Cubaseマスターへの道 【01】アレンジャートラック 〜曲の構成を決める〜
こんにちは。
これまでにDTM音源のドラム、ベース、ピアノについての使い方を学んだのでいよいよ曲作りに取り掛かれると思い、Cubaseを立ち上げて打ち込み開始!というところで手が止まってしまいました…
まあ当然ですねー。私の頭の中に鳴っている(と思っている)楽曲をCubaseが勝手に読み取ってくれるわけでもないので、私自身がアプトプットする術を身につけないといけないわけです。
うっ!めんどくさい。
と思い始めている自分に、(このままゆくと)挫折するぞう君が囁きます..
基本が大事だよ。回り道が近道なんだよ。
だよねー。分かっているのに、ついつい焦って先走っちゃうんだよねー。
ここは一旦落ち着いて、まずはCubaseに備わっている楽曲制作を支援してくれる機能について調べてみました。
そこで見つかったのが今回の
アレンジャートラック
です。
マニュアルは以下、
これ、めっちゃ便利じゃないですか。
曲を作っていなくても作った気になれるし、Cubaseの画面がかっちょ良くなるし、名前がかっこいいし、(それって本当に便利?)
ということで、自分自身の備忘録を兼ねて使い方を簡単にまとめておきます。
アレンジャートラックとは
一般的な楽曲だと、
Aメロ → Bメロ → サビ → 間奏 → Bメロ → サビ
などと、いくつかのパートに分かれていて、それらが繰り返し出てくるという構成になっていると思います。
Cubaseのアレンジャートラックは、Cubaseのトラックの◯小節目から◯小節目まではAメロですよ。などど名前をつけることができ、さらにそれらのパーツの再生順序や繰り返しを自由に設定することができます。
以下の画面をみるとイメージがより分かりやすいかと思います。
アレンジャートラックを追加すると、自動的に色がついてグラデーションになって、いい感じになります。
アレンジャートラックの追加
アレンジャートラックの追加は、「トラックの追加」から「その他のトラックタイプ」の真ん中あたりにある「アレンジャー」(アが欠けてますが…)を選択します。注意書きにあるようにアレンジャートラックは1つしか追加することができません。
アレンジャーイベントの追加と名前の変更
アレンジャーイベント(Aメロとかサビとか)の追加は通常のトラックと同様にCubaseの鉛筆マークをクリックして、アレンジャートラックに線を引くだけです。
イベントを追加したら分かりやすい名前をつけておきます。最初名前の変更方法がよく分からなかったのですが、2つの方法があります。
1つはイベントをクリックして、左上の「名前」をクリックして変更する方法
もう一つはアレンジャートラックをクリックした際に左のInspectorに表示される「アレンジャーパート」の名前を「option」キーを押しながらダブルクリックする、という方法です。
最初、トラックの名前やアレンジャーパートの名前をダブルクリックしても名前が変わらないので戸惑ったのですが、ダブルクリックは次のアレンジャーチェーンへの追加に割り当てられているので、名前の変更はこのような方法になっているようです。
個人的には逆の方が良かったかなー。名前の変更はダブルクリックで、アレンジャーチェーンへの追加は何かのキーを押しながらとか、別途ボタンを付けるとか、の方が直感的な気がします。
アレンジャーエディターでアレンジャーチェーンの編集
アレンジャートラックのeボタンをクリックするとアレンジャーエディターが開くのでアレンジャーチェーンを編集することができます。
先ほどの説明のようにアレンジャーイベントをダブルクリックするとアレンジャーチェーンに追加されます。
アレンジャーチェーンで、どのパートをどのような順番で再生するのか、何回繰り返すのか、などを編集することができます。
ちなみに、このアレンジャーチェーンは何個も設定することができて、どのような順番が良いのかを複数登録して比較するようなこともできます。
最後に、自分なりの使い方
まだ楽曲制作に入るまでの道のりの途中の私ですが、楽曲制作への取り掛かりとして、Cubaseにアレンジャートラックを追加するところから始めてみようと思いました。
イントロだけできたらイントロに配置して、サビっぽいのが思い浮かんだらサビのところに配置して、という具合にに少しずつ制作を進めてゆくことができ、全体を完成させるにはどこが足りないのかが一目瞭然なので、ゴールが見えてモチベーションが維持できる、そんな効果があるような気がします。
危なく挫折への道に進みそうなところでしたが、なんとか一歩進むことができました。
自分にもっとスキルがあれば今のこんな気持ちも楽曲で表現できるのになーなんてことを考えていながら思ったことです。
今日はここまで、読んでいただきありがとうございました。
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