【2020何を考えていたフェア】あとがき

本フェアはわたしにとって、素敵すぎてまぶしすぎて!!というようなフェアであったと感じています。
そんなフェアに参加でき心から嬉しく、参加させていただき本当にありがとうございました。
早く生協に学生さんが戻ってこれるような毎日を願って、これからも頑張りたいと思います。
本当にありがとうございました。
★★
長期閉店を余儀なくされた2020年。
お店の棚で、本たちは静かに静かに、息をしている。
次は誰の目にとまるのか、誰の手が触れるのか。
ブックフェアの棚の前に立つと、わくわくが身体を駆け巡る!
みなさまが大切に選んでくださった1冊1冊から、熱を感じる!
これからも大学生協が、本を届けることができるよう、毎日がんばります。
★★
このコロナ禍、しばらくスマホを持ち歩けない時期がありました。
通勤中、いつもならゲームをしたりSNSを開いていたりしていたのですが、
仕事でこのフェアにかかわったこともあり、本を買ってみることに。
テレワークが進んだ車内は読書には困らない混雑具合で、さくさく読み進めて気が付いたら最寄り駅!
頭使った満足感と、知識が入ってきたぞっていう充足感に、もしかしてスマホってかなり時間泥棒の知識泥棒だったのでは…?と思いました笑
スマホの代わりに本を通勤通学のお供にするのはいかがでしょうか!
★★
大学生協も、町場の本屋さんのように書籍を集めてブックフェアなどを展開したりもするのですが、個人的にはこんなに企画段階から楽しいブックフェアは初めてだったかも知れません。
多くの出版社様やお取引先様、学生の皆様、先生方にご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
皆様にお寄せいただいた素晴らしい文章を読み、一つ一つに感動していました。
また同時に、多くの励ましのお言葉もいただきました。つらいことの多かった2020年でしたが、皆様の文章やお声に救われました。
大学生協は本当に多くの方に支えられ、またご期待もいただいていることに改めて気づかされました。
このフェアはこれでいったん一区切り、と致します。
今後も、すぐにまた学生のみなさんがキャンパスに戻ってくる、ということにはならないかも知れませんが、そういった時でも、学生のみなさんに本を紹介していくのが我々の使命とも考えます。
こういったSNSの場などを使い、発信も続けたいと思います。
★★
コロナ禍において、大学はとても難しい舵取りを迫られているように見えます。我々大学生協も厳しい状況に置かれています。孤独を感じてしまっている学生さんも多くいるかと思います。しかし、本がそばにあれば孤独感は和らぎます。それと同時に、孤独であることさえも、本は肯定してくれます。大学内には書店が必要だと、改めて実感したフェアでした。関わってくれた皆様、どうもありがとうございました。
★★
20年2月、なんだか世の中の雰囲気が変わり。3月、新入生の皆さんにお会いできる説明会が全て中止になり。4月、アレヨアレヨと大学の閉鎖と休業が決まり、教科書の配送販売準備に追われ。5月、えいやっと始めた教科書配送に明け暮れ。6月、なんだか記憶がなく。7月、営業再開し。8月からは、ぽかんとしていたら、年が明けました。そんな年でした。
そんな年でしたが、色々なお店で働く生協の仲間たちと、出版業界の方々や学生さんたち・先生方との、何物にも代えがたいご縁のもと、このようなフェアを開催できたことは、とても良かったと思います。そして、このフェアに興味を持っていただき、本を手に取っていただいた皆様にも、お礼申し上げます。
職場と家の往復ばかりでなかなか本屋さんに立ち寄ることも出来ず、新刊もあまり入荷してこず、気がつくと素敵な本がわんさかと出ていて、慌てて注文することも多々ありました。大学に来ることが難しい学生の皆さんに、どうやって本のことをお知らせしていくか、これからもいろいろ考えていこうと思います。
★★
店への来店者数が減り、人と接触することが激減しました。
そんな時に開催したこのフェアで、実際に手に取って見てくれる組合員さんを目撃するたび、とても心が温まり、知らない人だけど声をかけたくなってしまう衝動に駆られ…
私はこんなにも人と接することに飢えていたのだと実感したフェアでした。
とてもすばらしい企画に参加でき、感謝しかありません。
POPやロゴ作成、出版社さんへの交渉などなど、携わったすべての皆さん、ありがとうございました。
大学生協に元のような活気が早く戻ってきますように。

大学生協有志一同

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?