【2020何を考えていたフェア】パトリックと本を読む(白水社)コメント:白水社 営業・宣伝部 山田さん


18_白水社「パトリックと本を読む」

ミシェル・クオ 著、神田由布子 訳
ISBN 9784560097311 本体価格 2,600円+税 2020年4月 発行

この物語は、かつての教え子であるパトリックを拘置所にたずね、ともに本を読むことで、彼の心に寄り添おうとする教師の記録です。
貧困にあえぎ、罪を犯した彼にとって、本を読むことは、いわば人生と社会のどん底から抜けだすための読書会でした。
この本は、コロナ禍で外出もままならなかった時期に刊行され、じわじわと部数をのばしていきました。
内容的にも分量的にも、決して読みやすくはない物語ですが、多くのひとに読まれたのは、日常生活が遮断され、じっくりと本と向き合う時間があったから…かもしれません。
(白水社 営業・宣伝部 山田さん)

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