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【GTO Wizard翻訳】ディープスタックの攻略法
※この記事はGTO Wizard YouTube チャンネルの「The Secret to Crushing Deep-Stacked Poker Games」の内容を翻訳したものです。
はじめに
スタックが200BBを越えると、ポーカーは別のゲームとなる。そしてもし同じ戦略をとりつづけていると、大金を失う可能性があるのだ。
この動画ではディープでプレイする際に頭に入れておくべき4つの攻略法を紹介する。これらは非常にシンプルかつ実践も簡単であり、あなたのウィンレートに大きな影響を及ぼすにちがいない。
IPで3betの額を高く
100BBにおけるIPでは、オープンに対して3倍のサイズを使うことが一般的だが、ディープスタックではより大きなサイズが使われ、特に3~500BBでは4倍のサイズで3betすることもある。
Q.なぜ 100BB だと高くしてはいけないのか?
A. OOP のコール頻度が減り、全体としてraise or fold 戦略に寄るから。
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このシチュエーションではHJの3betレンジがリニアであるため、3倍という通常のサイズでも、UTG側のミドルポケットはEV0, KJsのコールもEV 0.1のようになる。
ここで4倍という大きなサイズを使ってしまうと、ミドルポケットのコールがマイナスEVになり、raise or call戦略をとっているハンドも、raiseの頻度が高くなってしまうことで、 「3bp を IP で戦う」ということが起こりにくくなる。
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一方で、200BBのソリューションをみてみると 7.5BBではなく8.5BBが使われ、4betが減り、コール頻度が増えている。
こうなる理由の一つとして、QQやJJは100BB下では高頻度で4betするのに対し、ディープスタックでは高頻度でコールになっていることが挙げられる。(AAやKKに突っ込んで300BBを失いたくないためにもあまりポットを焚きたくない。)
Q.OOP の 3bet 額は高くなるのか?
A.ならない。ポットを焚きたくないから。
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100BBにおいて、リニアの 3bp で 9 ハイ以下のボードが落ちた場合は 75%のサイズが使われることが多い。そしてターンがラグならオーバーペアはオールイン(ここでは110%)することが可能である。
このような高いサイズを使う一つの理由として 100BB の 3bp だとオールインまでの距離が短く、ここでは TT などがターンで EQ を実現できるからだ。
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だが、200BB の場合 flop は x or 33%である。 オーバーペアで 75%➡300% ALL INというラインをとるのはリスキーであるし、このような選択肢はない。
ポジションの優位性が顕著になるディープにおいては OOP でのポットコントロールが重要である。そしてこれはプリフロにも言えることで、BTN 2.5BB openに対するSB 3betのソリューションを見てみても、eff100BBで12BB、200BBで11BBと少し安くなっているのである。
AAをスロープレイするな!
100BBにおけるAA は
・プリフロで 5bet shove してそのまま全弾とる
・bluff 4bet がポストでも引き続きブラフすることを加味してコール止め
という二つの要素がある。
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Q.ディープではAAはどうすべき?
A.潜らずにプリフロでぶち込むしかもピュア or ほぼピュアで。ディープスタックでは、相手のブラフ継続を期待して潜るよりも、相手のスタック(2、300BB)をすべてとりきるためにプリフロからポットを大きくするほうが重要である。
この考え方はポストにも当てはまる。
3bp HJ v CO 652r
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このときに、CO が 75%の CB したときの HJ側の選択肢
100BB の場合
65 やセットは高頻度でコール止めを選択する。 ここでレイズしてしまうと、 AK などのツーオーバーを降ろしてしまうからである。 これらのハンドにはブラフを継続あるいはターン以降で拾ってもらいたい。主に QQ,JJ などの overpair がプロテクションとして xr のレンジに入る。
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200BB の場合
先述したセット、ツーペアが xr のレンジに入る。逆に、 overpair は失うBBが大きいため、コール一択(ほぼピュア)になるのだ。
絶対的なハンドの強さ
Q.500BB SRP CO v BB でフロップは 854tt。CBに対して、BB はどちらのハンドで xr すべきか。
44(相手のトップペアをブロックしていないから)
88(コールされたときのEQがより高いから)
A. 88
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100BB の場合だとこの二つの差はあまりなく、ブロッカー効果としては、44 のほうが好ましい程度である。
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だが、500BB になると、44 は高頻度でコールになる。。
ハンドの強さの重要性がより増す
・「ナッツ」の定義というのはSPRによって変化する。
先ほど挙げた例のように、100BBではトップセットであろうがボトムセットであろうがあまり関係はなかったが、ディープになるにつれ、その差は大きくなる。
これはオーバーペアで 500BB 入れきることがあまりないのと同じで、SPR が高くなるほど、ハンドの強さがより重要視されるからである。
➡EQの1%の差がディープスタックではより大きくなる。
あなたのスタックは武器となる!
リバーでナッツを持っている場合、SPR がどれくらい高くてもオールインしたい。
・ 確かにコールはもらえないかもしれない、 だがコールをもらえたときのそのポットが莫大ではあるので、結果的に EV は+である。 (コールをもらえるかは宝くじのようなものだ)
・ MDF の観点から
pot$100 に$100 betしたときの EV は$50 だが、
pot$100 に$200 betしたときの EV は$67になる。
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タテ:EV ヨコ:ベットサイズ
青:潜り0% 黄:潜り10% 赤:潜り20%
相手が青線のように潜ってる確率が 0 でこちらが一方的にナッツを有している場合は bet size は高いほど EV は上がる。
この概念はディープスタックにおいては非常に重要である。
逆に相手が黄色や赤などある程度 trap があり得る状況下において、高いサイズを使うと、ナッツにしかコールされなくなる。
Q.フォールド過多な相手なら?
極端に降りすぎなプレイヤーでない限り、 それでもまだ高いサイズを使うほうがEVはプラスである(先述したMDFの200%>100%)。そのような相手に対してはブラフはより利益的になる。
Q.CO open v BB call, eff500BB:
Board: Kh6c2c8cJd
COはナッツフラッシュを有しており、すでにダブルバレルを打っている。リバーのベットサイズはどのくらい大きくすべきか。
A 3500% ALL IN
B Small overbet
C 両サイズの混合
答え:C
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これはリバーのCO側のソリューションだが、Aハイフラッシュは150%と3500%の混合となっている。すべてのAハイフラッシュを3500%に回してしまうと、BB側は全てのKハイフラッシュでxrが可能になるからだ。
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さいごに
以上でこの動画は終了となっています。尺が35分あったこともあり、全部は訳さずに途中少しだけ要約っぽくしました。Wizardの画面を結構使っていたので復習がてらに動画を見直すのもアリだと思います。
最後までありがとうございました!
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