横向きに生えた親知らず「水平埋伏智歯」 治療記録 第五話

2017年4月12日

本日も見ていただきありがとうございます。今回は『横向きに生えた親知らず』こと『水平埋伏智歯』治療記録 第五話になります。

いよいよ手術日になりました。
とうとうこの日が来てしまいました。36年間、私のアゴの奥深くにあった水平埋伏智歯と本日お別れをしました。
9時から10時までに入院の手続きをしなければならないので、その時間に手続きをして入院部屋へと案内されました。
私が「手術時間は何時くらいになりますか?」と聞くと看護師さんは「先生の外来の空き時間に行うので13時~16時の間に呼ばれると思います」とのこと。
正直、それなら午後入院でいいんじゃないのかな?って思いましたが、そこは仕方がないので我慢。
10時に入院部屋につき、あとはベッドの上でひたすら待ちます。
この待ち時間の長さが非常に嫌な時間でした。私と同じように水平埋伏智歯の手術をした方のブログを読みあさり、術後の痛さ、辛さを再確認し・・・何度も「やっぱりキャンセルして帰ろうかな?」と思いました。
でもこの為に会社も忙しい中、4連休を貰いました。今更、後には引けません。
13時になり・・・
14時になり・・・
まだかな?もうそろそろかな?
15時になり・・・
ドキドキ・・・やっぱ嫌だな
16時になり・・・
あれ?呼ばれないぞ?今日は先生忙しくて中止なのかな?
そんな事を期待していると看護師さんが入ってきて
「先生に呼ばれたのでお願いしま~す」の声。いよいよ来ました。正直、ここまで憂鬱な気分は久しぶりです。過去にバセドウ病の手術と潰瘍性大腸炎での手術を経験している私ですから、こんな抜歯ぐらいたいしたことないと思っていましたが、過去の手術は全身麻酔です。ある意味、寝て起きたら手術は終わっています。なので、あまり恐怖心というものはありませんでした。

ただ、この水平埋伏智歯での手術は『静脈内鎮静法』という麻酔法で抜歯をします。
この『静脈内鎮静法』は意識のある状態での手術になります。中には寝てしまう人もいるようですが、だいたいは「ぼ~・・・」としていう状態で、先生が何をしているのかもわかるようです。
なので、意識がある中で歯をバッキンバッキンやられると思うと怖くて仕方がありませんでした。
そんな恐怖の中、淡々と準備は進み、手術台に乗せられました。手術台といっても普通の歯医者の椅子ですけどね。そして腕の点滴に麻酔が入れられ、いざ開始です。
手術の様子について
さていよいよ手術が始まりました。私の場合は、この静脈内鎮静法によって最初は寝てしまっていたようです。
ただ、後半になって意識を取り戻してしまい、それからはジッと先生の手術の音を聞いていました。
痛みは一切ありませんでした。そして麻酔のおかげが意識も朦朧としているので、怖いという感情もありませんでした。「あ~なんかやってるなぁ~」みたいな感じです。
印象に残っているのは、先生が結構手こずっている場面があったようで「あ~なかなか抜けないな」「も~なんだよ」とか「今日は難しい患者ばかりだな」
と話ながら手術しているのが印象的でした。そのぐらい痛みも怖さもなく、ただただ終わるのを待つ余裕がありました。
2本とも抜歯が終わり、車椅子に乗せられて入院部屋へと帰りました。
他の方のブログでも散々書かれていましたが、この水平埋伏智歯との闘いは手術後から始まります。私も現在手術から1日経ちましたが、すでにウンザリな気分です。
長くなりましたので、続きは次回お話しします。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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