五味やすたか氏のCX-30レビュー動画で、このプラグインの日本語力をテストしてみます。まずは、動画内容の要約から。
まずまずですね。ポイントはついています。でも、やや平板な感じがするのは、五味氏の一語一句までをしっかり読み取れていないからかも。
私がこだわったマニュアルトランスミッション(6MT)とガソリンエンジン(音質)について突っ込んで聞いてみました。
なんと!Video Insights.ioは、日本語の動画でも、いったん英語に自動翻訳してスクリプトを読み取っているようです。それをさらに日本語に訳すというややこしい工程をとっています。
日本語での書き起こし力はNG
エンジン音のレビューのパートは、実際の動画を見返してみて、もう一度書き起こし文を見ると、どうもちぐはぐです。「6000回転」のところを「6000円」と書き起こしているし。
Video Insights.ioの日本語のトランスクリプト生成力は、ダメダメ(NG)レベルかもしれません。
そうなると、日本語での要約力についても、「大丈夫かなあ」という気持ちになります。
Adobeのセンセイに頼ってみる
SONYのICレコーダーのお出まし
では、どうやったら五味氏のレビューを一語一句しっかりと書き起こせるか。
私のように古い人間には「テープ起こし」の発想があります。「動画音声をSONYのICレコーダーで録音して、デジタルの音声ファイルにしてみよう!」と思いやってみました。
Adobe Premier Proで書き起こし
次に、昨年ぐらいから話題になっていたAdobe Premier Proに搭載されたAI技術「Adobe Sensei」の音声認識・テキスト書き起こし機能に頼ってみることにしました。私は親しみをこめて「センセイ」と呼びます。
どんな技術なのか、ジピ君に聞いてみましょう。
実際、五味氏がCX-30のエンジン音について語っているところを、Adobe Premier Proで書き起こしをして、テキストに書き出したのがこちらです。ほぼ完璧!!
内村の所感:「長さの壁」の突破手段に!?
動画は全て録音してAdobe Premier Proに取り込んでいるので、理論上はどんな長さの動画でもセンセイが書き起こしできます。
Video Insights.ioが言っている10分や60分の壁はないわけです。
まあ、とはいえ、私はAdobe Premier Proのサブスクをしているので、実質的には無料ではなく課金で本機能を使っているんですが・・。
ともあれ、悩みの種だったChatGPTへ取り込む際の「長さの壁」は音声や動画に関しては、センセイに頼っても良いかもしれないなあ、と。これは朗報かもしれません。
様々なやり方で、掘り下げていく価値はありそうです。
また、本連載内でジピ君の力を借りて、愛車CX-30の魅力を伝える新作動画の企画・シナリオを作ってみたいと思います。
約1年ぶりの新作をアップ出来る日はくるのか!?
では、次回をお楽しみに!