チャンピオン血統に挑むインティ/フェブラリーステークス(GⅠ)予想

秋から始まったダートGⅠ戦線も、いよいよこのフェブラリーステークスでクライマックスを迎える。地方競馬も含めたGⅠ戦線で活躍してきた馬と、夏から冬にかけて勢いよく勝ち名乗りを上げてきた馬が、スピードとスタミナの両方が問われる東京ダート1600mでぶつかる頂上決戦。

過去10年のフェブラリーステークスの実績を見ると、サンデーサイレンス系が5勝で圧倒的に抜けていて、ダートに強いミスプロ系、ノーザンダンサー系は1勝ずつと、いまいち成績は伸びていない。なぜダートに特化した血統が、ダートチャンピオンを決めるフェブラリーステークスで結果を残せないのか。

マイルという距離は、スピード一本調子では押し切れないし、かといって豊富なスタミナがあっても速さが削がれるようでは抜け出せない、総合力が求められるチャンピオンディスタンス。中央競馬では東京競馬場にしかない距離設定である。そこで、ダートと言えども、日本のチャンピオン血統の主流であるサンデー系が好成績を収めている。

ダービーを5着しながらフェブラリーステークスを優勝した父ゴールドアリュールを持つゴールドドリームは、東京ダート1600mで3-2-0-0と連を外したことがない。いかにもダートのチャンピオンになりそうな馬である。

一方、一番人気になっているインティはミスプロ→ゴーンウェスト→ケイムホームと続く父系。ケイムホーム産駒の過去5年の東京1600mの特別レースでの成績は、5-2-2-14の勝率22%、単勝回収率562円でかなり良い成績。人気で見ると0-0-1-22と、馬券に絡む際はほとんどすべてが穴をあけていることになる。言い換えると、実力はそこまで無くてもコース適性で一発穴をあけることができている。

本命には◎インティを選ぶ。東京1600mで日本のチャンピオン血統に挑むインティ。最大の不安はこれまで経験したことのないマイルだが、ケイムホーム産駒の成績を見ればむしろ得意コースのはず。ここを勝てればその実力は本物だと証明され、ドバイWCなど海外遠征も視野に入ってくるだろう。大手馬主でも、大手生産牧場でも、リーディングお馴染みの厩舎でもない馬がチャンピオンに勝つ、それがダート戦線の夢なのである。

買い目

3連単フォーメーション
6→3,7→1,3,6,7,10,11,13,14 各100円
6→1,3,6,7,10,11,13,14→3,7 各100円

馬単
6→3 600円

合計 3000円


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