冬のローカル決戦で良血の証明を/小倉大賞典(GⅢ)予想

冬の小倉芝1800mを舞台とするGⅢ、小倉大賞典。決して一流馬が集まるレースではない。過去10年を見ると、サンデーサイレンス系が6勝、ノーザンダンサー系が3勝、ミスプロ系(キングカメハメハ)が1勝となっている。サンデーサイレンス系ではディープインパクトとアドマイヤベガがそれぞれ2勝ずつあげている。

サンデーサイレンス系、特に種付け料が4000万円のディープインパクト産駒には質の良い繁殖牝馬が集まり、生まれた産駒は当然クラシックを意識される。しかし、もちろん全ての馬がクラシックに出走し、GⅠ戦線を戦えるわけではない。条件戦を勝ち上がるのに時間がかかったり、GⅠが開催される根幹距離には向かなかったりする馬もいる。

冬の小倉1800mという舞台は、そういう馬たちが目指すべきひとつのゴールになっている。一流になりきれない馬たちが意地とプライドをかけて戦うローカルの頂上決戦である。

本命はスズカディープ。現時点では12番人気と人気はないが、母母ローズオブスズカからは高松宮記念勝ちのスズカフェニックスや新潟大賞典勝ちのスズカデヴィアスが出ている良血。ディープインパクトを配されてスズカディープには期待がかかっていただろう。しかし、結局中央の未勝利戦で勝ちあがれず、名古屋競馬で勝って再転入、その後、地道に勝ち上がって重賞の舞台にたどり着いた。評価を覆し、重賞という舞台で良血の証明を手に入れられるか。

買い目

馬単マルチ
9⇄2,3,4,5,6,7,8,10,11,12,14 各100円

合計2200円

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